【備忘録】アリーナ・オープンでの賞金の受け取りかた、実際の入金額
初投稿です。突然ですが―――
アリーナオープンで賞金を獲得しました！！！
賞金を獲得したのは去る2023年5月21日～22日（日本時間）、フォーマットは「機械兵団の進軍」リミテッド（1日目：シールド、2日目：ドラフト）。
初日7-2（なお試行回数は…）、2日目1stドラフト3-1、2ndドラフト3-1で1000ドルを獲得できることとなりました。
ただ賞金を受け取るまで紆余曲折あり、参照にすべき日本語サイトもあまり見当たらなかったため、備忘録（と自慢）として賞金が自分の口座に入金されるまでの道のりを記します。そもそも1000ドルの賞金って実際懐にいくら入るの？というのも明かします。
アリーナ・オープンのゲーム内容に関しては最後に記載してありますのでそちらに興味がある方は目次で飛んでいただけますと幸いです。
※2023年5月時点の情報となります。現在の登録方法とは異なる可能性があることをご了承ください。
賞金取得方法の連絡が！…来ない？
普段リミテッドは行けてダイヤ帯くらいの実力ですが、機械兵団特有の上振れに次ぐ上振れでMTGアリーナ初のマネーフィニッシュ！
アリーナをプレイするうえでの目標の一つがアリーナ・オープンでのインマネだったので、達成できて嬉しくてたまりません。
何よりゲームでお金が貰えるという事が最高すぎる！！！！
しかし賞金はどうやって振り込まれるんだろう…。遥か昔、グランプリでは事前に振込先口座などを記入する紙を配られて、忘れたころにそこに記入した口座に賞金が振り込まれていた記憶があるが、そういった記入物も無し。「イベント終了後ウィザーズ・オブ・ザ・コーストよりご連絡～」と書いてあるので、アリーナのアカウント（＝ウィザーズ・アカウント）に登録されているアドレス宛に案内でも来るのかな？
とりあえず待つか！
～1週間後～
何も連絡が来ないまま、しれっと賞金アイコンが消えてる！？
ここで色々と調べ始めたところ、MTGアリーナサポートページ上に
「イベント賞金のサポートに関するFAQ」というページを発見。
https://mtgarena-support.wizards.com/hc/ja/articles/360043704072
ここに大体のことは書いてあるのですが、そのうち一つに
イベント後1週間以内（※3営業日だったかも。現在は「2週間以内」という表記。）に、MPL@globalewallet.comから、eWallet（＝賞金受け取り用のサイト）アカウントを有効にする方法の詳細を記載したEメールが送信されます。
何か問題あったらカスタマーサポートに連絡してね。
という旨の文章がありました。
連絡が来ないまま1週間が過ぎたので、早速カスタマーサポートに連絡してみることに。
カスタマーサポートに連絡
カスタマーサポートへの連絡は下記から行えます。
https://mtgarena-support.wizards.com/hc/ja/requests/new
アリーナでバグが発生した時の補償請求の送り先と同じですね。
アリーナから「設定」→「バグを報告」から飛べますが、バグが多い新セット発売時はアリーナ事態が重くなることも多いのでブクマ推奨。
こちらのタブから「予選週末 /「MTGアリーナオープン」の問題」を選択し、各項目を記入。説明欄には「アリーナオープンでインマネしたのに連絡が来ないまま賞金マークが消えちゃったよ～泣」という事を長々と日本語で記載しました。
するとその日のうちに「あと少しで送るからもう少し待ってね」という連絡が来て、翌日にウィザーズ・アカウント登録メールアドレス宛に下記の連絡が。
どうも早計だったようです…クレーマー的な挙動ですみません…。（でも当時は「もしかしたらウィザーズの手違いで賞金取り消されたかも！」とめっちゃ焦ってました…。）
「eWalletアカウント作成用にフルネーム、メールアドレス、住んでいる国を教えて」ということなので、英語でその3項目を返信。
すると2～3日後にMPL@globalewallet.comからメールが届きました！
eWallet登録へ
こんな感じのメールが来ます。
メール記載のURLの飛び先で、メール記載のユーザーネームとパスワードを記入してログイン。（飛び先は最初英語ですが、右上のタブから日本語表記にも変えられます。日本語は結構怪しい機械翻訳感があるので、気合で読もう！）
名前・住所・秘密の質問など、よくあるアカウント初期設定を案内されるままに英語で記入して進めていくと、ついにeWalletのサイト内へ！
1000ドルは当時のドル円レートで約14万円ほど。
