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Switchからお届けするドゥームフィスト解説②〜ロケット・パンチのつかいかた〜

1.はじめに

こんにちは、てぐらです。

前回自身初noteとなったドゥームフィスト解説①、想像以上に多くの方に見ていただき本当に感謝しています。とても励みになりました。この調子でどんどん解説を続けていくので、これからも宜しくお願いします。

さて、今回はドゥームフィストのアビリティの1つである「ロケット・パンチ」について、その使い方と応用を解説したいと思います。恐らくこの解説が、多くのプレイヤーにとって需要が高いと思っており、またドゥームフィストを使う上で最も重要なテクニックだと確信しています。

今回もまた長めの解説となってしまいますが、これさえ覚えればドゥームフィストプレイヤーとして大きな一歩を踏み出せることでしょう。頑張ってついてきてください。

2.そもそもロケット・パンチをどう使うか

ロケット・パンチは、最大まで溜めることで250ダメージもの威力を叩き出せる非常に強力なアビリティです。前の解説にもあった通り、これだけで殆どのダメージとサポートをキルすることができます。しかしこれだけを使っていてはいずれ相手は何らかの対策をしくるでしょう。ラインハルトのチャージ、ブリギッテのバッシュ、ソンブラのハックなどなど…。またチャージ中は隙が大きくヘッドショットを狙われやすいという致命的な欠点もあります。

つまりドゥームフィストを使う上では、まず「パンチを攻撃に使い、残りのアビリティで帰る」そして「スラムとアッパーでキルを狙い、パンチで帰る」の2つのアプローチで攻撃していく事がメインとなり、これらを組み合わせて対処しづらいヒーローと相手に印象付ける事が肝要です。

ここではパンチが移動に使える事、敵陣から帰れる事に重きを置き、3つのテクニックを解説します。

2-1.ロケットジャンプ

パンチキャンセルとも呼ばれる、ロケット・パンチによる移動距離を大きく伸ばす事ができるテクニックです。

やり方はとても簡単。パンチで突進している最中(ドゥームフィストがガントレットを突き出している間)にジャンプキーを押すだけです。パンチによる移動の最中にジャンプをすると体が浮いて、その慣性で通常より長い距離を移動する事ができる、というのが原理です。これはモイラのフェードや、ラインハルトのチャージでも使う事ができるテクニックです。

ドゥームフィストの場合、溜め時間にかかわらず約10m程移動距離を伸ばす事ができます。これが移動や復帰に大変便利で、ドゥームフィストが高い機動力で暴れられるゆえんと言って良いでしょう。

注意するべきポイントは、ジャンプキーでキャンセルした瞬間に攻撃判定が消えるという点です。ただパンチの射程が伸びるという訳ではないので気をつけましょう。また、体が空中にいることで慣性が起こる仕様上、上り坂ではまったく移動できない点も注意したいです。

初心者の方は、まず溜めなしのパンチをジャンプキーでキャンセルすることを覚えましょう。戦闘時はこの使い方が最も多いです。やり方は、「ジャンプキーを押したままロケット・パンチを溜めなし発動」です。実はジャンプキーのホールドでもキャンセルする事ができるので、とても簡単。慣れたら最大溜め→終わり側にキャンセルと、ジャンプキーをホールドせず溜めなし→最速でキャンセルの2つを練習してみましょう。前者はリスポーン地点からの復帰に、後者はこの後紹介するエッジジャンプで役立ちます。

2-2.エッジジャンプ

エッジ、つまり角や段差を使って上に上がる事ができる、ドゥームフィストの中〜上級者向けテクニックです。ジャンプキャンセルの応用で、段差や角の直前でジャンプによりキャンセルするとドゥームフィストが急上昇するというものです。これは、角に当たる直前にキャンセルすると、もともと水平方向にあったベクトルが上に向いて、その慣性で上に移動するというのが原理です。モイラのフェードやブリキッテのバッシュでも、場所によりますが可能です。

とにかくタイミングがシビアで難しいです。キャンセルのタイミングが早すぎるとその段差で止まってしまいますし遅すぎるとそのままパンチしてしまいます。これを実戦で使いこなすには相当な練習量が必要で、かくいう自分もまだまだ要練習といった感じです。

しかしそれを補ってなお余りある程にメリットがあります。それは「高所の敵に攻撃するとき、アッパーを使える」という点です。アッパーは簡単に高所に行ける反面、クールタイムが6秒と長く、またコンボパーツとしてもとても重要なアビリティです。仮にアッパーで上がってスラム→パンチと繋ぐと、パンチの後に敵がドゥームフィストから離れ、メイン射撃が当たりにくくなる→つまりキルに至らないケースがあるということです。

