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【インタビュー企画】もう1つの”Spell” 前編
はじめに
みなさんこんにちは!
PRチームの りょうすけ です。実は今回が初めての登場になります。
簡単に自己紹介を。4年生でTEDxRikkyoU歴も4年目になります!昨年度は代表も務めておりました。趣味は読書と写真を撮ることです。
どうぞよろしくお願いします!
さて、今回は、TEDxRikkyoUメンバー4名に集まってもらい、イベントの準備や当日の様子について語ってもらおうという企画の前編です!
TEDxRikkyoU2024”Spell”を作りあげたメンバーたちのもう1つの”Spell”をお楽しみください。
(以下、TEDxRikkyouはRikkyoUと表記)
メンバー紹介
りょうすけ
今日はnoteのインタビュー企画ということで、4名のメンバーに集まっていただきました。本当にメンバー全員が頑張ってたので、全員にインタビューしたいくらいの気持ちなんですが、ちょっとそれには時間が足りないので、僕がその中でも話を聞いてみたいという人たちに声をかけて集まってもらいました。早速、自己紹介をお願いします。
ゆい
マネジメントチームの1年生のゆいです。マネジメントチームの他に、イベントのグッズ制作やワークショップ統括、当日の機材を担当していました。マネジメントチームは主にメンバーが交流できるイベントや夏合宿を企画したり、個人面談を行ってメンバーの悩みとか相談事を聞いたりという活動をしています。グッズ制作では、グッズの案出しから発注までを担当していました。ワークショップ統括は、それぞれのワークショップの様子を見ながら、円滑に進んでるかの確認や当日のスライドを作成しました。機材はイベント当日の進行を支える役割としてスライドや音源の操作やスピーカーさんが喋るマイクの調節などを舞台袖でやっていました。
れいな
パートナーチームの2年生のれいなです。パートナーチーム以外だと、全体統括、ワークショップ「今皆さんに嘘をつけない魔法をかけました」に所属していました。
パートナーチームは簡単に言うと、協賛金や物資を集めてそれをイベントに還元するというチームです。協賛は主に金銭協賛と物品協賛の2つあります。金銭協賛は文字通りお金をもらってイベントの運営費に充てる。物品協賛は、アフターパーティーで提供する食事や、オーディエンスに配る協賛先の商品の割引券をもらいに行くのが主な仕事です。ワークショップは「今皆さんに嘘がつけない魔法をかけました」という、トークが始まる前に参加者のみなさんの緊張をほぐすアイスブレイク的なワークショップを担当しました。全体統括は簡単に言うと幹部の補佐みたいな仕事で、シフト表やオーディエンスの募集メール、司会原稿を作成したり、遅刻・欠席者の対応をしたり、そういう細かい仕事を全部やるみたいな役職でした。
みらい
みらいです。スピーカーチームとワークショップ統括と展示系チームに所属していました。スピーカーチームとしての主な活動はイベント当日に登壇されるスピーカーさんのトーク作りを主に手がけていました。私の担当スピーカーがレイハンさんという英語でトークをする方で、一緒にスクリプトを考えたり、ステージでの振る舞いやスクリプトの修正をしたりしていました。統括はゆいと同じワークショップ統括で、ゆいと2人でイベント当日のスライドを全体統括が作ってくれた司会原稿とすり合わせる作業をしたりとか、細かい修正とかを担当していました。ワークショップもゆいと同じ展示系で、観客に配布するノベルティグッズの作成などを担当しました。あと、今回のテーマが”Spell”だったから、テーマに合わせた組み分け帽子で観客を誘導するっていうのを担当しました。あと、キービジュもその名の通りキービジュ作成を担当しました。
いけしゅう
RikkyoUでは、いけしゅうと呼ばれてます。ニックネームでいけしゅうと呼ばれるのはRikkyoUだけです。イベントチームでワークショップは「Spell on meされた経験をspellしてみよう」を担当しました。イベントチームはいくつかのチームにわかれてるんですが、まずイベントの中で流す映像、オープニングやジングル、エンディング、エンドロールといった映像作りをするチームと、会場の装飾、RikkyoUの看板や、TEDxBeReal(メンバーがBeRealで撮影した写真のギャラリー)などの装飾をするチームがあります。私は主にジングルとエンディング、エンドロールを担当してました。「Spell on meされた経験をspellしてみよう」というワークショップでは、魔法にかけられた経験を実際に書いてみようという企画なんですけど、あのSpellっていう英語の、その「綴る」っていう意味と、あと「魔法にかける」っていう意味をかけたワークショップです。私はスライドとか土台の部分を作りました。
