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ストームグラスの作り方(後編)

こんにちは。 科学おもちゃのハンドメイドを色々しています。前回に引き続きストームグラスの作り方(材料の調達法)、今回は(後編)、B液です。

B液

=エタノール=
結構キツいハードルです。なぜなら、高い。
酒税がかかるので高いです。しかしこれも泣きながら(泣いてないけど)見つけた抜け道と落とし穴があるのでご紹介していきます。

〜ストームグラスに使えるアルコールの種類〜

+無水エタノール+
エタノールで、一応飲めちゃうので酒税がかかります。500mlで1,500〜2,000円弱

+無水エタノールそっくりのやつ+
無水エタノールの横に並んでて値段以外同じに見える。
ほんの少し人間が飲めない別のアルコールを混ぜることで酒税の対象から外れている。
工業、医療での利用には差し支えがないらしい。
飲めない。1,000〜1,500円

燃料用アルコール(うらわざ!!)
アルコールランプとかに使うやつ。
プロパノール、メタノールのような完全に酒じゃないやつでできている。500〜600円で買え、ストームグラスにも(とりあえず)問題なく使えているのでおすすめ。
ドラッグストアだと置いてる店と置いてない店があるので何軒か見てみてください。


以上が今分かっているストームグラスに使えるアルコールです。
わざわざ「使える」をまとめているということは「使えない」アルコールがあるのです。

+使えないアルコール+
使えないアルコール、それは消毒用アルコールです。残念ながら、余っている消毒液はストームグラスに転用できません、、、、

もう少し具体的に言うと、水が混ぜてあるアルコールは使えません。
「無水」や「燃料用」と書いてあるアルコールを使ってください。

水が入っているアルコールを使うと後述する樟脳が混ざらずに分離して表面に浮いてしまいます。アルコールの落とし穴です。


=樟脳=

樟脳は、防虫剤などに使われます。
本来はクスノキの木から抽出しますが、現在は科学的に合成する方法もあって、合成の方が気持ち安く購入できるので、色々な商品を比較してみてください。全然樟脳じゃなさそうなポップなパッケージのやつが意外とよかったりします。
これも結構な量が必要で、めっちゃ散らかるしくさいしまあまあ高いので覚悟してください。


以上で、必要な材料は全部です。水以外の全ての材料に何らかのハードルがあり、材料集めだけで、疲れます。
また全部揃えると大体5,000円くらいになりますので、お友達と何人かで、硝酸カリウムを作るところからするのがおすすめです。
硝酸カリウムもストームグラス自体も温度と水溶液の関係、飽和水溶液と溶質の関係を
利用していますので、自由研究にも使えると思います。
それでは長くなりましたがそろそろ終わりにします。
雑な文章ですが最後まで読んでくださりありがとうございました。
作ってみましたレポとかよかったら教えてください。お待ちしています。
ばいばーい。

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