コロナ闘病生活、一日目


コロナにかかったバンドマンの記録です。

ちなみに潜伏期間にメンバーとの接触はありません。ので悪しからず。

九月十五日が新代田feverにてワンマンなのでそこまでに治る記録です。治って気が向いたら来てね!

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ご予約は teenagerkickass@gmail.com まで。

【闘病一日目】

ある日突然濃厚接触者認定をされ、その後保健所の指示に従い家を出ず色々作業していたのだが2日ぐらいが経過したある日ふと目が覚めると喉に明らかな違和感を感じる。馬鹿なのか、『腹が痛いなら頭を殴れ』という昔あった論理をほんとに信じているからなのか、何を思ったかタバコを2本連続で吸う。勿論悪化。風呂に入る。

その後熱も出現。発熱センターに電話するも水曜日はお休みの病院さんが多く何処もやっていない。もうだめか、今日は受けれないかも、と思ったのだがなんとか公共交通機関(タクシーもだ)が使えないので徒歩で行ける圏内に受信できる病院を発見。炎天下の中、20分近くかけて病院に到着。PCR検査を受ける。

ここで驚いたことがあるのだが、『本当にこれで大丈夫ですか?』と初めて日本に来た外人バックパッカー並みの感想を抱かざる得ないぐらいの光の速度で検査が終わり結果が出る。リトマス試験紙でも使ってるレベルの速さである。所要時間2〜3分。検査が終わり、『コロナですね〜』という声。ある程度覚悟していたので特に驚かなかったが、自粛期間と給料日が被さっており財布に一円も入っておらず診察代を後払いにしてしまったのは情けがなかった(正確にいうと口座に入っていたのだが濃厚接触者だった為下ろしに行けず、クレジットカードも使えなかったので払えなかった。断じてタダで受けようという浅ましい考えではない。)

行きと同じように炎天下の中20分かけて帰宅。病は気からというのは本当で急に胸が痛くなる。正直タバコを吸いたくて仕方なかったので最後の一本、ということで最後に一本だけ吸う。体調特にそこまで悪くないが何やら今まで罹った感じの病気とは違う感覚だ。前人未到の大地に足を踏み入れている。入れたくない。可能なら今すぐここから帰りたい。なんか新歓コンパというものに俺が参加していたら同じ気持ちだったろう。俺は元々バンドマンではない。口の回転速度がやたらと速いオタク系のミルクボーイだ。大学に行かなくてよかった。もしかしたら俺にもハゲていない写真をsnowで加工し、Tinderにアップしそこで出逢った女と適当に付き合いエモい恋をしてエモい日々を送りエモい闘病生活を送っていたかもしれない。闘病生活を送るな。健康で居ろ。

そんなこんなで闘病一日目終了、今は『スタートレック イントゥーダークネス』みている。ベネディクトカンバーバッチの演技してないんだがなんなんだがみたいな感じが少し好きだ。

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