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イベントを振り返ってみて
りょうすけ
自己紹介、ありがとうございます。みなさんはRikkyoU歴が1年目で、2024年度から新しくメンバーとして入ってくれたので、イベントも初めてでわからないことだらけだったと思うのですが、イベントを振り返ってみて率直な感想を教えてください。
ゆい
すごい充実してて、半年とは思えない感じの充実度だったんですけど。「TEDx」のイベントを作る側になるっていうのが、まずすごい貴重な経験だったなって思います。その中で自分たちでテーマを決めて世界観を作って、オーディエンスの方を呼んで、、、みたいな、そういうのをしてきた中で自分自身もすごい成長できた気がするし、Spellの世界観をオーディエンスの方に味わってもらって、オーディエンスの方に「いい時間だった」「素敵な時間でした」って言ってもらえて、人の心を動かせるような経験ができてすごく楽しかったです。楽しかった。本当に楽しかった。
りょうすけ
れいなちゃんはどうですか、振り返ってみて。
れいな
けっこう特に後半はずっとバタバタしてて。正直かなり自分の中の時間を使ったなって感じはあったんですけど。でも精神的なストレスみたいのは全然なくて、一緒にやってる子たちも無駄がなく動いてくれる。特に統括で一緒にやってた子たちは本当に無駄がなく動いてくれるから、ストレスは全然なくて、普通に楽しかったな、達成感あったな、みたいな感じで終わりました。
あと、これは個人的なことなんですけど、私は2年生からRikkyoUに入ったんですけど、大学1年生のときに、大学受験で私はどうしても東京に来たくてそれをずっとゴールにしてたのがあって、それを叶えちゃった今、次に頑張れることが全然見つからなくて。大学1年生のときはいろいろサークル入ってたけど、すべて中途半端で、1年ぶりに頑張れること、なおかつ目に見えて成果物が出るものに参加できたのは自分としてもとても良い経験だったなと思います。
りょうすけ
ありがとうございます。みらいちゃんはどうでしたか。
みらい
いろんな要素が新しすぎて、そもそも日本自体、日本に住むのも初めて、日本の学校に通うのも初めてで、私はGLAPにいるから授業は英語だけど、唯一日本語で喋れる環境がRikkyoUでもあるみたいな。
運営をしててすごく新鮮な経験もできたし、でもやっぱり1個1個の仕事が細かくて難しくて、だけど、TED好きの子たちが集まってるからこそ乗り越えられた仕事とか作業とか、どんどんどんどん長くなっていくZoomミーティングだったりとか(笑)「やばい、ミーティング、この日三つもある」みたいな。全部がもう新しすぎるけど、とりあえずもう、自分にできることはやっておこうみたいな。
RikkyoUのために何かを尽くすっていうのは1人1人あって、誰かのためになろうとするみんなの気持ちも見えたからこそ、どんなに徹夜しても乗り切ろうっていう。ちょっと大変だったけど、やっぱりイベント当日になって、観客が入って、スピーカーさんも登壇していくと楽しくて、本当にあっという間に過ぎた時間でしかない。
りょうすけ
みらいちゃんは大学入るまではずっとグアムにいたんだよね。大学入学の時に、日本に来てって感じで、文化的にもすごい新鮮だし、そんな3つも4つも1日にミーティングが入ってる団体に入るのも新鮮だしみたいな(笑)
ありがとうございます。いけしゅう、お願いします。
いけしゅう
さっき(RikkyoUに)入ったときのギャップみたいな話が出てたんで、それもちょっと喋りたいなと思うんですけど。新歓説明会に行った時に、新メンバーも既存メンバーも含めて、「人」に惹かれた部分もけっこうあったんですよね。とても真面目なんだけど、でも楽しい人たちで、そういう印象をすごく受けて、それがRikkyoUに応募する一つの大きな理由でもあったんですけど。実際活動していくと本当にそうだなとたくさん感じてて、本当にみんなRikkyoUのことが好きだし、メンバーのことが大好きだし、なんかそういう「熱い環境」にいられたというのはあります。ちょっとサークルとは違うような、良い意味で異質な空気感みたいな。その中でいろいろ活動できたっていうのは個人的にすごい良い体験だったなと思います。
りょうすけ
ちなみにいけしゅうは、もう一つの顔として、映画を作ってたりするんだよね。映画を作ることと、イベントの映像を作ることってちょっと違ったニュアンスがあると思うんだけどイベントの映像を作ってみてどうだったかな。
