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3776 3rdワンマンLIVE と 井出ちよのソロデビューに寄せて
2016年8月15日(月)新宿LOFTで行われた3776(みななろ)の3rdワンマンLIVEは満員御礼、大成功となりました。おめでとうございます。いや~LOFTが超満員、3776売れたなー。
開演ちょい前に現場へ到着して余裕かまして新作Tシャツなどを買っていたら、限定76枚のチェキ券が売り切れていて、ドーーンと一気にテンションだだ下がり。正直、もう帰ろうかと思いましたが、そうこうしていると開演となったので、とりあえずサブステージがあるBARスペースへ移動し、大きい荷物を置いて心を落ち着かせながら座って眺めていました。
結論から言うと、BARスペースに陣取って大正解でした。理由は以下に箇条書きします。この日のLIVEは通常使用するメインステージとBARスペースにあるサブステージで同時進行、客も行き来自由、双方にスクリーンがあり他方のステージを映し出している、という仕組みでした。いつもなら、メインの最前でウォイウォイしていますが、前述の通りテンションがた落ちだったので、後ろから傍観することにしました。ところがBARスペースの方が、、、
1)客が少ないから空いていてストレスない(メインだと汗だく密着立ちんぼ)
2)ミュージカル仕立ての今回のメイン部分で「高校生になった井出ちよの」を演じたまりりん、すみれちゃん、れなひらちゃんの3人の小芝居を至近距離で観られた
3)3776リクエストコーナーでメインステージ上3776が曲を演じている時、サブでは石田彰プロデューサーとまりりん等がちょっとコミカルに踊ってたりして楽しそうだった
4)今回初披露された井出ちよのソロ曲か、曲のインターバル部分で石田Pがガットギターで良い感じのインストを生演奏してくれた。ちなみにこれはループマシーンを使って自身のギターフレーズをループさせつつ、用意していたリズムトラック、そしてギターソロも重ねる、という3776 Extendedでも見られた石田Pが大好きな”一人多重奏”
5)この日のハイライトは、3776「ラブレター」収録で20分超ある長尺曲「時空ラブレター~アフター大噴火の世界の君へ~」をフルヴァージョンで披露したことだと思います。その際、サブステージでは石田Pが黒いレスポール(カスタム?)を生演奏したり、空間系エフェクターをリアルタイムで操作して音を飛ばす様子(=マニアにはたまらないw)が目の前で観られた
こんなにメリットがあったので、やはりBARスペースでサブステージをのんびり眺めて正解でした。ただスクリーンは大したサイズではなく、解像度、光力も弱いうえに私はメガネを持っていかなかったので、時々実物の井出さんを見るためにメインステージの通路ぎりぎりのところまで移動して、ジャンプして衣装の色を確かめたりしていました。メインはBARスペースよりだいぶ重低音ブリブリに出していましたね。
さて、そんな与太話よりこの日のワンマンは、LIVE自体が重大発表・お披露目になっていました。それは、ソロでありながらこれまで「3776」というグループ名での活動に固執してきた井出ちよのが、本名・井出ちよのソロ名義での活動を開始する、しかも何もアナウンスのないまま披露していた新曲は、そのソロ名義の曲だというのだ。既にレコーディングは終えているようで、8月24日だったかOTOTOYでアルバムを先行配信し、9月にCDとしてリリースするそうです。fukawoさん情報によると全9トラックとのことです。この日披露されたソロ名義曲は5トラック、、、
・ハートのxxx(X=読み取れず)
・ギャル子大ピンチ!
・カードリーダー
・授業は今日も
・さらば高校生活
そしてこの日会場でいきなり先行発売された4トラック入り12インチアナログEP(45回転)の収録曲は
・体調管理のために(作詞:田中元亮、作曲・編曲:大森翔太)
・ギャル子大ピンチ!(作詞・作曲・編曲:今宮蛭子)
・カードリーダー(作詞:田中元亮、作曲・編曲:石田彰)
・ラジオネーム(作詞・作曲・編曲:宮村康陽)
です。重複もあるので合計7トラックが公開されたことになります。今日LIVEで聴いた5トラックの印象は「えー、石田さん、こんな曲作るの?方向転換?何かトンがってねーじゃん?」でした。特に「ギャル子大ピンチ!」は私の苦手なシンセの上モノがキンキンなっているアニソンみたいなやつで。石田さん、マジかよ、うぎゃ~とか思いながら。その後、記憶は曖昧ですが「授業は今日も」だったか、何かロック風味が若干感じられる、リバーブギターコードがブハーっと鳴るような曲が1つあったような気がします。
LIVE中はそんな感じでしたが、アナログ盤を購入して中を開けたらナルホド、、、アナログ盤の4トラックのうち石田Pが曲作りに関わったのはB-1の「カードリーダー」(作曲・編曲)のみ。あとは外注していますね(上記参照)。それぞれのお名前は初めて拝見するので、どんな音楽的背景をお持ちの方かわかりませんが、びっくりしました。
ここで1つ思い出したのは、井出ちよのさんがインタビューでたびたび「3776で注目されるのがどうしても”曲”の方になりがちで、私も注目してほしい」という趣旨の発言をされていました。ただ、そうするには「石田P抜きの井出ちよのをプレゼンしなければならないだろうな」と思っていたので、早くもその時が来たのかな、と思った次第です。これが井出さんの希望だったのか、石田Pが意図したことか、わかりませんが、いずれにしても井出ちよの、ここが正念場でしょうね。私は今のところ、EPの4トラックはいずれも「心にひっかからない」んですよね。まぁ、聴き込んだらわかりませんが。
そんなこんなで、平日にもかかわらず(お盆とはいえ)18時開演というかなり早くスタートしたイベントは2時間半のメニューをあっという間に終えました。冒頭で触れたように、私はチェキ券をGETし損ねたので、LIVE中に突然物販での販売が告知されたアナログ盤をいの一番に購入してそくそくと帰りました。ホントは余韻に浸りたかったんですけど、最初のドーンというテンションがた落ちが結局響きましたね(苦笑)。自分はこれまで楽曲派を自称していましたが、それは真っ赤なウソで間違いなく接触厨ですね!お疲れ様でしたw