PC横浜2024コマンドゾーン初参戦!
2月11日(日)、プレイヤーズコンベンション横浜2024のコマンドゾーンに参加しました。
結論から言うと学びもありつつとても楽しい1日を過ごすことが出来ました。対戦ご一緒させていただいた皆様、楽しいゲーム体験をありがとうございました!
参戦経緯
いつも一緒にEDHをやっている友人達とある日「神決定戦出てみたくない?」という話になり、とはいえいつも身内でしかやっていないのでまずは自分たち以外と対人戦やってみたいね…という事でコマンドゾーンに参戦することに!
皆で予定を合わせてMTGの大会に行くのは「グランプリ静岡2015」以来、実に9年ぶり(!)しかも今回の会場となるパシフィコ横浜は初めてグランプリに参加した「グランプリ横浜12」と同会場と非常に思い出深い場所でテンションも爆上がり。
一度は競技マジックを引退して、でもやっぱりMTGは遊びたくてアリーナ専になり、とはいえリアルでは二度とこういった大きい会場に行くことはないんだろうなぁ…と思っていたけれど、やっぱり一度MTGの楽しさが骨身に染み込んでしまっていると抜け出せずに舞い戻ってしまうもんなんスね…。
ちなみにせっかく行くのだったら…と抽選に申し込んだRebecca Guay先生のサイン会は全落しました!
持参デッキ
《フェイに呪われた王、コルヴォルド》(The Game)
東京mtgさんの福袋からBadlandsが出てきてジャンドカラーのデュアランが揃ったので今回のコマンドゾーン用に組みました。
フェッチからデュアランを持ってくるのは最高に気持ちいい!しかもドローまでついてきて超気持ちいい!
直前に神決定戦でTOP12に入っていたリストを参考にしつつ、お財布的な事情でライオンの瞳のダイアモンドや裏切り者の都その他値段の高い土地は変えないので、土地を減らしてマナクリや一時的なマナ加速とサーチを増やしたぶっぱ型。
《偉大なる統一者、アトラクサ》(The Game)
※今回不使用
ファイレクシア:完全なる統一発売からずっと使っている統率者。
どのイラストもとにかく好きなんです。あまりに好きすぎて、通常版、通常版foil、胆液版、胆液版foil、胆液版S&Cfoil、オイルスリックfoilすべて所持してた時期もありました。S&Cに関してはΦマークの位置が個体差あるので複数枚買って選別したり…。
出た時のオークに引っかからない大量ドロー気持ち良すぎ!
国内ではcEDHではあまり使われていない統率者なので、海外の大会で使われている食物連鎖とディスプレイサーの仔猫をキーカードとしたFood Catと呼ばれる型。例の如くお財布事情で厳かなモノリス等は無し。
《原初の征服者、エターリ》(Battle)
ガチデッキだけじゃなくて楽しむ優先のデッキも用意しよう、という事で、大好きなキーワード能力の続唱と発見をとにかく積んだデッキ。
坊主めくりとパチンコは気持ちいいし相手のカードで勝つのも気持ちいい!
《双子唱者、アドリックスとネヴ》(Battle)
新エターリはヘイトが高いという話も聞いていたので、もう少し牧歌的なデッキも用意しようという事で、EDHを始めたばかりのころに買ったコイツに白羽の矢が。逆嶋や灯の分身、二科目専攻、ドクターフーからの新顔オートンの兵士や量子ずれなどで大量にコピートークンを出すデッキ。
相手のカードをこっちのトークンにして増やすの気持ちいい!
という気持ちよさ重視の4デッキ。MTGは気持ちいいことするのが大事なゲームですからね。
対戦レポ
友人と合流し、9時半ごろからスタート。
1戦目 Battle
新エターリvs⭕君主のオキネク・アハウvs宴の結節点、ジェトミアvsンガスロッド船長
Companionの使い方が全然分からずもたつきながらスタート。カジュアルイベントという認識だったんですが、1戦ごとにCompanionでの登録が必要なんですね~(学び)。
オキネクが2t目マナ喰らいのハイドラというロケットスタート、を誰も除去できず延々デカくなる。オキネクも出てきてパワーが20を超えたあたりでンガスロッドと協力(という名の袖の下でこちらの夢幻の密集軍をプレゼント)して何とか場を均衡にしつつ、こちらも負けじと新エターリ出したところ、白徳目がめくれてしまい一気にこちらにヘイトがこちらに向き、最終的にオキネクがクソデカ生物を続々と作っていきビヒモスで乙!
