VTuberに寿命はあるのか?
結論から言うと、あります。
引退、活動終了、卒業、契約解除、理由は様々ありますが、YouTubeやX等のSNSが更新されなくなった時、寿命が尽きます。
VTuberは双方向のコミュニケーションでファンを増やし、存在を確立していきました。ファンとの時間はやがてストーリーを生み、熱狂へと変わり、夢を叶えるまで大きく成長します。
しかし、引退するとVTuberからの供給が無くなり、存在が希薄になります。一方向の好意はやがて風化します。供給の停止が、死につながるわけです。
では、どうしたら死から逃れられるのか考えてみましょう。
①卒業する前にファンやホロメンと思い出を作った桐生ココ方式。
桐生ココ会長は卒業発表後、積極的にファンに心情を伝え、ホロメンとたくさんコラボしました。大切なお知らせから卒業ライブまで3週間くらい間があったと思いますが、みんなの記憶に残るよう、精力的に活動を行いました。
そのおかげか、最後の卒業ライブには49.1万人のリスナーが集まり、強烈な印象を残して去っていきました。
この記録は各地で話題となり、今でも記事を探せば出てきます。記憶や記録を風化させないというのが死から逃れる方法その①です。
②伝説のアイドル湊あくあ方式
①を踏襲しつつ、大切なお知らせの前からアクセル全開で毎日配信を行っていました。卒業するまで4ヶ月くらい連続配信してたと思います。
あまりに毎日配信するのでファンから連続○○日配信じゃん!と言われるようになったのを覚えています。全力で駆け抜けることである種の爽快感を演出していました。
そして、努力家であるあくたんは歌、ゲーム、ライブとあらゆる場面で高パフォーマンスを発揮しました。卒業ライブは74.9万人のリスナーが集まり、伝説のアイドルと称されるようになりました。
圧倒的な供給量や称号で卒業後も語られる、そんな存在になることが死から逃れる方法その②です。
③配信活動のみ終了したワトソンアメリア方式
配信活動は終了するが、プロダクションには籍を残すという方式です。
これはまだどうなるか分かりませんが、必要な時は姿を見せてくれるので、供給がゼロではないということです。
アメちゃんの残した選択肢は、引退や卒業とは違った可能性を秘めています。
そしてそれがVTuberとしての寿命を限りなく延ばしてくれることを、私は期待しています。