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[3/2開催]AIは人間の記憶をどうアップグレードするか?

今回の動画はこちら
Tom Gruber
"How AI can enhance our memory, work and social lives"

TEDee Shibuya主催の早坂です。更新が遅くなりました・・
今回はAIをテーマに動画を取り上げました。スピーカーは、人間のニーズにマッチしたAIを「humanistic AI」と呼び、人間の記憶する能力や、認知する能力をAIによって拡張できる(Augmented memory/ cognitive enhancement)と主張しています。ディスカッションでは、AIの活用ケースや、AIが人間の記憶を代替したらどうなるかについて話しました。

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今やグーグル検索やAmazonのレコメンドなど、日常的にAIが使われる時代。「AIが仕事を奪う」という意見もありますが、実際AIができることは定型的な仕事の効率化であり、人間の仕事の価値をより高める方向に動いているのではというのが総意でした。

「自分が忘れてしまったことも、AIがすべて記憶している」というスピーカーの世界観については、疑問視する意見も・・

例えば、悲しい、恥ずかしい、悔しいといった記憶は、忘れることで乗り越えられる側面もあります。記憶を残す場合、事実(fact)と、価値観(values)の記憶は切り離して考えるべきでは?もしくは、思い出せる記憶、思い出せないようにする記憶を選択できるようにするのはどうか?という面白い意見も聞かれました。

記憶領域を広げるという意味では、スケジュールや友達の誕生日など、記録しておくことで記憶の対象から外しているように、AIに記録することで別のことを記憶できるようになる可能性はあるという意見もありました。

将来AIを活用したこんなツールが生まれるかも?というアイデアで面白かったのが、「相手の感情がわかるメガネ」。相手の声や表情を解析して、この人と付き合うべきか、告白のタイミングがいつかが分かるメガネだそうです。笑

いずれにしても、人の人生全般の記憶を記録するような使い方というよりも、特定の目的に限って、人間の仕事効率や能力を向上させる方向がいいのではというのが今回の結論でした。

AI議論は議題に尽きませんね・・

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