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シン・映画日記『空の大怪獣ラドン』
MOVIX三郷にて『空の大怪獣ラドン』を見る。
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「午前十時の映画祭」枠。
1956年の作品。
阿蘇山近郊の炭鉱街を舞台にした怪獣映画だけど、
前半は昭和30年前後の炭鉱会社や炭鉱街の様子が分かる映画になっていて、炭鉱の男たちや妻たちの映画として味がある。
そんな中で炭鉱内で謎の失踪事件や怪虫によるパニックなどが起こり、
最終的には怪獣ラドンの騒動になる。
後半はラドン騒動がメインになるが、
自衛隊の攻撃が激しくなるにつれて不思議と映画がつまらなくなっている。
ラドンも姿を表したまではいいが、
飛行速度が速すぎるという以外は特にない。
自衛隊の攻撃もかなり単調であっさりしている。
この辺の攻防は以降の怪獣映画で反省が活かされたとみている。
カラーの鮮やかさも悪くないが、
怪獣映画の面白さとしてはやはり『ゴジラ』などには劣ってしまう。