就活開始編②〜意識改善〜
前回書いた通り、就活に対して一切のやる気を持っていなかった僕は、夏休みという素晴らしい期間を経て「就活」という存在そのものを忘れ去っていた。
また、夏休み前までは「まあ秋冬インターンもあるし、それまでに書くこと決めればいいや」なんて考えてESの作成を棚上げしていたのが、夏休みを越して全てがどうでもよくなっていた。
そうして僕は就活のことを全く考えなくなった。
また、学部故か部活故かは知らないが友人に就活生が殆どおらず、自分が今どの状況に置かれていて、周りがどれだけ進んでいるのか、全く把握できていなかった。
その時の僕は正に井の中の蛙とも言うべきか、「ESなんてコピペすればいいっしょ!面接は部活のこと適当に言っとけば、まあウケるっしょ!」と余裕をブチかまし、夏インターン不参加のビハインドなどすっかり忘れていた。
今振り返ると、あのままいってたらマジで詰んでただろうなと思う。
だが、そんな僕にも転機が訪れる。
今までやっていたバイトに飽きたため、9月から新しく新聞社でバイトを始めることになったのだ。そして、そこで出会ったW大の同学年バイト君(以降A君)の質問が僕の「井」をぶち壊した。
「夏インターン何社行った?俺複数日程のやつ5、6社ぐらいしか行けてないからヤバいんだよね。業界絞りきれんわ。」
え??それヤバいの??え、じゃあ複数日程不参加の僕はどうなるの???てかもう業界絞ってんの??まだ何も考えてないんだが??
心の中でそんなことを考えながら話を聞いてると、どうもA君の周りの人たちも同じぐらいの参加数で、同じぐらいの危機感を持っているらしかった。
おかしいね、僕の周りにそんな危機感を持ってる人いないぞ。おかしいね、あれれ。
それまで「ESはコピペで余裕!面接は部活で安牌!」と考えていた僕は、自らの見通しの甘さと就活の進んでなさに、そのとき初めて気が付いた。そして同時に猛烈な危機感を抱いた。
そこからA君にご飯を奢りつつ、彼が体験したインターンの情報や業界選びの理由などを聞き出していった。どれもこれも就活サイトには載ってないものばかりで、正直今まで僕は何を調べてたんだろうとすら思えるぐらいだった。それぐらい「生の声」って貴重なんだと思う。
そして10月になり、僕もいよいよ業界を考えるようになったのだが、それはまた次回以降に。
教訓:自分が思ってるより周りは進んでいる!自分が知らないだけ!底辺就活生こそ謎の自信を抱きがちなので気をつけよう!(ブーメラン