【けものフレンズ3】【メインストーリー シーズン3】ヒカリちゃんの考察まとめ
※投稿日時点で公開されている情報での、個人的な一考察になります。
今後明かされる情報で本考察が崩されている可能性がありますが、まあ考察ってこういうものだよね!
※ネタバレもい~っぱいあります!
あらかじめの注意
前述したとおりに、これはあくまで個人的な考察になります。
いくつか願望も含まれてるかもしれませんし、まちがってるところもあるかもしれません。
それを踏まえたうえで、「へーっ、このヒトってこんな感じの考え方をしたんだ!おもしろいね!」くらいの気分で見てね!
最初に
なんで考察したくなったの?
シーズン3の5章が更新されるのもあり、某百科事典を追記修正しようかな、と思ってストーリーを見返していたんだけど、
見返せば見返すほどまた物語にのめりこんじゃって、妄想がはかどっちゃったから。
ヒカリちゃんって?
けものフレンズ3のメインストーリー、シーズン2が完結した後、シーズン3が始まるときに明かされた子。
けものフレンズのコンテンツに登場する数少ない『ヒト』のキャラクターだったから、当時はどんな子なのかなぁとわくわくしながら待機していました。
ヒカリちゃんは園長の紹介でジャパリパークに長期ゲストとしてやってきて、フレンズたちと楽しい時間を過ごすことになります。
その道中、一緒に知らない場所を探検したいとヒカリちゃんが指名したカニクイアライグマちゃん。その子の友達で探検に誘われ、最初はげんなりしていたけど、無理やり連れられるにつれ楽しさが芽生えて正式に探検仲間になったオジロスナギツネちゃん。ヒカリちゃんのピンチに駆け付けて、探検に興味を持って同行するようになった、新しく生まれたフレンズのジェネットちゃん。
この4人がメインとなって進行するのがメインストーリーシーズン3となっています。
年齢は明かされていないけど、園長主催のジュニアスカウト『けものフレンズ』に参加していたことや、4周年記念アートではドールちゃんやジェネットちゃんに並ぶくらい小柄なことから、中学生か高校生か、そのあたりなのかなぁと勝手に妄想しています。スタッフさん方のヒカリちゃんの扱いを見ても、少なくともミライさんカコさんみたいな大人ではない…はず。
言葉を失くした少女
そんなヒカリちゃんの一番の特徴は、ほとんど言葉を話さないこと。
作中でのセリフのほとんどは息遣いや、モノローグのみになっている。
というより、本人のモノローグから、話さないのではなく話せないというのが正しいみたい。
どうやら過去に怖いことがあったようで、星空を見て思い出しかけ、忘れようとする場面がある。
たぶん何らかの関係はあるんだと思うけど…
(余談だけど、モノローグや作戦を伝える時の筆談、探検隊へ送る手紙を書く時のヒカリちゃんの言葉遣いはかわいい)
"キセキ"
ヒカリちゃんの特徴といえばもうひとつ、はずしてはいけないものがあって。
ある場面で発現する、ヒカリちゃんの髪が名前通りひかりだす不思議な現象。
正直、これがシーズン3における一番の謎じゃないかなぁ、と思っています。
ヒカリちゃんの過去や正体、園長さんがヒカリちゃんをジャパリパークに送った真の理由、すべてにつながるんじゃないかなと…
考察
1.ヒカリちゃんはいっしょうけんめい
※この項だけほぼ感想かもしれない…
作戦を考えてフレンズたちと一緒にセルリアンに立ち向かったり、火起こししてサバイバルまがいなことをしたりと、意外にハイスペックなことをするヒカリちゃん。
完璧超人みたいな雰囲気も感じなくもない(?)けど、本当はそんなことはないはず。
でも実際、ジュニアスカウトに参加して大自然と触れ合ってきたからか、胆力や行動力自体は文句なしにすごくて、セルリアンが奪ったハチミツを奪い返したり、自身を囮にする作戦に戸惑いがないのは、探検隊隊長がやってたこととほぼ同じだったりする。
(隊長さん、選択肢次第ではあるけれど、オデッセイでドールちゃんのためにS1ラスボスがいる中ひとりでドールちゃんのフォトを取り返したり、S1ラスボス戦で時間稼ぎの囮決行中に記憶喪失のドールちゃんへ笑いかけたりしている。いや隊長さんもおかしいだけ…?)
