挑戦のキッカケ #2
noteをご覧の皆さま、はじめまして!Director of Speaker Divisionのみほさんからバトンを受け取りました、同じくSpeaker所属、文学部1年、好きな季節は冬で、最近ようやく寒くなってきたことに心を躍らせている三村優月です!😊
多角的視点・鋭い洞察力・ピカイチの質問力、そして誰もを魅了する落ち着いた話し方を兼ね備えた無敵のみほさんのことは、4月に面接でお話しした時から尊敬していましたが、一緒に業務ができるようになった今、その気持ちは加速し続けています。私がみほさんのような話し方をできるようになる日はたぶん(というか絶対)来ませんが、それ以外のところは追いつけるよう精進します。🔥
本題に入る前に、ちょっくらTEDxKeioUの面白いところを紹介したいと思います。私たちは普段Slackを使用していますが、私たちのSlackは他団体のそれとは一味違うと思います。何が違いを生んでいるか、、、それはズバリ、リアクションスタンプの豊富さです。
本当に独特かつ有用性の高いスタンプがたくさんあって、他のアプリの数少ないリアクションスタンプでは全く満足できなくなってしまいました。(決して他のアプリを非難しているわけではありません。TEDxKeioUが異常なのです笑)
ちなみに私は18歳ながらいまだに地図をまともに使いこなせず、電車の乗り換えや出口探しが苦手で、いつも待ち合わせ場所になかなか辿り着けないことから「方向音痴ゆづき」というスタンプを作成してもらいました。
さて、本日の記事は次期イベントテーマ「逃走線」に関連して、「私の逃走線」がお題となっておりますが、私は新しいことに挑戦する「きっかけ」に着目してこの記事を書こうと思います。物事に取り組むきっかけには、さまざまなものがあると思います。私の今までを振り返ると、好奇心に突き動かされる一方で、自分に対する嫌悪感から行動を起こしたことも多くありました。皆さんはいかがでしょうか。
3年前、私は入試で好成績を収め、新入生代表として宣誓をするという素晴らしい高校生活のスタートを切りました。ああ、輝かしい高校生活が私を待っている!と期待に胸を膨らませたのも束の間、すぐに事態は一変しました。成績は振るわず、なんと物理では驚異の3点を記録😅、小テストでは毎回追試。帰国子女が多く在籍する中で、自身の英語力の低さからディスカッションに参加できず、悔しい思いをしました。
勉強だけでなく、課外活動でも結果が出ず、毎日枕を濡らしていました。
(盛りなしでliterally毎日)
自分の力はこんなものではないはずなのにと、欲求不満で、なんのためにこの高校を選んだのかと自問し続ける日々でした。
恵まれた環境を活かしきれていない自分への怒りと焦りを感じるとともに、現状を変える努力のできない自分に心底失望しました。
しかしいつからか、つもりに積もった自分への嫌悪感が、現状を変えたいという強い意志に変わりました。嫌悪感が自分を突き動かすエネルギーへと変換されたのです。
それからは、自分にだって何かできることがあるはずだと、新しく弁論に挑戦したり、海外経験豊富なクラスメイトたちのように知らない世界を見てみたいと、奨学金を得て海外に行くためのコンテストに片っ端から応募したりと、様々なことにトライしました。結果が出ないことの方が多くその度に落ち込みましたが、一刻も早くどこかで自分の力を発揮しなければ、何も変われないまま3年が過ぎ、卒業の時を迎えてしまう気がして、必死に挑戦を続けました。(勉強も少しずつですが頑張り始めました。物理とは最後まで仲良くなれなかったけれど…)
最終的に、弁論では全国大会優勝を果たし、海外旅行に行ったことがないどころか飛行機にすら乗ったことのなかった私は、ついにドイツに渡航する機会を掴み、目指していた成績をとって年度末に成績優秀者として表彰してもらえるまでになりました。振り返ってみれば、これらは自分に嫌悪感を抱いたからこそ起こした行動の結果でした。
最初から全てが順調に行っていれば、これらのことには挑戦していなかっただろうと思います。この経験を通して、「うまくいかない状況」を単に「辛く苦痛な時間」と捉えていた私の考えは180°変わりました。うまくいかない時に抱く一見「負」だと思われる感情がエネルギーとなって、自分に新たな挑戦の機会を与え、新しい世界を見せてくれることだってあるのだと気づいたのです。
私はドイツでの経験を経て、自分は新しい環境に飛び込んでいくことが好きだと気づき、大学進学時には地元を離れることを決めました。慶應を視野に入れ始めたのも、弁論で結果を出した時に先生から「目指してみたら?」と助言を受けたことがきっかけでした。(それまでの16年間、私の人生と慶應が接点を持つ世界線を想像したことは一度たりともありませんでした。受験期には諭吉先生をロック画面にし、暇さえあれば塾歌や若き血を聴くほど惚れ込んでいましがね💓
あゝ我が義塾!)嫌悪感から生まれたエネルギーが原点となって起こした行動が、今私が歩んでいる道にも繋がっているのです。
長くなってしまいましたが、私は上記の話を通して、最初は結果が出なかったけど、努力して結果を残せました、イェーイ🤞
ということを伝えたかった訳ではありません。私が伝えたかったのは、嫌悪感などの一見「負」にみえる感情が、時に大きなエネルギーとなり、自分を新しい世界へと導くことがあるということです。高校入学当初は嫌悪感を避けるべき負の感情として自分の心の奥へ奥へと閉じ込めようとしていましたが、今はそのような負として捉えられがちな感情にこそ、自分を変えたり、新しいことに挑戦するヒントが隠れているかもしれないと考え、大切に受け止めています。
エネルギーになりうる可能性を秘めている感情を、一概に「負」にカテゴライズし、閉じ込めてしまおうとするのはもったいないと思うのです。ひょっとしたらこの記事を読んでくださっている方の中にも、そのような感情のやり場に悩んでいる方がいらっしゃるかもしれません。たしかに嫌悪感などと真正面から向き合うことは辛さを伴います。
しかし、その感情がエネルギーとなって、新しい世界を開拓していくきっかけになるのかもしれないなと、この記事を通して思っていただけたら嬉しいです。
引くほど長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった皆さん、(そんな方がいらっしゃるのかどうか定かではありませんが…笑)本当にありがとうございます!
次に記事を書いてくれるのはゆきみです!🌟
キャンパス内で遭遇するといつもニッコニコで手を振ってくれる彼女は天使のようで、めまいがしそうなくらい眩しいです。スタバでバイトをしている彼女はその天使の笑顔で何人ものお客さんをハッピーにしていることでしょう!🧚
高校時代からTEDxの活動に携わり、現在は様々な部門に所属し、マルチプレーヤーとして活躍する彼女がどのような記事を書いてくれるのか楽しみです!それではゆきみ、お願いします!
編集者:三村優月
編集日:2024年11月1日
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