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ドーナツ盤600円の頃~41位(パート1)

土曜夜10時からのラジオ関東全米トップ40。
ジングルを合図にケイシー・ケイスンの流暢なナレーションで上位40曲を聴く3時間は洋楽ファンにとって至福の時間でした。
カウントダウンされる旬の40曲、しかしその陰ではチャートイン間近に力尽き涙を飲んだ曲?がありました。
今回そんな最高位41位の曲のプチ情報です。

76年は5曲、77年は5曲、78年は6曲、79年は9曲、80年は5曲と5年間に合計30曲ありました。ビックネームの曲以外はのちにYouTubeなどで知った曲が殆ど。何曲かは日本シングル盤が発売されていたとはちょっと驚きでした。

今回の(パート1)はその30曲に2曲を記録した3組のアーティストとその曲の紹介です。

1組目は「リンダ・クリフォード」
元ミス・ニューヨークで女優経歴を持つディスコ系ソウルシンガー。
アメリカのソウルシーンに多大な影響を与えたカーティス・メイフィールドプロデュースによる作品を残しました。

79年「明日に架ける橋」

あのサイモン&ガーファンクルの不朽の名作を禁断のディスコアレンジ。
マンハッタンの摩天楼をバックに橋の上で歌い踊るリンダをみて、作者ポールの心中はいかに。

80年「レッド・ライト」

青春映画「フェーム」のサウンドトラックに収録。
アイリーン・キャラが歌う主題歌は4位の大ヒットでしたがこの曲はあと一歩及ばず。残念ながら彼女はトップ40ヒットとは縁がありませんでした。


2組目は「チーチ&チョン」
1970年代から80年代にかけてマリファナとヒッピーを題材にした映画や音楽で人気を博したコメディアン兼ミュージシャン。
73年15位の「basketball Jones」、74年には別名バンドAlice Bowieで9位を記録した「Earache My Eye」のヒットがありました。

76年「Framed」

オリジナルは50年代に活躍したドゥーワップグループのコースターズ。
この曲を聞くと1975年の大ヒット曲「港のヨーコ・ヨコハマ・ ヨコスカ」を連想してしまいます。曲の感じが似てルンです。

みなとのヨーコ、三人いましたね。

78年「Bloat On (Featuring Bloaters)」

77年全米2位となったフローターズの「フロート・オン」のパロディ版。
フローターズの曲は甘い~曲ですが、この曲はお下品過ぎました。
くれぐれも大音量で聴かないでください。食事中のBGMもご法度ですよ。
チャートインしなかったことにアメリカの良心?を感じました。


3組目は「ザ・カーズ」
独特のポップセンスが光ったニューウエイブロックグループ。
また、ユニークなミュージックビデオが評判に。
1984年カーズの「ユー・マイト・シンク」は、マイケル・ジャクソン「スリラー」、シンディ・ローパー「ハイスクールはダンス・テリア」等を抑えて第1回目のMTVアワードを受賞しました。

79年「グット・タイムス・ロール」

デビューアルバム「錯乱のドライヴ/カーズ登場」より。
「燃える欲望」、「ベスト・フレンズ・ガール」に続く3枚目シングル。
同じアルバムからのシングルはカット毎にだんだんと順位は尻つぼみ。
まあまあ、あるあるでした。

79年「オール・アイ・キャン・ドゥー」

セカンドアルバム「キャンディ・オーに捧ぐ」より。
「レッツ・ゴー」に続くシングル、日本でもシングル発売されていました。

記念すべき第一回受賞曲「ユー・マイト・シンク」。最高位は84年7位。

(パート2)、(パート3)はまたどこかで。

ではまた!

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