いけしゅう
そうですね。まずイベントで、ジングルとかが流れるときの感動っていうのは大きかったなっていうのは思いましたね。それは単純に、作った映像がイベントの中で流れるっていう、それが一つのトークが始まる合図になるっていう、そこに感動はあったんですけど。一番印象的だったのは、エンドロールの方で。
エンドロールは、ミーティングの様子やリハーサルの様子、本番の様子も撮影して、編集するということをやって。最後にアフターパーティーで流したときに、その映像見て、みんな笑ったりとか、観客の方が楽しんでくれたっていうのももちろんですし、イベントまでの振り返りじゃないですけど、なにかみんなの思いみたいなのがその映像の中に滲み出てくるような感じがして、それがメンバーや観客にちゃんと届いてて、それがすごい良かったなっていうふうに思います。あんまりうまく言語化できてないかもしれないんですけど。
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りょうすけ
いやいや、いけしゅうの思いが十分伝わってきました。
ここにいるみんなはそれぞれ違うチームのメンバーで、普段やってる活動はチームごとで全く違うけど、統括とか、ワークショップとか、イベント当日とかで一緒になって、互いに刺激しあったり、なにかその「熱い環境」っていう感覚をみんな持ってるんだなっていうことを知れて、RikkyoUってそういう場なんだっていうのを改めて知れたのは僕も良かったなと思います。
準備or本番での印象的な出来事
りょうすけ
準備or本番での印象的な出来事ということで、ハイライトになりそうな出来事とかありますか。
ゆい
9月の夏合宿を経てからのメンバーの熱量がガラッと変わったなという感じが個人的にあって。そこで新メンバーが急激に仲良くなって、イベントに向けてみんなが本気モードになった感じがして、そのみんなの熱量に感化されて自分もより一層気合い入れなきゃって感じで準備に取りかかったんですけど。
1年生同士で喋ったときに、1年生はそれぞれの役割がすごくバラバラで、それぞれがそれぞれ大事な仕事をしてて。その話を聞くと、この子もすごい頑張ってるから自分もやらなきゃみたいな、そういう良い刺激が得られて。たまに「大変だよね、大丈夫?」ってお互い心配し合いながらやってたのが、メンバーの温かさをそこで感じて、そういうメンバーの温かさと熱意のおかげで何とか準備を乗り切れた感じです。
本番は、機材をやってて舞台袖にいたので、お客さんの様子を見れない。だから、「機材担当ってことはずっと舞台裏にいなきゃいけないんだ」って思ってちょっと寂しさもあったんですけど、オーディエンスのみんなの声が聞こえるんですよ。最初のワークショップのときにオーディエンスの方がお互いで話してる声を聞いてそこですごい感動して。本当にオーディエンスの人がいるんだみたいな。しかも積極的にやってくれてるっていうのにすごい感動して集中力を上げて機材も頑張りました。
あと、ちょっとチャレンジングでもあり、失敗でもあり成功でもあることで、当日の開演直前に、スピーカーさんのスライドの修正が入って、、。もうオーディエンスの方が席に着き始めてるっていう時間にスピーカーさんのスライドを修正したんです。「やばい!どうしよう、もう時間がない!」みたいな感じでちょっと慌てながら、スピーカーさんとその担当の子と喋りつつ、修正したのがチャレンジングで緊張しました。怖かったけど、でも、本番はそういう、準備の段階で、想像してた以上にオーディエンスの方がワークショップをすごい積極的にやってくれたのが印象的でした。
りょうすけ
なるほど、ありがとうございます。それは焦るね。確かに、それでも臨機応変に対応してたしすごかったね。ありがとうございます。つぎ、れいなちゃんお願いします。
れいな
メンバーとのエピソードになるんですけど、全体統括が初めてスタートしたときに、全体統括が4人いて、リーダーが代表でその下に私含めて3人いるみたいな感じだったんですね。代表が、初回のミーティングの日程を「これで大丈夫ですか」って送ってきたときに、全員が2分以内にレスポンスしたんですよ。びっくりしてそのときに、私は正直独創的な発想とかあんまりできないタイプで、とにかくレスを早くしようみたいなことをずっと心がけていて、正直レスでは負けない自信があったんですよね。それなのに2分以内に3人全員揃って返信がきて、そこで「これは私は本当にここでちゃんと頑張らなきゃいけない」という覚悟を決めた瞬間でした。
