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#01【何もない主婦がフリーランスになるまで】ダメダメ限界会社員
キャリアもスキルも実績もない主婦がフリーランスになることを決断するまでのお話。
主婦といいつつ、この際なので一気に新卒の時からまとめました。
完全なる自分語りです。
黒歴史ですが、あの時の感覚を忘れずに記録しておきたいので振り返ります。
感覚中心のお話なのでより重く感じるかも。
↓ ↓ ↓
振り返れば、抜け殻のような大学生活を経て、ろくに自己分析もしないまま就活に突入。
当時は超氷河期と呼ばれる時代だった。
私も周りもとにかくなんでも良いから就職できさえすれば良い、みたいな雰囲気だった。
自己分析なんて意味のないことなんていいからたくさん面接を受けなきゃと焦っていた。
なんとか事務職(接客あり)で正社員になり、社会人生活がスタート。
けれどいざ働いてみて自分自身に愕然とした。
使い物にならないほど仕事ができなかったから。
限界会社員ここに爆誕
「電話が怖い」「接客が怖い」「上司が怖い」
自分でも驚くことに、何かにつけて周りが気になってしょうがなかった。
怖かった。
そのせいなのか、元々の能力のなさなのか、電話口で言われた言葉も覚えられなかったし、数字も苦手でお客様を目の前に焦りまくってミスばかりしていた。
デスクワークも段取りが悪くて計画が立てられず、手持ちの仕事がごちゃごちゃになる。
苦しい毎日がスタートした。
学生時代は勉強はそこそこ、自称優等生(先生の言いつけを聞く良い子ちゃん)で、なんでも卒なくこなせるタイプだと思っていた。
だからこそ、できない自分が信じられずショックを受けた。
さらに入社1ヶ月あたりからベテラン女性社員に目をつけられたことでゴタゴタし、マシマシに拍車がかかってメンタルはボロボロに。(擬音語祭り)
何も悪いことはしてないはずなのに肩身が狭いような気持ちだった。
実際、いつも肩が凝っていた。
心の可動域が日に日に狭くなる感じ。
常に周りに怯えてビクビクしながら過ごしていた。
怒られたり、嫌われるのは絶対にイヤで、周りの顔色を窺った。
気がつけば「何を考えているのかよくわからない子」になっていた。
学生時代から「コミュニケーションが苦手っぽい」と自覚はあったものの、友人に恵まれていたので、ここまでは極端に周りから浮く状況を体験したことはなかった。
なのに、
あれ、、
…もしかして私っておかしい?
動悸がした。
絶望社会人だった私
「3ヶ月したら退職しよう、そのために転職説明会に参加しよう」と自分に言い聞かせながら騙し騙し日々を消化していた。(実際は転職する気力も勇気もなかった。)
毎日胃が気持ち悪くて吐き気がし、お腹の底に鉛が入っているみたいだった。
足を引きずるように出社して、泥の中を生きていた。
今思い出しても苦しい時期。
そして月日は経ってなんとか生き延び、
入社2年目になるとさすがに仕事も覚えて周りにも理解者が増えてきた。
浅いながらも人間関係ができていた。
周りからはだんだんと、「優しくて謙虚な良い子」と評価されるようになった。
悪い気はしない一方で
「それは本当の私じゃない。」
「本当の私を理解してくれる人は誰もいない。」
「やっぱりここでは自分を1ミリも出せない」
と苦しさを感じていた。
3年目になっても
4年目になっても
業務も、環境も、そこで働いている自分も
好きだと思うことはなかった。
いつの間にか「働いてお金を貰うこと=苦痛を我慢すること」という方程式が自分の中で出来上がっていた。
そんな社会人生活の5年間で、働くことへの自信をすっかり無くした。
「働く自己肯定感」はボロ雑巾の燃えカスになり、どん底に。
そして、
結婚を機に逃げるように会社を辞めた。
さよなら、
もう二度と働かない。
次回はキラキラ専業主婦時代の話。