母の想いを受け継ぐカフェ「映水庵」 【書きたくなる場所 06】
こんにちは、喫茶手紙寺分室の樋口です。
今日も、「手紙が書きたくなる場所」を紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは、JR両国駅から歩いて10分ほど。「cafe de 映水庵」というカフェです。
cafe de 映水庵
住所:東京都墨田区千歳1丁目3−3
営業時間:12:00~17:00(*ランチ営業はお休み中)
定休日:日~水曜日、祝日
店内は、オープンキッチンにカウンター席。窓側の席からは川が見え、居心地の良さに長居してしまいます。
母の想いを受け継ぎ、カフェを運営
店主は2代目で、お店は33年前にオープンしました。内装は33年前とは思えない、落ち着いた素敵な雰囲気のカフェ。
現店主はやさしい笑顔が印象的。人と接する仕事が好きで接客業にずっと携わっていました。
もともとお店は現店主のお母さまが経営しており、お店を手伝っていましたが、急に引き継ぐことになったそうです。
「お店の名前も内装もオープン当初から同じもので、受け継いだものをそのまま長くやっていきたいんです。」とお話ししていただきました。
お菓子はすべて手作りです。手作りでお客様をもてなすこともお母さまのやり方を継承しているそうです。
ドーナツやパウンドケーキなど、現店主が考案して始めたメニューが並び、次第に自分らしいの店のカラーを出せるようになってきましたと仰っていました。
世代を超えて想いを受け継ぎ、お店を続けていくこと。手紙を書くことも、大切な「あの人」に向き合い、想いを受け継ぐという点では似ていると思います。
コーヒーを片手に、時には自分ひとりで落ち着いて向き合い、また時にはカウンター越しに話しかけることもできる。人と人の想いの繋がりの中に、ゆっくりと過ごすことが出来る空間が広がっていました。
―――――――――――――――
樋口 史門 | 喫茶 手紙寺分室 noteライター
1992年生まれ。京都生まれ京都育ち。
ガツンとくる深煎りブラック珈琲が好き。趣味は銭湯巡り、サウナー。