Battleらしく肉の圧力で撲殺される楽しいゲームでした。
2戦目 The Game
ティムナ&クラムvsトラシオス&ブルースタールvs⭕コルヴォルドvs敬愛されるレンジャー、ミンスク
自分以外の3人が仲良さそうにしていたので「知り合い同士ですか?」と聞いたら全員飲酒鯖の方で神決定戦TOP12経験者とのこと。いきなりすごい人達と当たってしまった…!
とにかく誘発処理やカード捌きなどが手馴れており、自分一人で使っている時間が他三人が使っている時間よりも長いんじゃないかってくらいプレイスピードに差があり、これがcEDH熟練者…!と衝撃を受けました。
実際のゲームは自分先手で1t森の教示者から波止場サーチから2t目波止場が通り、次ターンか次々ターン(記憶が曖昧)でコルヴォルドぶっぱから波止場リアニして、手にあるテクノマンサーを出そう…としたらコルヴォルドのドローで難問の鎮め屋を引いたのでプレイ…は精神壊しの罠され、更に進めたドローで輪作とティボ計を引いたので沈黙弾きつつ魂の洞窟持ってきてテクノマンサーを出して勝ち。
完全に運だけ+油断されてたというのが大きいとは思いますが、身内以外とのcEDH初勝利!素直に嬉しい!
自分がもたついていたコルヴォルドのカウンターを載せを手伝っていただいたり、ドロー誘発のカウントをしていただいたり、対ティムナの適切なブロック先を教えていただいたりと、ガチの卓はもっと殺伐としているイメージでしたがおかげさまで楽しく遊べました。神決定戦で同じ動きしたらキレられそうなので出るならもっとプレイスピード早めます。
3戦目 The Game
ティムナ&クラムvsトラシオス&ブルースタールvsコルヴォルドvs⭕敬愛されるレンジャー、ミンスク
同じ方々ともう一回。ティムクラが1t目全つっぱむかつき…をトラブルが否定の力。1t目からすごい空中戦だ…と思いながら結果その二者がカードをかなり吐いたので鈍化。こちらは1tこそ泥から隙を見て悪魔の意図で波止場持ってこようとしていたら、ミンスクがブートークンに再誕のパターンを貼り、サクってハルクから無限で負け。
知らないコンボだったので厚意で最後まで見せてもらいましたがマジで予想外のカードでフィニッシュだったので面白かったです。
日本のcEDHは強い統率者で横綱相撲するか、こういった予想外のカードから予想外の角度から決めるのが重要な気がした…。(実際手にティボ計があったのだが、再誕のパターン1枚で負けるとは思っておらず打たなかったのは失策だった…。)
あと色々と定番カードの略称も教えていただきました。cEDH界隈にはネットに出ていない色々な隠語があるんですね…。
ここで、cEDHで青絡みのデッキを使うには自分の環境理解度と練度が低すぎると感じたので今回はアトラクサ封印を決心。
4戦目 The Game
コルヴォルドvsロッコvs⭕ディハーダvsログラクフ&ティムナ
The Gameの魔境っぷりが面白く感じたので次は身内(ロッコ)も誘ってジョイン。
なんと青がゼロの卓。こういうパターンもあるんですね…。
ゲームの方はこちらサーチから3t目くらいに波止場を出して4t目に勝ちくらいの手札をキープしたらディハーダが2t目着地からマイナス起動でブリーチコンボを決めにかかる。がそれはログティムが妨害…もヴァンチューからセヴィンの再利用を積まれて再びブリーチコンボに入られ負け。
青ゼロの卓は沈黙など妨害手段はあれど速さ勝負に舵を切った方が良いな…と認識。
5戦目 The Game
⭕コルヴォルドvsロッコvsディハーダvsログラクフ&ティムナ
