恋に落ちる。
すっかり陽が沈むのが早くなった。
寒いなぁと思いながら背中を丸めて、コートのポケットに手を入れ大学のキャンパスを歩く。午後5時。後ろを歩いていた女の子二人組が話していたのが聞こえた。軽率に恋に落ちてしまいそうになった、と話していた。不可抗力だから自分ではどうしようもない、感情を引きもどせない、そんな恋なのだろうか。
もう出来上がってそれなりに安定してきた、恋というより愛と呼ぶ方が適切な気がする私の恋愛は、もう自分たちの足で進めていくしかない。
意思を持った2人、そんな関係だからこそいつか離れていってしまいそうで怖くなる。どうしようもない、引きもどせない感情のまま愛し合えたら強いのか。もう午前0時。
#恋 #恋愛 #エッセイ