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福島県いわき市のラーメン屋さん【83選】

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2022年1月の記事一覧

麺処 瓢たん(福島県いわき市)

最近、大切だなと思うことがあります。「わかりやすさ」です。自分の意思を相手に伝えるとき、さまざまなアプローチの仕方があります。ただ、こんなにも情報やモノにあふれた時代になると、一周まわって「わかりやすい」こと・ものが欲しくならない?と。 それは、ラーメンにも言える気がしていまして。僕がラーメンの食べ歩きをはじめたころ、魚介豚骨が幅を利かせていました。その後、つけ麺、塩、濃厚煮干、鶏白湯、G系、創作系…など、十数年の間に次々にトレンドが移り変わっていきます。もう複雑すぎて、ラ

劇的ラーメン 雑把(福島県いわき市)

これが雑把のスタンダードだ! 普通盛で370g。麺増しにすると470g。 麺や豚を特徴にあげる人が多いが、 雑把の最大の独自性はスープだと思っている。 焼肉のタレっぽい…なんていうと失礼極まりないが、 他で味わったことのない、独特で複雑な あの甘じょっぱスープが麻薬たるゆえんだっ! 『おにラーメン』は、生のオニオン(玉ねぎ) に節風味をプラスした鬼旨いラーメン。 油そばでもなければ、 まぜそばでもなければ、 つけ麺でもない。 まず、カラの器に麺を3〜4本とり、 甘め

麺屋 べべ(福島県いわき市)

いわきの二郎インスパイア系といえば、しばらくは『ラーメンノア』(いわき市小名浜)一択でした。ガッツリ系ブームはとっくに来てるわけだし、人口32万人の中核都市ならば、もう少しお店があっても…。そんなふうに勝手に思っていました。 2016年、「二郎インスパイア系の新店ができるらしい」という噂を聞きました。そのときの喜びと言ったらありません。それが、ほかでもない『麺屋べべ』です。 まず何と言っても、味そのものが二郎に近かった。東京で食べていた味が、こんな近場で楽しめるなんて。そ

寿苑(福島県いわき市)

所々ヒビの入った年季ものの赤いテーブルが、 良い味出してる。 長年営業してるがゆえの油で、 床もすげーねっぱってるよ。 もちろんラーメンの味もいい。 しいたけや昆布などの乾物系強めで滋味深い。 チャーハンもモイスチャーハンで好み。 おばちゃんの優しい対応も、深い味わい。 西日が店内に差し込んできて 映える写真が撮れなくても、まあいいか。 JR草野駅より徒歩2分、おだやかな町中華。

中華麺房 PAO(福島県いわき市)

麺以外のメニューも豊富なお店。 地元メディアには、唐辛子で真っ赤っかな『DEATH☆ラーメン』がよく取り上げられてます。 醤油ラーメンは、はっきりとした煮干ダシ。 チャーハンは、ラードしっかりめでしっとり。 お店の雰囲気も良いし、 何より味が群を抜いてて旨すぎる。 2回目の訪問。 ほんとうにここのお店は旨い。 何食べても旨い。旨すぎる。 厨房がよく見えるカウンターで 食べるのがいいんです。 小綺麗なお店ですが、 ジャンルは町中華になるのかな。 この日も開店前に

こだま食堂(福島県いわき市)

あまりに素朴すぎて、まったく飾り気がない。 見た目も味もふつうすぎる。(最高の褒め言葉) この「ふつう」に、なかなか出会えない。 ふんわり香る鶏がらのダシが優しい。 なんだか、お店のプライドみたいなのも感じられる。 泣きながら完食です。

東風(福島県いわき市)

ほとんどの人が頼むのが、 白菜らーめん&半チャーハン。 いやー旨すぎる。 涙が出るほど旨すぎる。 材料も調味料も目分量。 平ザルでの美しい麺切りも、 寸胴からのスープ入れも、 まさに精密機械のごとし。 スープは塩ベース。 麺は多加水の中太縮れ。 あさりの出汁がしみた 白菜のとろけ方に今日も涙。 土曜昼は10人の行列で大盛況。 「旨い」にはやはり理由がある。 お店の雰囲気、ご主人の仕事ぶりも含めて、 味わいです。 多加水の中太平打ち麺に ニンニクの効いたキリッとした

大ちゃん食堂(福島県いわき市)

甘いタマネギ、ニンニク、ネギがどっさり。 無料で激辛にしてもらい甘辛くなった一杯は、千葉の山奥にあるアリランラーメンのよう。 普通盛りだが、超ドデカ丼で提供。 味わい深いし、凄まじいお店。 場所は、久之浜町末続の国道6号線沿いです。

浜鶏ラーメン いわき・ら・ら・ミュウ店(福島県いわき市)

こちらは、「ら・ら・ミュウ」にある分店。 本店は、富岡町にあります。 本店のメニューにはない、浜鶏かつお節ラーメンを食べましたよ。 このかつお節を食べるだけでも、価値があるかもしれません。 口に入れると、舌の上で旨味がじんわり広がって溶けていく感覚は初めてです。 スープは文字どおり鶏!ってかんじです。

めん屋 龍次(福島県いわき市)

ラーメンというより、「龍次という食べ物」。 そう言ったほうが、しっくりくる。 そんな独創性あふれるラーメン屋さん。 メニューが豊富で(複雑で)いつも迷う。 というか、メニュー名を見ても、 どんなラーメンなのかまったく想像できない。 この『龍次麺』が象徴的。 ベースは豚骨で、醤油ダレが焼き肉のタレ のように甘じょぱい。これがクセになる。 麺の上には、ワカメや大根おろしまで のっている。 よくわからないが、激しく旨い。 何度も言うが、複雑なメニューがありすぎる。何度行

らぁ麺 友膳堂(福島県いわき市)

地鶏の旨味満載のラーメン。 麺は多加水の縮れ。 喜多方ラーメンに近い系。 ダシが旨い一方で、鶏油の主張が強く、 少々クドさが出てしまっているかなぁ…。 そんなこと言いつつも、旨いのはたしかで、 通わせていただいております…! 「塩はインスタントしか食べたことがない」 「塩はなんか味気なくて」 …といういわき市民の方がいたら、 ここのを一度食べてほしい。 これが塩なの!?と感動するはず。 バターは最高級の北海道・倉島バターを使用。口にべたつくようなしつこさは一切なし