TEDxKeioU Diary#17「たった2ヶ月」-近藤夏輝
はじめまして。TEDxKeioU実行委員会、Manager of Speakerの近藤夏輝です。
拓司、紹介ありがとう。Tech Divisionに所属している彼は魔法が使えます。本番直前に発生した数々の機材トラブルは、私がチキンサラダを食べている間に彼の手で全て解決されていました。彼の安定感、サッカーで言うところの”水を運ぶ”力は、これからの新生Tedで幾度となく輝くはずです。
さて、このnoteも今回で最後らしいです。
アンカーの私は今年の10月にこの団体に入会したため、在籍歴はたった2ヶ月です。新人もいいところで、新生児なら立ち上がるどころか首もすわってません。
この団体に入った理由は、ひとえにワクワクしたからです。メンバー紹介を一目見て、一人一人の興味や関心の方向が異なっていて、かつ前向きなエネルギーを発散している熱量の高い団体だ、という印象を受けました。(この印象は間違っていなかったと後に証明されます。)
ここで、最近身につけた忖度を活かしてTed talksと絡めた自分のエピソードを申し訳程度に置いておきます。全く英語が喋れないまま留学してしまった当時17歳の私は、英語力向上の手段としてMatt Cuttsの"Try something new for 30days"を毎日狂ったように暗唱していました。
入りは英語学習の手段としてでしたが、Ted本来の魅力であるコンテンツの価値に気づかせてくれた作品でもあります。
ここからは12月のイベントまでを振り返ります。とはいえ、たった2ヶ月の在籍歴なので大した文量にはならないはずです。やります。
Speaker Divisionに入会した私は、Directorの遼介(結局MJと呼べず)をはじめとする仲間の強力なサポートを受けつつ、2人の原稿設計に携わるという裁量ももらって本番まで走り出しました。
所属していたSpeaker部門は、登壇者候補へのアタックに始まり実際のトークの原稿やスライドを共に創り上げていく部門です。
様々な環境で最前線を走ってきた登壇者のエキス(尊敬する箕輪厚介氏の言葉を借りるなら「才能カクテル」ですね)を吸い上げ、その経験を言語化して発信する過程に魅力が詰まっていると感じます。
本番までの2ヶ月は一瞬で過ぎ去りましたが、(仕事面での貢献は疑問符がつくものの)殆どの集まりに顔を出し、愉快な仲間たちとはじめましてを繰り返しました。その結果、口々に「お前初期メンバーかと思った」という言葉をかけられましたが、これが何より嬉しかったのを覚えています。
本番の詳細は省略します。誰か頼んだよ。(あれ俺アンカーだっけ?)
始発から始まった長い一日だったはずですが、ふと気づいたら余って持ち帰った2Lの麦茶と共に終電に揺られていました。
いくつかトラブルもあったけど、ハイライトとして浮かぶのは本番を終えて撤収したテラスでの全員の充実した顔。最高でした。
"Runway"というテーマで開かれた今回のイベントは、企画者、登壇者、参加者という立場それぞれに、そしてそれ以上に「個人」として生きる一人ひとりにとって違った意味付けを与えたのでしょう。
大学2年生の冬という(難しい)時期を過ごす私にとっては、単なる企画者という立場を超えて「自分ごと」でした。
登壇者のトークにも、設計者ながら、いや設計者だからこそあの日会場に来た誰よりも影響を受けたのは自分だと思っています。
こうした言葉を血肉化するには、リスクを取ってでも自分の身ひとつで実践するしかないと痛感しました。
このイベントと、それを創り上げるに相応しいうちのメンバーはわずか2ヶ月で一人の人間の背中を押し、行動を変える力を持っています。
ひとりひとりが自分の軸を持ち、熱量高く生きている。その360°散開しているベクトルが、たった一日という照準に向けられた時に生み出せるエネルギーの大きさ。
これが、在籍たった2ヶ月のひよっこが感じ、これを読んでくれている皆さんに一番伝えたいことです。
12月3日を区切りに殆どの幹部が団体を去ると聞いています。”Runway”のテーマ通りにこのイベントを滑走路に飛び立っていくというなんとも粋でスマートな芸当ですが、私には到底真似できないため周りから迷走と言われつつももう少し泥臭く助走しようと思います。
最後に、この団体一人一人と組織の風土を褒め称えます。これは忖度ではないです。
Speaker Divisionとしての初陣を終えた加入1週間後のこと。ノリでついていったExective meetingに当然のように混じり、早速timesを開設しバンバン思想を垂れ流しました。今だって、3期生唯一noteを(勝手に)書いています。
首を突っ込めば突っ込むほど評価してくれて、とことん個性を出すやり方を肯定し、応援してくれる組織風土の希少さ。誰が何年生なのか分からないほどフラットな心理的安全性の高さ。会ったこと忘れた挙句最後まで1年生だと思ってた央知、ごめんよ。
結果、新入りの自分がこんな素敵な企画のアンカーを任されてしまっています。みんな本当にそれでいいんですか?私はいいと思います。
そして本当に最後に。立ち上げメンバーであり、Vice Presidentの城間泰斗から借りた言葉で締めます。
「3D2Yで。」
編集者:近藤夏輝
編集日:2023年12月22日
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