でも本人によれば、仲間のフレンズがいてくれたから頑張れたようで、仲間がいないとこわさが上回ってしまうらしい。
そしてそれ以上にヒカリちゃんは、フレンズやみんなのためになら体を張って頑張れる性格のようす。
初めてひとりでセルリアンに襲われかけたときは、相当こわかったみたいで、カニクイアライグマとオジロスナギツネと合流したときにカニクイアライグマに抱きついている(ように見える)。
そして黒い女王もどきに出会ってしまったときは、ダイトウオオコウモリ共々女王の威圧に当てられてしまい、身体が硬直。
何とかフレンズに連れられて逃げ出そうとするも、精神を消耗させられてしまったからか、走れず座り込んでしまっている。
そう考えると、知らないフレンズとふたりきりになってしまった状況で、なんとか生き残ろうと火起こしを試みたときは、こわさを必死に我慢してがんばっていたのかな、と思ったり。
(実際当事者のフクロオオカミはカニクイアライグマたちと再会して泣き出しちゃったとき「ずーっと、ガマン…してた?」と感じたみたい)
自身を囮にする作戦も、動機が『フクロオオカミとタスマニアタイガーの関係を思い出し、仲間に会いたいと強く願っているフクロオオカミのため』だったり、『メガテリウムたちがいる大切なミュージアムをめちゃくちゃにさせないため』だったり、とにかくみんなのために頑張っているし、みんなといっしょなら立ち向かえる。
このことは、ヒカリちゃんの代弁者も担っているジェネットが答えているし、カニクイアライグマ、オジロスナギツネも同じ気持ちみたい。
2章から描写される、カニクイアライグマ、オジロスナギツネ、ジェネットの三人が、自分たちにできることを一生懸命に頑張る姿。
それはヒカリちゃんも同じで、自分にできることを一生懸命に頑張っているんだと思う。
2.ヒカリちゃんの"キセキ"のちから
1章からすでに描写される"キセキ"。
この"キセキ"が発現すると、髪がひかりだすほかにも、ジェネットに対して不思議な現象が起きている。
投稿日時の現時点(~5章前半)では、3回の"キセキ"が起きている。
1章、きれいな流れ星を眺めていたとき
2章、セルリアンに囲まれフクロオオカミに守られているとき
3章、黒女王もどきの威圧で逃げられなくなってしまったとき
この不思議な現象は、1章では特に描写されなかったが、直後フレンズとなったジェネットが現れたことから、何らかの"キセキ"が起こったと考えられる。
本番は2章からだけど、3章の"キセキ"はジェネットが反応して絶叫するも、何かする前にスカイフィッシュが超速で駆け付け、ヒカリちゃんを連れて退避したため、そこまで大きく影響描写はされなかった。
(このときのスカイフィッシュとヒカリちゃんの、話せない者同士で以心伝心できてるところ好き)
今のところ、一番はっきりと影響が描写されているのが2章。
"キセキ"が起きて、セルリアンとフクロオオカミが驚いた直後、ジェネットがヒカリちゃんのもとに駆け付け、セルリアンを撃破している。
このとき、後から来たカニクイアライグマとオジロスナギツネはそこにヒカリちゃんがいることに気付いておらず、カニクイアライグマの息が切れるくらいの全力疾走でも多少の時間がかかるほどの距離だった様子。
そんな距離を、"キセキ"が起きての一瞬で駆け付けており、オジロスナギツネはこのジェネットの走りを「流れ星みたいだった」と評している。
さらにそのセルリアンは戦闘に不慣れなフレンズでは苦戦する黒い色のセルリアン。
それを絶叫しながらのがむしゃらな攻撃で単身撃破している。もちろんジェネットは探検隊のように戦闘慣れしているわけじゃない。
…明らかに普段以上に、それも普通のフレンズじゃ出せないほどの力が出ている。セルリアンを倒した後は、そのまま倒れこんでしまう。
…かつて探検隊副隊長の、忘れもしないあの時のように、少なくないサンドスターを放出しながら…。
(ふと思い出したのは、けものフレンズ2のコンセプトデザインで明かされた野性解放の危険性とビースト化のこと。まさか…ね)
改めて、発動条件については…
2章3章では、セルリアンに追い詰められて強く想ったときに発現しているから、その強い想いがトリガーになっているのかな、と思っていたけど、それだと1章の説明がつかない。
直後セルリアンに襲われるけど、少なくともこのときは気付いていなかったし、強く想うというより流れ星を見てぼーっとしているとき。
大事になりそうなのは、このとき泣いているということ。
直前に星空を眺めて、ヒカリちゃんは(こわいこと思い出しちゃった 忘れないと)というモノローグがあるのもあって、この過去がトリガーになっているんじゃないかな、というのが今の考え。
そう考えると、残りの2章3章もその過去に関係しているのかな。
となると…
きれいな流れ星を見ていたとき(星空を眺め、怖いことを思い出す)
星空の下で何かがあった…?
