君の運命の人は
Official髭男dism…ではなく、
オーイシマサヨシというシンガーソングライターが好きだ。
(ちなみにヒゲダンも好きではある)
彼の知名度が爆上がりしたのは、
アニメ『けものフレンズ』の主題歌、
「ようこそジャパリパークへ」を作詞作曲した時だと思う。
※ちなみに本曲では(本名の)大石昌良名義。
「ようこそジャパリパークへ」もめちゃくちゃいい曲だが、私が初めて知った曲のタイトルは、「君じゃなきゃダメみたい」だった。
『月刊少女野崎くん』という漫画がアニメ化した時のOP曲だが、それを担当していたのがオーイシマサヨシさんだった。
曲もいいし歌もめちゃくちゃ上手くて、誰だこのオニーチャンは?と興味を持った。
イントロのギターからかっこよくて、是非とも聴いていただきたい名曲だ。
右手の動きがすごすぎて、ギターが弾けない私には何をしてるのかがよく分からない。
さて、今日はこの「君じゃなきゃダメみたい」というタイトルの方に着目したい。
***
「君じゃなきゃダメなんだ!」
「あなたがいないと生きていけない…!」
こんなセリフはドラマや漫画でよく見かけてきた。誰かと過ごす中で、「君しかいない」と言われることは、自分の存在意義を感じられて、幸せな気持ちになるのだろうと。
こんなセリフを言い合える、ロマンチックな男女関係にずっと憧れを抱いてきた。
でも、30年近く生きてきて分かったのは、
「実際はそうでもない」ということだ。
私も「この人じゃなきゃだめ!」と思ってきた経験は正直いくらでもあるし、その度に胸をときめかせてきたし、甘酸っぱい気持ちになったものだ。
けれど、実際は違ったのである。
言い方を変えるならば、
人生は、「誰といることを選んでも正解にできる」ものだと思っている。
いわゆる「運命の人」なんて誰にも決まってない。
決めるのは自分自身だから。
私は、なんでみんなが結婚を決めているのか分からなかった。何が決め手になるのか。どこを見て決意したのか。
当然、相手の性格が良いとか、趣味や価値観が同じだとか、食の好みが合うとか、稼ぎが良いとか、いろいろ要素はある。
だが、最終的な決め手は、誰に聞いても
「自分でそう決めたから」。
ただそれだけだった。
『つい自分の"正解"ばかりを求めてしまう癖がある。』
私も含めてそういう人は
「自分で決めて自分で責任を持つ」
ということを意識するといいんだと思う。
親友が結婚する時の一言が今も忘れられない。
「"この人を愛する覚悟"を決めただけだよ。」
いつも幸せそうな彼女は、自分の決めた道を自分で正解にする力がある。
そんな彼女に憧れている。
私もいつしか誰かと結ばれ、過ごした時間を振り返った時に
「あなたでよかった」
と言い合える関係を築いていきたい。
そのために覚悟し、努力し続けられる人でありたいなと思った。
(※ちなみに、結婚が男女関係のゴールと思っているわけでは決してないのですが、分かりやすいのであえて結婚と表現してみました)