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ストームグラスレポート 1
こんにちは。
科学おもちゃを色々ハンドメイドしています。
今回はストームグラス(天気管)について、ついてまとめてみました。よければ読んでみてください。
詳細な作り方はストームグラス(前編・後編)にまとめていますので、よければそちらもどうぞ。
ストームグラスとは
ストームグラスは、アルコールと水に、いくつかの(多くは家庭で手に入る)粉末状の薬品を入れて作った液体の薬品で、瓶詰めにして部屋に置いておくと、数時間後の天気の予報ができるとされています。
(写真)のように透明な液体の中に白い結晶が育っており、天候によって姿をかえることで数時間後の天気が予報できるとされています。
なぜ予報できるのか
天気が変わる直前には、温度や気圧、湿度が変わることがあります。
肌寒くなってから雪や雨が降り出す、雨が降る前に気圧の変化で頭や関節が痛くなる、、、などなど。
こうした人間が感じにくい小さな変化に薬品(結晶)が反応して目に見える結晶という形で私たちに姿を見せてくれるという仕組みです。
*ただし、この仕組みは明確には分かっておらず、論文などもあまり見当たらないので、天気予報ができる(かもしれない)くらいに思ってください。
特徴
一般にネットでは、イタリアのフィッツロイが1600年代に発明したと説明され(原典不明)いつの間にか貿易船など長旅をする船に持ち込まれ天気予報に利用されるようになったたとされています。
しかし、おそらく最初は天気予報が目的ではなかったと自分は考えています。それはストームグラスが持つ次の2つの特徴が理由です。
1、金属に対して強い反応を示す
金属を急速に錆びさせる特徴があり(ピカピカの10円玉が5秒くらいで真っ黒になります。)金属加工や錬金術のために作られたのではないかと思っています。
この特徴のために、金属キャップの瓶(特にアルミ)にストームグラスを入れておくと、いつの間にかキャップが溶けて穴が空いてしまう事があります。必ず、プラスチックキャップなど、金属製以外のキャップの容器を用意してください。
2、原料が高価であったと思われる 薬品のうちのいくつかは当時手に入れるのが難しかったり、高価であったろうと考えられ、(樟脳など)天気予報ができる量(約100ml以上)作るのは難しかったのではないかと思います。
以上の理由から偶然の産物なのだろうと個人的に考えています。
レポート1はここまで。くどい感じの文章になってしまいましたが、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
次回は具体的なストームグラスの製法やコツを解説していきます。
ばいばーい。