14万円あれば旅行の軍資金や、欲しかったアレもコレも買える。今から使い道に夢広がりまくり！
さて、待望の賞金1000ドルとご対面！！！
実際の賞金金額は…。
あれ…？ ７００ドル…？ １０００ドルじゃなくて……？
そう。「イベント賞金のサポートに関するFAQ」にも書いてある通り、米国の居住者ではないプレイヤーに対しては、賞金総額の30％が差し引かれてしまうのだ……。
1000×0.7=700。30%って大きいね…。
（米国株式売買時の二重課税のように、確定申告時に外国税額控除ができるといったことがあれば教えていただけると幸いです。）
とはいえ700ドルも当時のレートで約10万円と、しがない所帯持ちリーマンの自分としてはかなり大きいお小遣い！
そもそもデイリーでもらったゴールドでの参加＝実質無料のゲームでもらったお金だしね！文句は言えない。
早速自分の口座に振り込むぞ！
賞金振込までの道、登録が多すぎる！
eWalletに登録したら口座番号を入れて即入金！というわけにはいかないようで（お金を取り扱うので当たり前）、身分証明書など色々なものの登録・及び認証が必要なようです。
身分証の表裏、住所の証明書、そして「W-8BEN」なるものの登録が必要。
私の場合身分証はパスポート、住所は住民票を写真で撮影したものを添付。
W-8BENは「米国源泉税に対する受益者の非居住証明書」と呼ばれる、米国の内国歳入庁（IRS）へ提出する書類です。 日本に居住しながらアメリカに預金をお持ちの場合、アメリカ国内で発生した利息や配当は日本での課税対象となります。（ここ全てgoogleのコピペ）とのことで、要は「Complete W-8BEN」をクリックして飛んだ先でデジタル署名をする必要があります。
これらそれぞれ提出後に審査があり、大体2日ほどかかりました。
審査が終わると下記のようなページに行けるようになります。
これでようやく振り込みができる…と思い「銀行口座」をクリックすると。
次は銀行口座の登録が始まります。しかも日本で振り込み先などを記載するときには覚えのない「SWIFTコード」なる謎の単語もセット。（注釈に記載されている通り、銀行まで問い合わせて聞きました。ちょうど仕事が繁忙期になったので銀行に電話をする時間が取れず、2～3日放置している間に何故か審査が通ったはずの身分証類の認証が取り消しになり、また一から証明書を登録しなおす羽目になったり…。引っ越したばかりだったこともありマイナンバーカードが旧住所のままでPaypalの連携ができなかったりと、私はここで結構まごつきました。）
銀行口座の登録が済むと、ようやく振り込みができるようになります。
実際の振込金額は…
というわけで様々な登録の認証が完了すると、eWalletのマイページトップにある「資金の引き出し」から登録した銀行口座を選択できるようになり、ようやく自身の銀行口座にお金が下せるようになります。
（振り込みは先はPaypalの方で登録すればPaypalでも、私のように銀行口座に直接でも、様々なやり方があります。）
今回はeWalletから指定の銀行口座に直接振り込みました。
振込画面には私の口座情報が色々載っているので画像は割愛します。
ここまで長い道のりだった…。満を持して700ドルを自身の口座に送金指示！
結果、送金指示をして3日後くらいに振込が反映されました…！
そう…税金に加え、為替手数料と振込手数料もかかるんです……。
最初に1000ドル獲得と言われた時は、14万円くらいかぁ～と思っていましたが、そこから税金で30%引かれ、更にそこから為替手数料と振込手数料が引かれ、結果入ってきた最終的な金額は91,823円！
アリーナオープンで勝ったのが5月22日で振り込まれたのが6月12日！
海外からお金を貰うって大変なのね…。
でも、何度も言いますが初めてのアリーナでの賞金獲得。とにかく嬉しさが勝りました。
（もしもっとお安い手数料で振り込む方法があったら是非コメントで教えてほしいです。）
アリーナ・オープン使用デッキと賞金の使い道
以降はただの自慢と勝ち語りです。（マジックは勝ち語りが一番気持ちいいと古事記にも書かれているので。）
初日BO1シールドデッキ
この環境のシールドはレア排出枚数が多く、パワーカードがたくさんあるので自分の練度だとボムゲーで勝つしかないという理解度。
結果、プールからレアがたくさん使えてドラフトで強カラーである青黒をメインに、環境屈指のボムレアでダブルシンボルの新エターリをタッチ。