あるいは当時のモノローグ(みんなでキャンプに行って、みんなで見た星空もきれいだったけど、どうしてジャパリパークの星空はこんなにきれいなんだろう…)から、ジュニアスカウト時代に何かがあった…?
セルリアンに囲まれフクロオオカミが必死に守るとき
誰かが自分を守って傷つく場面にトラウマがある…?
黒女王もどきの威圧で
SANチェック失敗逃げられなくなったとき逃げようにも逃げられない状況に追い込まれたことがある…?
3.ヒカリちゃんのこわいこと
見出しから少し離れた話だけど、4章でヒカリちゃんのあるひとつの大きな場面が描写される。
ジェネットとオジロスナギツネの二重奏を聞き、演奏に合わせて歌っていたらいつの間にか言葉を発していたヒカリちゃん。
ジェネットたちの頼みで、不安定ながらも、しっかり言葉で歌うヒカリちゃん。
本人も困惑する中の出来事だったから、楽しい気持ちの中で無意識のうちに発声することができたんだと思う。
(そのあとは普段通りに身振り手振りだし、たぶん普通に言葉を話す分にはまだまだむずかしいんだとも思うけど)
けど実は、無意識のうちに発声しかける場面は実はほかにもいくつかあったりする。
たとえば初めて隊長さんやフレンズたちに出会ったとき「あ、の…」って声が漏れ出たりしているけど、その中で今着目するのはさっき"キセキ"の考察で提示した2章の"キセキ"を起こした場面。
ジェネットがヒカリちゃんのもとに駆け付け、セルリアンを倒したあと、倒れこんでしまう。
このとき、ヒカリちゃんは「じぇ…、ね……、っ……!」と、心配からジェネットの名前を言葉で言いかけている。
この場面をみて、そういえばキセキを発現させる前も言葉というほどではないけど「あ…あぁっ…!!」と声が漏れていたなぁ、と思って。
これふたつともヒカリちゃんのためにフレンズが身を削ってでも守ろうとしてるorした場面だよね…?
その後の章でも、フレンズが身を張ってヒカリちゃんを守ろうとしたり、フレンズたちが傷ついていく場面では、ヒカリちゃんは慌てたり、必死に首を振る様子を見せている。
特に4章でメガテリウムと共にミュージアムから脱出し、ミュージアムからセルリアンが戻ってきたときは、カニクイアライグマから「ヒカリを守る役割」を任され、ヒカリちゃんもそれを聞いていたはずなのに、傷つくメガテリウムに耐えきれずメガテリウムをかばってケガをしてしまうほどに。
ヒカリちゃん、フレンズのためなら自分を危険に晒すこともいとわないようなけもの想いの裏返しで、フレンズが傷ついたり、それをいとわず自身を守ろうとしてくれることが、いちばんこわいことなんじゃないかな…
そしてそれは、2章で"キセキ"が発現したことを考えると、きっとヒカリちゃんの過去にも関係しそう…
メインストーリーのおかわりをよこすのです!
おまけ
けもフレ3のヒトはもっと自分の身を大切にして
カコさんは女王事件時にセルリアンに襲われる
隊長さんは歌う災厄に輝きを奪われる
カレンダさんも歌う災厄に輝きを奪われる
ミライさんはルーラーセルに輝きを奪われる
ヒカリちゃんはまんまるセルリアンに拉致される
ナナちゃんでリーチだよ
ついでにかばんちゃんも黒い巨大セルリアンに取り込まれてるついでにキュルルくんも入場門セルリアン?に返り討たれてる