臨場感空間の移行 - 人生を好転させるコツ
人生を好転させるコツは「臨場感空間」の移行にあります。
「臨場感空間」とは今この瞬間リアリティを感じている世界です。
自分が今見て感じている世界、現実そのものです。
レストランで食事をしている時は、レストランで食事をしている時の臨場感空間があります。
一人にしろ、友人と一緒にしろ、テーブルに着き、目の前にある食事を楽しむ臨場感空間にいます。
この時、いきなり大声で歌い出す人がいたらビックリする訳ですが、それはレストランの臨場感空間で想定されていない出来事だからです。
臨場感空間の想定範囲外のことが起きると人は落ち着かなくなります。
歌い出した人を注意しようとしたり、店員さんに注意を促すよう働きかけたりして通常の臨場感空間に戻ろうとします。
これは臨場感空間に「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」が働いているからです。
ホメオスタシスは通常生体の体温を一定に保ったりする機能ですが、生体に限らず、今自分が感じている臨場感空間を一定の状態に保とうとする力としても働きます。
これがレストランではなく、カラオケ店だと状況がガラリと変わります。
大声小声に限らず、カラオケ店では歌うことが望ましいと想定されており、むしろ何も歌っていない人がいると、逆に楽しめているのか心配されたりするかもしれません。
それがカラオケ店という臨場感空間だからです。
レストランやカラオケ店などに限らず、臨場感空間は自分が認識している世界全般に働きます。
自分が普段習慣としていることや、生活レベル、人との付き合い方にまで臨場感空間の影響は及びます。
一人で家で読書をするのが好きという人もいれば、友達とワイワイ外で楽しむのが好きという人もいます。
それぞれ異なる臨場感空間で生きているということです。
年収3000万が当たり前の人はそういう臨場感空間で生きているということになります。
すなわち私たちの人生は自分がどのような臨場感空間にいるかで決まってきます。
これはマインドの問題です。
これまでずっと一日三食できたから、これからもずっと一日三食という臨場感空間で生きるとは限りません。
一日二食でも栄養が足りていればOKですし、胃腸が休まることを考えれば一日二食の臨場感空間へ移行することも可能です。
どういう臨場感空間を選ぶかは自分次第であり、自分の人生はいかようにも変えることができます。
なぜなら臨場感空間こそが自分にとっての現実だからです。
人間の脳は自分の臨場感空間の統合性がとれるように判断、行動します。
臨場感空間を維持するようにホメオスタシスが働くため、無意識レベルでその通りになります。
心が現実を作っているということです。
ダイエットに失敗するのは臨場感空間を変えずに何とかしようとするからです。
現状の臨場感空間の枠内に引き戻そうとホメオスタシスが働きます。
ダイエットを成功させるためには健康的で美しく痩せている臨場感空間への移行が欠かせません。
臨場感空間を移行させてしまえば努力している感覚もなく、自然と無意識が食べる量を調整したり運動をするよう行動するため痩せて行きます。
自分の人生を変えるには臨場感空間を変えるしかありません。
自分がどういう臨場感空間を選択するかだけです。
自分の心からの「Want to」で臨場感空間を選んだら、後は無意識がその通りに現実化してくれます。
これが臨場感空間の移行によって人生を好転させるカラクリです。