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【冬の関東穴場】群馬県立歴史博物館

群馬県立歴史博物館にいってきた。
実は目的地を間違えた。
本当は群馬県立自然史博物館にいく予定だった。
しかし、間違えて群馬県立歴史博物館にいってしまった。
どちらかというと、群馬県の博物館といえば自然史博物館で、歴史博物館はマイナーらしい。

目的地を間違えたが、結論をいうと、今までいった博物館で最高ランクに位置付けられるレベルの博物館だった。

まず目についたのは建物で、建物がかなり綺麗だった。
Wikipediaで調べたら2016年にリニューアルしたらしい。

チケットを購入して入口に入ると、いきなりメインの埴輪が現れる。
出し惜しみせず、潔い。
埴輪はぼくが思っていたよりも一回り、いや二回り以上大きく、驚いた。
教科書の写真で見る限り、埴輪はトイプードルくらいの大きさだとぼくは思い込んでいた。
馬の埴輪なんて、ポニーと同じくらい大きさがあるじゃないか。

群馬県には西日本最大の古墳がある地域で、この埴輪は古墳に設置されるのは知っていた。
しかし、埴輪は外に並べて置かれていたとは知らなかった。
よく外に置いていたものが現存しているな、と感心した。

この博物館は「演出」が素晴らしく、ウェブの世界でいうとろのユーザーインターフェースの設計が綿密に練られている。
具体的には実写映像やアニメ、音声解説、文字解説、パネル、展示物を最大限に活用し、来場者が飽きないように設計している。
群馬県の歴史がわかるように時系列に動線を確している見せ方も、実にうまい。

群馬県の歴史上の人物と言えば、個人的には新田義貞だ。
この博物館でも南北朝時代にフォーカスした展示物が多く、新田義貞関連の知識がさらに深まった。

群馬県は良質な石が採掘される産地として知られており、石の展示物も多い。

上杉謙信の花押を見つけた。
かっこいい。

一通り見終わり、博物館の横にあるカフェでランチをした。
キーマカレーの雑穀が古墳の形をしている。

この日は休日だったが、博物館もカフェも人がまばらでゆったりとした休日を過ごすことができた。
都内の博物館では絶対に味わうことができないはずだ。
群馬県の最南端に位置して、高速の出入口からも近いので都心からでも2時間はかからない。
企画展がある時には、必ずまた訪れたいと思う。

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