エッジジャンプができる場所については、全てのマップに無数に存在します。また段差によって飛べる高さや、判定の長さ(エッジジャンプのやりやすさ)も異なります。1番判定が緩いのは、ジャンカータウンの第1最後にある歯車です、まずはここで練習をしてみて下さい。先ほど紹介しましたが溜めなし→最速キャンセルによるエッジジャンプの練習を強くオススメします。マクロコントローラー(入力の記憶ができるコントローラー)であれば、事前にこのコマンドを登録しておくとかなり楽です。

ジャンプキーを最初に押したままだと、体が浮いてからのロケットジャンプとなります。実はこの状態ではエッジジャンプは上手くいきません。だから地に足がついたままの溜めなしロケットジャンプを練習する必要があると言った訳です。

目安としては、目標物から2〜3歩程歩いた距離です。かなり抽象的でわかりづらく、申し訳ないです。これがスラム1回分など明確であればよかったのですが。

参考動画として、ハナムラA,Bにおいて、実用的かつそれ程難しくないエッジジャンプを紹介します。

2-3.ダイアゴナルパンチ

最後に紹介する、これも中〜上級者向けとなるテクニック。ダイアゴナルは英語で「diagonal」、対角線を意味します。パンチのベクトル「そのもの」を斜め上方向にずらすテクニックで、エッジジャンプとは原理が異なります。

やり方は、やや大きめの段差や少し斜めになった壁に対して密着しチャージ、ジャンプした後にパンチをします。成功すると、ドゥームフィストが斜め上方向にパンチします。パンチの攻撃判定が消えるわけではないので、そのまま高台の敵をキルすることも出来るほか、途中でジャンプキャンセルすることで更に上昇することも出来ます。

コツとしては、斜めの壁に対しては真正面ではなく、少し角度をつけて密着することです。真正面からパンチをすると、そのまま壁に激突するケースが多いです。

これもエッジジャンプ同様、殆どのマップにできる場所が存在します。有名どころとしては、テンプルアブアヌビスのB拠点近くにある門(チョークポイント)ドラド第1の手すりでしょうか。この2つはYouTubeで検索すればすぐ出てきますので見てみて下さい。

参考動画として、斜めの壁と段差それぞれのダイアゴナルパンチを載せます。リアルト第1と、釜山のメカベースでのダイアゴナルパンチとなります。これらはそれ程有名ではないですが簡単かつ実用的なので、ドゥームフィストを既に使いこなしている方にとっても見る価値があるかと思います。

3.おわりに

いかがだったでしょうか。言葉にするというのは難しいもので、中々分かりやすい説明とはならなかったかと思います。参考動画を見ていただけると、こういうことかと一層理解がしやすいと思いますので、どうか目を通して頂きたいです。

さて、この項でとても大事なことをお話しします。実はエッジジャンプやダイアゴナルパンチは、最悪使えなくてもレートを上げる事ができます。海外の有名なドゥームフィストプレイヤーであり、オーバーウォッチリーグの代表選手であった「chipsa」氏は、これらの難しいテクニックを使わずに、その立ち回りやエイムでトップランカーの一角として活躍しています。

難しいと感じたらいっそ諦めて、立ち回りやコンボ、メイン射撃のエイムを鍛えた方が強くなる、上達するという道もあるでしょう。これらは次回以降のnoteで解説します。ただし「ジャンプキーをホールドして溜めなしパンチ」だけはしっかり覚えて、実戦で使えるレベルまで練習しましょう。これは簡単ですが、どんなドゥームフィストプレイヤーにとっても必須のテクニックです。

最後に、ご意見、ご質問等ありましたら、Twitterアカウント(@teg_chang)までご連絡下さい。「このマップでエッジジャンプ使える?」など、応用的な質問でも構いませんし、「ここでダイアゴナルパンチできるよ!」といった紹介も募集します。僕自身、ある程度マップを研究、練習してはいるのですがまだまだ分からないことだらけです(それだけドゥームフィストは奥が深い…)。ドゥームフィストプレイヤー同士で高め合っていきたいですね。

次回はコンボとウルトについての解説です。ドゥームフィストはトレーサーやゲンジなどのフランカーと違い、単独でのキルに長けています。またそのキルスピードも早く、ヒールやカバーをする隙を与えません。そんなドゥームフィストの魅力を解説していけたら、と思います。

それではまた。







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