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血管エコー:頸動脈

今回は頸動脈について。
頸動脈は脳へ血液を運ぶ重要な血管です。
解剖と計測方法についてしっかり理解しておきましょう。

血管エコーについてのまとめはこちら


【解剖】

一般的には画像とは逆に内頸動脈が外側、外頸動脈が内側にあります。
頭側で交差して内頸動脈は頭側に、外頸動脈は表在に向かいます。

解剖書では交差などが絡むと椎骨動脈も合わせて見辛いイラストになってしまうので、逆に書かれてることが多い(と個人的見解)。

たまーにですが内頸動脈が内側に来ている患者さんもいるので血流波形等で区別できるようにしておきましょう。

【計測方法】

IMTは最大部を計測する場合と、
総頚動脈の最大部を中心として3点計測して平均を出す場合があります。
その場合が1.1㎜以上が肥厚となります。

狭窄率を算出する方法は3つあります。
施設によって採用されている計測方法は異なるため確認しましょう。

個人的には血管の短径断面にて3時方向や9時方向にあるプラークによる狭窄が径狭窄率では計測しにくいので、面積狭窄率で計測することが多いです。

【所見例】

上記に書かれていることは全例で書くことが望ましい項目です。
他の所見があれば付け加えましょう。


今回は頸動脈についてまとめてみました。

同じ施設で同じ計測方法ばかりしていると、他の計測方法って忘れがち。
(私だけです。ごめんなさい。)
他の計測方法もしっかり覚えましょう。

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