自分のような人
学生の頃からだったと思う。
自分のような人を
ずっと探していた。
自分のような、とは
容姿ではなく
自分のように考えている、という意味。
私が思っているようなことを考えている人なら
私は絶対、その人と仲良くなれる。
その人に全幅の信頼を寄せることができる。
そうしたら
私はどんなに心やすらかに生きていけるだろう。
そんな想像をしながら
自分のような人を探してきた。
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どんだけ
自分が好きなん?
今、こうして文章にしてみると
よくわかる。
これって
自分が好きってことやね。
でも
自分が大嫌いだったから
自分じゃない他人として
自分を映し出したかったのかもしれない。
他人の姿をした自分なら
好きになれると思ったのかもしれない。
(これは今、考えることだから当時はわかってなかった)
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もちろん
出会えていない。
自分のような人。
なぜなら
自分は自分しかいないから。
似てるかも、と思う人でも
観察すればするほど
違うところが見えてくる。
当たり前のこと。
自分が全幅の信頼を寄せるのは自分。
どんな状況になっても
自分だけは自分の味方。
そう気付いてからでも
このままでいいのかな?と不安にもなる。
人の目を気にしつつも
信頼する自分は何を選択するのか
選択した自分を信頼し切れるのか
そうやって
自分を受け入れて
好きになっていく。
そんなプロセスに
やっとたどり着けている。
そんな今日この頃なんだと思う。
長い道のりを
諦めずにここまでたどり着いた
自画自讃。