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乳腺エコー:エラストグラフィー
今回はエラストグラフィーについて。
エラストグラフィーは腫瘤の硬さを相対的に評価してくれます。
腫瘤の硬さは悪性度を考える上で重要な情報なので、
しっかり判断できるようにしましょう。
乳腺エコーについてのまとめはこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1713030116922-JCpDEsdrpS.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1713030116947-SAPDdwcwny.png?width=1200)
乳腺エコーを教えているとよく肋骨をROI内にいれていたり
ROI内に大きい腫瘤だけうつしている初心者さんにあいます。
気を付けましょう。
プローブの置き方はゼリー多めでふわっとです。
プローブがついてるの?浮いてるの?くらいふわっと置きましょう。
きちんとエラストグラフィーがあてられるようになったら
結果を評価していきます。
色の付き方によってスコアが決められています。
![](https://assets.st-note.com/img/1713030117694-ypxSYV3JVo.png?width=1200)
乳腺と同等の色
乳腺と同等の硬さ。良性かバリエーション。乳腺とほぼ同じ色だが一部青い
乳腺より少し硬い。線維線種等の良性腫瘤。腫瘤を超えない範囲で青い
乳腺より少し硬い。線維線種等の良性腫瘤。腫瘤の範囲が青い
乳腺より硬い。線維線種等の良性腫瘤だが2や3より悪性を疑う。腫瘤の範囲を超えて青い
乳腺より硬い。悪性の可能性高い。
粗大石灰化を含む線維線種もこのパターンなので注意。BGR
液体の場合このパターンになる。嚢胞等。
エラストグラフィーやドプラによる血流評価で腫瘤の性質を所見に書くことも重要なのでしっかり押さえておきましょう。