恋のこまぎれ記憶が邪魔をする

最近ふと、恋の終わりの瞬間の、こま切れのような記憶を思い出して、涙がとめどなく流れてくる。好きな人ができたと言って去った初恋のあの人、好きだけど別れようと話し合った冬になりかけの公園のベンチ、好きかわからなくなったと伝えられた夏なのに涼しかった真夜中の坂道。こんな瞬間がいつか大好きなあなたとの間に来るのかなと思ったり。本気で好き、だから進むのが怖い。いつか壊れてしまいそうで。

#恋 #エッセイ