志布志市・潤ケ野校区コミュニティ協議会 | 地域連携アドバイザー派遣③ 最終回
2023年1月末、潤ケ野校区コミュニティ協議会(鹿児島県志布志市)さんと、地域連携アドバイザー・加藤潤さん(NPO法人頴娃おこそ会副理事長)による、第3回目のワークショップが行われました!
◆当日の流れ
これまで、加藤さんによる講話や空き家診断を交えながら、空き家活用への学びを深めてきた潤ケ野校区コミュニティ協議会の皆さん。最終回は、地域の空き家を実際に改修する予定でしたが、物件の準備が整わず、空き家に見立てたDIY作業を行うことにしました!
◆いざDIY作業へ
加藤さんの指導のもと、キャンプ場の〈東屋の床の修復作業〉と〈ウッドデッキづくり〉、ふたつの作業を並行して進めていきます。
「初心者であっても、電動工具を正しく使えばプロのような仕事ができます。また、ワークショップ的に人数をかけて取り組むことで、作業が進むのはもちろん、参加者同士の交流が生まれます。今日の実践を通して、空き家再生現場のことを少しでも体感していただけたのではないでしょうか」と加藤さん。
作業の後は、室内へ戻り、全体でのふり返りに入っていきます。
◆ふり返りと感想共有
感想共有の前に、まずは前回の意見交換の様子を全体に共有します。
質疑応答後、最後に一人一言ずつ、空き家活用セミナーの感想を共有します。
皆さんの声を受けて、加藤さんより講評をいただきます。
「皆さんからコメントがあったように、『簡単じゃない』というのが空き家です。不動産やプロから見放されてしまったのが空き家ですから。ですが、難しいからとそこで終わってしまうのではなく、今日皆さんに感じてもらった作業そのものの楽しさや、地域を何とかしようという想いなど、ビジネスではない力のほうが、空き家の活用においては大事だったりします。
こういう力は、都会にはあまりなく、田舎・過疎地でこそ働く力であり、それはチャンスでもあると思っています。
全3回にわたる研修を通して、参加者の皆さんは空き家の存在を知り、それぞれに思いを重ね、これからまた一歩、進んで行かれることと思います。この研修は、地域にも、皆さんにとっても、貴重な一歩だったのではないかと思います。
この研修は、潤ケ野校区コミュニティ協議会をはじめとする地域の皆さんがいないとできなかったこと。その中でも、毎回、丁寧にコーディネートしてくださった川崎桃子さんの存在があってこその研修でした。皆さま、本当にありがとうございました」と加藤さん。
最後に、会長より「皆さん、全3回本当にありがとうございました。今後、空き家活用を潤ケ野校区コミュニティ協議会で手がけたいと思っています。そのためにも、私自身が、加藤さんの空き家再生の現場に勉強に行ってみたいと思います!」と力強い締めの挨拶を頂き、閉会となりました。
潤ケ野校区コミュニティ協議会と加藤さんの全3回の意見交換を通して、会を増すごとに、参加された皆さんの熱量が高まっていく空気感が印象的でした!
加藤さんがおっしゃるように、今回の研修を機に、知り・学び・体感し、多くの参加者の方を巻き込みながら、空き家活用への一歩を踏み出した潤ケ野校区コミュニティ協議会。
エネルギッシュな潤ケ野校区コミュニティ協議会のこれからの展開に目が離せません…!貴重な時間をご一緒させていただき、誠にありがとうございました!!
取材日:令和5年1月28日
公開日:令和5年3月15日
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?