[1/19]TEDee Shibuya 「働き方を変えるには」

こんにちは!早坂です。今回は、「働き方」をテーマにしたTED Talkをつかってディスカッションしました。スピーカーは組織変革を得意とするコンサルタント。組織の働き方を変えるには、「何をやるか」と同様に、「なにをやめるか」を考える必要があると述べています。

▼今回の動画
Martin Danoesastro:
"What are you willing to give up to change the way we work?"
https://bit.ly/2VG68Q4

ディスカッションには4人が参加し、それぞれが勤務する会社働き方のいいところや問題点、どうすれば改善できるかについて話しました。

問題点としてあがったのは社内のコミュニケーションと意思決定のプロセスについて。対面のコミュニケーションが少なく、近くの席の人に対してもメールで連絡する場合も。ただ、それぞれが別のプロジェクトを担当していたり、個人で客先を回る仕事をしているなど、仕事上でコミュニケーションをとる必要がないという場合もありました。

個人的な経験ですが、新規事業の提案や、通常の職務規定と異なる働き方の提案など、通常のフローからはずれる提案をする際の社内コミュニケーションに困った経験があります。オフィシャルな場面で相談しにくいことは、タバコ場や飲み会くらいしか相談の場がありませんでした・・


そんな問題の解決策になると感じたのが、ディスカッションでシェアされた「朝礼」。毎朝朝礼があり、今取り組んでいるプロジェクトについて共有する会社も多いと思いますが、朝礼は何か提案がある際に活用できる時間だと思います。大人数が一度に参加する会だとなかなか使いにくいですが、プロジェクト、チーム単位などちいさなグループで集まる時間を作ると、そういった「新しい提案」があるときには便利かもしれません。

もう一つの議題が、意思決定のプロセスについて。
「働き方を改善するために、何をやめるか?」という質問に対して、「不必要な業務をへらす」、「承認経路を1段階にする」、「会議のための書類作成を辞める」などがあがりました。
プロジェクトへのコンペティションのために品質保証規格の認証取得が必要な業務に携わる参加者の方からのシェアでしたが、ルールの変更にともない、以前は必要だった資格が、必要なくなる場合もあるとのこと。ルールの変更に対応して、本当に必要なものだけを精査するだけでも、大量のドキュメントワークが削減できるとのことでした。

承認経路が多段階である場合は、経路の途中で決定事項がかわってしまったり、経路上のすべてのひとの承認を得るために時間がかかりすぎるという問題がありますが、階段状の組織構造をフラットにして、意思決定にかかわる人が一度にあつまり、議論の上一度で決めてはどうかというアイデアも。組織が大きくなるほど、すべての意思決定に全員が時間をとることは難しいですが、意思決定の重要度を線引きしたうえで、権限移譲していけば可能なのではと思います。

スピーカーも、最も難しいのは「まわりのふるまい(Behavior)を変える事だ」と述べていますが、本当に組織を変えていくために何ができるか?を考えました。

まずは自分のふるまいを変える。ひとりひとりがリーダーシップを持ち、「一人社長」の意識を持つ。朝礼で何か発言してみる。まずは社内のチャットサービスなどを使って呼びかけてみる。同じ意思を持つ人で集まって、食事の場などをもうけて会話する。などなど・・

それぞれの働き方のシェアや、積極的な意見が出てとてもいい会になりました!
ぜひ、小さな行動から始めて、自分の働き方や、組織の働き方を変えていけるといいですね。

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