最初はそれでびっくりしてちょっと怖いなと思ったんですけど(笑)のちのちそれぐらいレスが早いってことは仕事を真面目にやってるということだし、私自身も全体統括で仕事をやりやすいなっていうふうに思えた一個の要因だったけど、最初はちょっとびっくりしました。
本番で言うと、ピンポイントなんですけど、さっきゆいちゃんが話してくれた最初のワークショップが私の担当だったんですけど、結果的にはオーディエンスの方がすごく喋ってくれて、目的のアイスブレイクっていうのが達成できて良かったなと思ったんですけど。私たちのワークショップは、当初は司会を外部の人にお願いするという形だったんですけど、擦り合わせる回数が本当にイベントのリハしかなくて、そもそも全体像がつかめなくてどうしようとか。イベントで最初のワークショップということもあって、遅刻してくる人とか当日欠席が何人なのかわからない状態だったので、本当にそれでオーディエンスはグループをちゃんと組んでくれるのかみたいな問題が山積みだったんですけど。
それを確認するためのリハだったのに、最終リハのときも司会の人に伝えるべきことがあまり伝わってなくて。結局、ぶっつけ本番みたいな感じで当日を迎えたので、本当に最終リハから当日までのこの間はひやひやひやひやしてて、でも、結果的にはオーディエンスがちゃんと話してくれて盛り上がって、イベントの最初のワークショップとしては大成功だったんじゃないかなと思うので、今ではいい思い出なんですけど当日までは緊張しました。。。
りょうすけ
それはそわそわしちゃうね、、
ありがとうございます。みらいちゃんお願いします。
みらい
当日なにが起きても大丈夫なように準備の段階ですごい練ったりとか、逆にみんながもう練りすぎてキリがないとか、限界までいるのに限界を突破しようとするみんながすごすぎて、自分の中では本当に悪い癖っていうか、「なんとかなるでしょ」っていう感じのマインドで今まで生きてたから。
でもとにかく周りのメンバーが凄すぎて、その刺激をもらったからこそ、自分もやっぱり今の自分じゃ駄目っていうのがすごくあったけど、みんなに追いつこうっていうのは絶対に自分の中で無理だと思ったから、もうシゴデキの人間しか周りにいない中に私がいるから、そうはなれないけど、自分には何ができるかって考えたときに、とりあえず自分のやることを優先して終わらすとか、あとレスの早さ(笑)本当にそれはもうみんなが凄すぎて、通知オンのままにしてるのか、みんな寝てないのかなって思うぐらい、レスポンス早いし、作業も普通人間が起きていてはいけない午前4時とか3時の時間帯にしてて。3時にSlackを投稿してるのに、してる方もすごいけど、ゆいとかはそれにレスポンスしてて、やっぱり上には上がいるっていう、それがもうある意味カルチャーショックではあった。
ゆい
ちなみにみらいは本当にシゴデキでした。
れいな
ほんとに、ずっと大活躍だった。
ゆい
ほんとに、謙遜しちゃって(笑)
りょうすけ
(笑)ありがとうございます。いけしゅうはどうですか。何か印象的な出来事ってありますか。
いけしゅう
アフターパーティー終わった後に、ゆいちゃんがボロ泣きだったのがすごい印象的でした。
れいな
へえ、そうだったの?
ゆい
そう。イベントチームの前でボロ泣きしました。エンドロールの動画を見てね。
りょうすけ
それはイベントチーム冥利に尽きるんじゃないですか。
いけしゅう
本当にありがたいっすよね。でもなんかちょっと対談っぽくなっちゃうんですけど、なんかゆいちゃんのそのときの感情がどういう感情だったのかなっていうのが気になって。
ゆい
ボロ泣きしてるときの感情?
いけしゅう
そうそうそうそう。
ゆい
個人的に機材担当ってずっとプレッシャーがかかってて、ずっと緊張してたんですよ。アフターパーティーでも機材やってたので、エンドロールが終わって、イベントが終わりましたってなった時に、一気にその朝からの緊張が急にフッて解けて、それでエンドロール見てるうちになんか「頑張ったな」みたいなのと、緊張がほどけたその安心とで、いけしゅうの前でボロ泣きしました。そのエンドロールに自分たちも映ってるから、一緒に頑張ってきた仲間も映ってるし、当日その自分が見れなかったオーディエンスの人たちが楽しんでる映像っていうのが見れて、それがすごい嬉しくて、嬉し泣きですだから。ボロ泣きは嬉し泣きと安心かな。
・・・
【後編に続く、、】
おわりに
「もう1つの”Spell” 前編」はいかがでしたでしょうか?新メンバーたちの初々しい感情や本番の緊張感が伝わってくる内容でした。
次回「もう1つの”Spell” 後編」では、メンバーがお互いに聞いてみたかったことや来年度への意気込みついて語ってくれます!
後編もお楽しみに!
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