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ドーナツ盤600円の頃~80年3月29日週

ラジオから流れるヒット曲。
お気に入りのシングル発売が待ち遠しかった学生時代がありました。

ところがシングル盤として日本発売が無かった曲がちょっとあったんです。
アルバムは日本発売されていても、アメリカとは違う曲をシングルカットした、あるいは日本でヒットする見込みがない、そもそも所属レーベルが日本のレコード会社と契約が無いため物理的に不可能などが未発売の理由かな?
すごく詳しい方にお聞きする機会がありましたが、76年~80年ではトップ40ヒットの約1割が未発売だったようです。

時は過ぎ社会人となった時に入手した「RHINO」社のレコード。
CDではありましたが、日本発売が無かったヒット曲、マイナーな10位台~30位台のトップ40ファン位にしか知らないようなヒット曲、一発屋のヒット曲など選曲が素晴らしいコンピレーションアルバムを出してくれました。

今はYouTubeで検索すれば、ほとんどの曲を聴くことが出来るようになりましたね。それも映像付きで!とても便利な時代になりました。

この週のデビュー曲は4曲。

40位(前週45位)「カーズ」

英国出身エレクトロ・テクノ・ポップのパイオニア、ゲイリーニューマンの代表曲。ゲイリーはイギリスのニューウエイブロックバンドの先駆け「ウルトラヴォックス」のファンであり、その影響を受けていましたね。
最高位は9位。

ウルトラヴォックスの「ニュー・ヨーロピアンズ」は80年サントリー角瓶のCMソングでお茶の間に流れていました。ちょっと覚えていないなぁ~。

39位(前週47位)「お気に召すまま」

サビのコーラスから始まるこの曲はジャーニーにとって初のトップ10アルバム「ディパーチャー」の冒頭を飾る曲。カッコいいね。最高位は23位。

初期のジャーニー、その後の爆発に向けて力を蓄えていました。
アルバム「インフィニティ」から、78年57位「銀河の翼」。

同アルバムから78年68位「ライツ」。
サンフランシスコの街を唄ったこの曲はサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地であるオラクル・パークの試合で8回の時点でジャイアンツがリードしている時にはこの「ライツ」が、同点または負けている時には「ドント・ストップ・ビリービン」が流れるんです。応援に力が入りますね!

37位(前週42位)「セット・ミー・フリー」

ユートピアはトッド・ラングレン率いるロックユニットとしてスタートし、80年代まで活動しました。「アドヴェンチャーズ・イン・ユートピア」からのこの曲はキャッチーなパワーポップソング。最高位は27位。
日本シングル発売は確認出来ませんでしたが、ライノ社のコンピレーションアルバムには収録されていました。痒い所にも手が届く?いい会社です。

34位(前週43位)「シンク・アバウト・ミー」

フリードウッド・マック、記録的大ヒットアルバム「噂」から3年振りにリリースされた「タスク」は2枚組アルバムでした。「タスク」「セーラ」に続く3枚目のシングル。クリスティンらしさ満載の曲は最高位20位。

1位(前週1位)「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パートⅡ)」

ピンク・フロイド、2週目の首位。
「ザ・ウォール」は世界で最も売れた2枚組アルバムとされています。

次回は79年3月31日週です。

ではまた!

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