ビスマス結晶の作り方(メモ)
専門でやっているとかではなく、ちょっと遊んでみただけなのですが、その中でも色々ハードルにぶつかり難しかったので、自分の解決策を共有します。
あくまで参考程度です。
けが・事故については自己責任行ってください。
=必要なもの=
・ステンレスコップ ×3
・金あみ(太めのやつ。焼き切れなさそうなものを)
・ビスマス1kg
・ホウ砂 (絶対ではない)
・軍手(直接コップに触れなくても、放射熱で火傷するので作業がしにくい)
・ピンセット (ビスマス引き上げ用 長いほうがいい。病院で使うようなサイズの)
・大きいペンチ(1.5kgのビスマスが入ったコップを持ち上げる用)
・小さいペンチ、ラジオペンチ(ピンセットについたビスマスをとる)
・スプーン 普通のサイズ。持ち手が短いと熱いよ。(溶けビスマスの上に浮いた汚れを掬い取る)
・ビスマス1kg
*このうちコップ、軍手、小さいペンチ(ラジオペンチ)、スプーン、ピンセットは100均ので多分大丈夫。
手順
0 眼の保護のためメガネをかける。
換気扇をつける。長時間コンロをつけ続けるのでかなり暑くなります。
先に説明書の*1〜3(*3はさいご)に目を通して欲しいです。
ビスマスがゴミになったり、大怪我をするのを防ぐため。
1 ビスマスを「小さいコップ」に入れ、コンロに火をつける。
この時、できるだけ底にビスマスが付いている方が溶けるのが早い。
*1大きいコップですると水深(ビス深?)が浅くなり大きな結晶ができにくくなる。また速く冷えてあんま遊べない。
*2ステンレスコップは1回目はコップのコーティング剤が溶け出して、ビスマスに色がつかない、銀色のビスマスしかできなくなる時がある。
もしそうなった時は「ホウ砂」を耳かき1杯、溶けビスマスに入れて
コップの耳を大きいペンチではさんでゆすってから、(パチパチ鳴る)
表面に浮いたゴミをスプーンで取ると割と元に戻ります。
2ビスマスが溶け始めたら、大きいペンチでコップの耳をはさんで時々揺すると溶けるのが速くなる。
3ビスマスが溶けたら、揺すって、表面にカラフルな色が出るか確認。色が出なかったら上の*2をする。
4 3で完全に溶けたら1分くらい余分に加熱して火を止める。
5 表面の膜がカラフルな色から泥水みたいな光沢のない色になったら、スプーンで表面の膜をすくって小さいコップに膜を捨て、
小さいコップをペンチで掴んで取った膜を揺すると、同時にすくった使えるビスマスと、いらんゴミに分離できる。
6いらんゴミだけ大きいコップに捨てる
7 この頃になると多分ビスマスの表面に大豆くらいの四角い模様が出てくる。
コンロを揺すると模様とまだ溶けている部分の区別がつく。
コップ自体を揺すると、結晶が壊れてしまうので、コンロとか床とか遠くを揺らす。
8 この模様をピンセットで摘んで引き上げる。引き上げたら落とさないように気をつけながら結晶を揺すって雫を落とす。
9小さい底が無事なコップにペンチを使ってピンセットから結晶を取って入れる。この時力をかけすぎると結晶が割れる。
10 しばらくめっちゃ結晶が取れるのでどんどんとる。時間との勝負
11 この頃になると、四角でなく不規則な形の模様が真ん中寄りに出てくる。これはでかいのでピンセットでしっかり力を入れてもつ。割と落としやすいのでもったいない。
12 でかい結晶はしっかり雫を落とす、これをしないと形がよく出ない。でも大きいのはこの時に落としてしまって残念なことになりやすいで気をつける。
13 段々表面が全体的に固まって結晶が取れなくなってきたら、コンロに火をつけてもう一回溶けるまで加熱します。
(膜と一緒に取ってしまったビスマス、形の悪いビスマスはこの時一緒にとかします。)
14再び2〜13を繰り返します。
15何回か繰り返すと四角い結晶が取れなくなって、棒状だったり薄い結晶しか取れなくなります。
16こうなったら冷やさないと結晶は取れなくなるので、加熱をやめ、ビスマスが完全に固まったらコップの外側を水で冷やし、底が手で触れるくらいの温度になったら、片付けるか、さらに常温に戻るまで待って、再び結晶作りをしてみましょう。
*3水で冷やすのは完全に固まってから。間違って溶けたビスマスに水がつくと溶けビスマスが飛び散り火傷の危険があります。
17ビスマスの深さが1センチ前後になると薄かったり、小さい結晶しかできなくなる。
終わり。
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