ミスチルに学ぶ愛の構成要素<国際協力に通じる想像力+α>
「愛とは想像力だと思う。」
2015年のライブでミスチルの櫻井さんがMCで言っていた言葉。これがずっと頭の中に引っ掛かっていた。
MCでは子供を亡くした母親とブッダのエピソードが添えられ、真意は「and I love you」という曲で…と具体的な説明はなかったので、自分であれこれ考えを巡らせていました。
そして、あるとき、ふと気づいたんです。
「愛は3つのI(アイ)でできている」と。
なにやら胡散臭い感じですが、自分では結構しっくりきていて、愛に限らず、国際協力にも通じる話だと思って、日々心がけています。
*構成要素① 好奇心(interest)
まず大事なのは、相手のことを知りたいという心。つまり、好奇心だと思います。
何かを想像しようにも、これがないとはじまらない。
純粋で、思い込みのない心で対象と向き合って、知りたい、学びたいという気持ちを持つことを、出発点として大切にしています。
*構成要素② 想像力(imagination)
2つ目は、櫻井さん直伝?の想像力です。
好奇心で知ったこと、学んだことをもとに、自分の目線だけではなく、いろんな視点に立って相手のことを想像する。
この切り口をたくさん持つことが重要で、独りよがりにならず、好奇心と同じようになるべく先入観を排した思考をするのがポイントだと思っています。
*構成要素③ 相互作用(interaction)
最後は、相互に働きかけを行うこと、相互作用です。
終着点は行動であり、変化を生み出すこと。
あれこれ想像しても、最終的にそれが何らか形にならないと自己満足で終わってしまうので、アウトプットするこの段階は不可欠です。
それも、一方的な実施(implementation)ではなく、相手と相互に作用し合う、インタラクティブであるというところがミソだと思います。
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まとめると、思い込みを排した大量のインプット→フラットで多面的な思考→相手との関係の中での圧倒的なアウトプット、というプロセスを自然にストレスなくできること、なのかなと。
いやいや、もっと愛って意味不明で崇高なものなのよ、という声も聞こえてきそうですが、どんな〇〇愛にもこの要素が入っていて、それを自然に違和感や無理なくやっているんじゃないかと思います。
と、ここまで書いてきて気づいてしまったのですが、あれ、もしかしてプロセス云々より「自然に無理なく」が一番大事なんじゃないか…?
これは、また改めて深掘りしてみたいと思います。
うーん、やっぱり愛って奥深いですね。