4戦目と同じメンバーでもう一回。自分が4戦目の知見を活かしとにかく速い手を求めた結果トリマリ、ログティムがダブマリ、ディハーダが2ストップでちょっと遅めのゲーム展開。
互いにぐだぐだした後なんとかイコリアX=2で波止場からコルヴォルド。その返しでロッコがX=2で着地しそう…な時にティボ計引かんかなーと思い宝物で何枚かドローしたら俗世の教示者を引いたので(なんかあったかな…)と思いながらプレイ。ログティムの方が「敵対工作員あれば…」と教えてくれたので敵対工作員持ってきて難を逃れる。自分で思いつけよって話ですが、cEDH考えることが多すぎてすっぽ抜けてました…。教えていただき感謝。
その後ディハーダが毒の濁流でいったん場を全て流すが、返しに自分が波止場リアニメイトから鏡に願いをでテクノマンサー持ってきて異界の進化→波乱の悪魔で無限サクリ無限ダメージで勝ち。
手に異界の進化があったので波止場テクノマンサーが揃った時点で勝ち宣言をしたが、「波止場をサクる手段は…?」とツッコまれて慌てて異界の進化を見せるという事をし、慣れてなさが出過ぎてて勝ちはしたが恥ずか死…。
6戦目 The Game
ロッコvs⭕コルヴォルドvsニヴミゼットvsティヴィット
全員身内。一息つきたいため身内で一回やろうという事で。
自分が1t目Badlandsモックスダイア金属モックスから帝国の徴募兵で波止場サーチというドブン。コルヴォルドも無事着地からの生物サーチを1度カウンターで弾かれてから2枚目打ってテクノマンサーが場に出て無限コンボ成立で勝ち。
年始に奮発して買ったモックスダイアを初めて使えて減価償却の第一歩。
7戦目 Battle
アドリックスとネヴvsギシャスの初子、イツキントゥvs⭕太陽の寵児、パントラザvs籠絡の美女 貂蝉
もうちょいThe Gameをやりたかったが、せっかく組んだアドネヴを使ってなかったのでBattleに切り替え。
自分がマナ加速からのんびりアドリックスとネブや荒々しい三つ子を出していたら、とにかくパワフルな恐竜がたくさん並び、イツキントゥは不自然な成長、パントラザはゾパンドレルを出してきて更にムキムキパワー倍々対決へ。こっちは恐竜のアタックを三つ子トークンでブロックして生き残った三つ子が24/24になってムキムキで迎え撃つ。とかやっていたら貂蝉に赤緑剣と棘噛みの杖が付いて貂蝉以外全滅…と思いきやパントラザが完璧な策略で生物が生き残り、ムキムキ恐竜軍団で殴られて負け。
8戦目 Battle
アドリックスとネヴvs⭕ムル・ダヤの祖、オブーンvs神河の魂、香醍vs初祖スリヴァー
体感で卓の立ちが悪くなってきたので身内(オブーン)と一緒にジョイン。
香醍の方が新旧神河ドラゴンと明神全部盛りで神河以外のカードも和風アートの物を使用というデッキでこだわりを感じました。こういうEDHのデッキの組み方・遊び方も素敵だなーとEDHの奥深さを再認識。
肝心のゲームは初祖スリヴァーがスリヴァーを並べ、こちらがそのスリヴァーをコピーし…とやっていたら香醍が告別でリセット。その後また互いにゆっくりカードを展開していったらオブーンが土地めっちゃ並べてスケープシフトから死者の原野とオブーン本体、オブーン能力のクソデカ土地で点と面でブンブンぶん殴りして負け。
…とここで時間も19時を回り疲労がピークに達し、最後にThe Gameもう1回だけやって帰ろう、と思い並ぶも一向に卓が立たなかったため、Challenge卓でゲームを終えた友人たちと合流し飯食って帰宅。コマンドゾーンは夜遅くになるとガチ卓が立たなくなる…!(学び)
感想と次回以降に向けての改善点
十数年ぶりに学生時代に戻れたかのような、マジック漬けの最高の一日でした!
