誰かに贈りたくなる言葉 #1 若かりし頃の自分へ
手紙を書くということは、自分の気持ちを誰かへ贈るということでもあります。それは、家族や恋人、はたまた自分宛てかもしれません。
ここでは、手紙を書くきっかけになるような「誰かに贈りたくなる言葉」をご紹介します。
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稀代のテキトー男
これは稀代のコメディアンである高田純次さんの言葉です。「テキトー男」「芸能界一いい加減な男」なんて賞賛(?)されていますが、意外やその言葉には的を射たものが多いことでも有名です。
他にも、『毎年目標を聞かれると、「ただ生きる。」と答えています。
これが僕の哲学、目標ですよね。』なんて言葉も残しています。
なんだか ”テキトー” に見えて、実は今の自分にとって、丁度合っているという意味での ”適当” なんじゃないかなと思ったりします。
さて改めて冒頭の言葉。
実は最近チェックした言葉ではあるんですが、この言葉こそ若かりし頃の自分に贈りたい言葉なんだと感じています。
若かりし頃の僕はとても焦っていたんです。周りを見渡せば、大言壮語かもしれないが大きな夢を屈託のないまなざしで語る友人や、もう将来の自分をイメージして着実に歩んでいる友人、早くも対外的に成果を出し始めている人までいる。
僕は何をしたいのだろうか、何になれるのか?何かになりたいけど、何を目指したいのかわからない、漠然とした不安があったような気がします。出色した能力も盲信的につかみ取ろうとする ”何か” もない。
要は”未来へ向けて何にもない”自分がどこか後ろめたく、恥ずかしい気がしていました。
で、一人になって考えるんです。
「僕は将来何をしたいんだ、、、」
そして暫く後にこうも考えます。
「めんどくさ。やーめた!」
不確かで不確実な先のことより、足元の今を見つめてみると案外やりたいことはたくさんあることに気づきます。
「おいしい焼肉を食べたい」
「ゲームを朝まで興じよう」
「行ったことのない街に出かけてみよう」
「今日は20時間寝続けてやるぞ」
「手袋を編んでみよう」
「そうだ刺繍に挑戦だ!」
「新しいイベントを興してやる!」
どれ一つとっても無駄じゃない。自分だけの欲求、自分だけのモチベーション。
きっとそのモチベーションの質に優劣はないんじゃないかなと思います。
焦らずじっくり目の前の ”やりたいこと” に向き合ってみると、そのくねった轍が振り返ってみればオリジナルな過去になり、その轍の先に未来があるということかもしれません。
過去も未来も考えなくても勝手についてくる。
今の自分に素直になることが大切なんだと冒頭の言葉は教えてくれている気がします。
さて、あなたが10年前の自分に送りたい言葉は何ですか?
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