とても数年マジックをやっている人間の構築とは思えない理外のシールドデッキでしたが、根底の青黒デッキが強いのと、右手が光りに光り、エターリ着地で勝ったゲームは４ゲーム。そのうち２ゲームはエターリをヨーリオンでブリンクして絶頂〇〇！
過去一気持ちいいシールドデッキでした。機械兵団最高！
2日目1stドラフト
ドラフト戦略として、トップアーキタイプである白青騎士は上手く組めたことがないので最初から無視。個人的に勝率が高かった青黒か白黒のミッドレンジ系のデッキを目指したいな、と思っていたら、1-1が《多元宇宙の突破》だったので、そのまま黒を主張する形で1パック目をピック。
白も青も一切流れて来ない状況で2-5くらいで《オゾリス》が流れてきたので緑に参入。
《グリッサ》やアンコの多色がないともっさりめであまり強くないという印象だった緑黒デッキに、個人的にこの環境で一番強いと思ってるアンコモン、《都和市の堕落》をタッチした形でフィニッシュ。
初戦が0-2で1敗スタートだったので、いつも通り1stドラフトで没かぁ～と思っていたらその後の3戦全部相手のデッキも微妙だったのでまさかの抜け。
2日目2ndドラフト
1-1《青黒剣》からの1-2～1-5まで全部緑のレアでした！！！本当にありがとうございます！機械兵団超最高！！！！
その後も2パック目3パック目の1ピック目が黒のレアで、機械兵団ドラフトでたまに作れる隠しアーキタイプ、緑多色レアもりもりデックウィンに。慣れない早朝MTGで体調は死んでましたが、流石にレア取れすぎてテンション爆上がりでした。何なら青黒剣で拾えるカードがあまりないので、青も黒も入ってない相手にはサイドアウトしてました。
アリーナ・オープンは真紅の契りから毎回出ており、これまで最高成績が2日目1stドラフト2勝までだったのですが、流石にここまで強いデッキが出来たからには最後まで勝ちたい…！という意気込みの元、順調に3－0。
この勢いなら初のマネーフィニッシュで4-0=2000ドル行ける…！と思ったのですが、最終戦は同じくスゥルタイデッキ相手に1-1までもつれ込んだ末、互いの手札・場が尽きた後のトップ合戦で相手に≪グリッサ≫を出されて負け。惜しかった。（やっぱりこの環境レアゲーじゃねぇか！）
でも初のマネーフィニッシュなので幸福のまま就寝…とはいかず、そのまま出社して死に体になりました。ちゃんちゃん。（記事冒頭に戻る。）
賞金の使い道
さて、今回のアリーナ・オープンで最終的に口座に入った9万円ちょっとですが、1か月半ほど悩んで先日ようやく手を付けました。
マジックプレイヤーとして、学生のころから憧れだったデュアルランド、≪Bayou≫と≪Taiga≫を購入しました！！初デュアラン！
値段がちょうど賞金内というのもありますが、初めて草の根で優勝できた際に使っていた色がジャンドだったというのもあり、思い入れのある色です。
リアルでは身内との統率者のみを嗜んでいるので、ドヤるために使います。
（少し余ったのでそのお金で妻とちょっと良い外食に行きました。）
このデュアランを購入したのは秋葉原のカードショップ・カードンさん。
状態はHPくらいですが、他のお店と比べて圧倒的に安く、ショーケースの案内も素早く、何枚かあるうちの中から座ってじっくり選ばせてくれたので、非常に満足のいく良い買い物ができました。
（本当はアンシーが欲しかったのですが、賞金では買うには少し勇気がいる金額だったので、次は2000ドル獲得できた時に買おうと思います。そんな日が来るといいなぁ…。）
結び
拙く長々とした備忘録を最後までご覧いただきありがとうございました。
個人的に「MTGアリーナ」は、「MTG」という世界最高峰に面白い競技カードゲームを、年齢・性別・コミュニティ・生活様式にとらわれず、コンパクト・手軽に楽しめるようにした、優れたゲームだと考えています。（私はカードショップや大会を通じて友人を増やすということが全く得意ではないのでなおの事。）
その中でも「アリーナ・オープン」というゲーム内トーナメントは、PT招待こそないものの、自宅で完結しているうえにゴールドとジェムさえあれば何度でも初日を挑戦できるグランプリのようなもので、若かりし頃にグランプリの競技性に惹かれて全国を行脚（そんなに好成績は残せていないですが…）していた身としては毎回非常に楽しませてもらっています。
最初にも言いましたがエキサイティングなゲームをした結果お金が貰えるのが最高！！
今回は運も働き実力以上の好成績を残せましたが、そういった運の上振れにより一時的にプロ同等に勝ちうるのもこのゲームの魅力だと思っていますので、皆様の祝勝も祈っております。
それでは、「エルドレインの森」アリーナ・オープンも楽しんでプレイしていきましょう！！
敬具