あとMTGとは関係ないところで、普段夜型の生活をしており、この日のために2週間かけて生活リズムを朝型に整えたのですが、朝早起きすると気持ち良いということが分かったので何とかこのリズムを続けたいところ…。
グランプリがプレイヤーズコンベンションになってから初めての参加・かつ競技レベルではないイベントの参加は初めてでしたが、EDHという元々パーティーゲーム的側面が強い遊び方と相まってどのゲームもワイワイ楽しく遊べました。
The Gameは想像以上にゲームがエキサイティングかつプレイヤーに玄人の方が多く、競技レベルでやるにはもっと研鑽が必要そう…というイメージに。よっぽどレアな統率者ではない限り大体各デッキの勝ち筋等把握されているようで、特に今回自分が使ったコルヴォルドは有名な部類の統率者なので、デッキリストを見せていないのに入ってるカードを大体把握されてたり。
また、当たり前ですがキルターンが3t前後と速いデッキが多く、アトラクサはちょっと統率者出してる余裕が無さそうなので日本のcEDH環境とは噛み合ってないのかな、と。
アトラクサは今回はデッキ構築の余裕がなかったので避けたChallenge帯用に組み替えてもいいかもしれません。(今回仲間内で自分だけChallengeに出なかったのですが、楽しそうだったので…。)
Battleはマナクリプトなどただ強カードを使わないようにしていましたが、普通にデュアランやマナクリプトを使っている方もいたので、高いカードを使わないというよりも、単純にクリーチャーで殴り勝つデッキで自分の好きな統率者やカードでワイワイのんびり10ターンほどかけて戦うのが大事、というイメージになりました。互いに死なない程度にやりたいことをやらせるという方が場があったまるので、カウンターはよっぽど全員即死!みたいな状況以外憚られる雰囲気でした。ピンポイントの妨害より大雑把な平和をもたらす方が大事なので、カウンターより全体除去積んだ方が良いですね。
あとヘイト管理超大事。
アドリックスとネヴは思った以上にヘイトが高いにも拘らずあんまり小回りの利く構成にしなかったので結局やりたいことがほとんどできず良い所が作れず、ヘイト管理が大事なBattle帯の匙加減の難しさを感じましたね。
新エターリも正直ヘイトが高いのですが、盤面ひっくり返し力やヘイトを買っても巻き返せる地力がありそうな印象だったので、今後はこっちをメインにして調整していこうかなと。好きな統率者ですし。
サイドイベントもバイヤーブースも想像以上の活気でした。
コマンドゾーンは受付開始から1週間前後で満席受付停止になっており、自分はさっさと参加を決めていたので満席で参加できないという事にはならなかったですが、今後も早めに参加登録しておいた方が良さそうですね。
サイドイベントも続々と埋まっていき、お昼の時間帯はフリプのスペースが見当たらなくなるほどで、EDHのカード入れ替えも困難な混み具合に。日中はふらっと行ってフリープレイするなどはほぼ無理ですね。(日が暮れるころには人も少なくなるので、それくらいなら全然やれますが。)
バイヤーブースでもう使わなくなったカードを売ろうといくつか売却用のカードをまとめていたのですが、バイヤーブースは常に人でごった返しており、隙を伺っているうちに買取受付停止になってしまったので、我慢して買取列に並んで順番待ちをすべきでした……。
お安めにライオンの瞳のダイアモンドやアンシーが売っていたら買おうと考えていたのですが、想定より高い値付けが多く、高い代わりに状態が良い、というカードが多かったので、状態は悪いけれどお安いカードを探すというより、コレクション用に状態が良かったり珍しいカードを探す場という側面が強かったのかもしれません。
次回のプレイヤーズコンベンションは愛知という事で残念ながら行けないので、次回また関東でプレイヤーズコンベンションが行われた時にコマンドゾーンに参加したいですね!
それではまたしばらくアリーナ専に戻ります!
改めて当日対戦いただいた皆様ありがとうございました!