露出計を使って撮ってみる
ここ数回のセッションで、決め打ちで露出計を使わずに撮ってみたところ、そのままでOKか、後補正するにしても最小限で済む写真が撮れました。
今回もそれに続きますが、決め打ちするにしても、自分のものとして理解したい。そこで引っ張り出したのが、むかし使っていた露出計。120フィルムで撮っていたとき以来、カメラバッグから引っ張り出して、電池替えたら動いた!よかった~
ISOは400、入射光計測にセット。7月の午後4時、くもり。少し歩き回って、はじめに値を決めてしまいます。
・開けた空のもとでは1/250 f11相当。cloudy skyと呼ぶことにする。
・木陰では3段プラス。half shadeと呼ぶ。
・森に入るとさらに1.5段プラス。full shadeとする。
カメラの露出表示は無視し、この3つのみで撮っていきました。
カメラはフジのX100T、モノクロYモード、その他パラメータは初期値。撮って出しです。さてどうなることやら。
ロケーション全景。フラットな光で、適正に写っています。
同じ場所から、同じ露出ですが、植生により反射率が違うのか、ローキーに。
上の中央に白い点々が見えます。近づくとこの植物。雲の厚みとか、周りの物体によって1段くらい暗くなることがあります。ダークトーンはほぼ保っています。
繰り返しますが、次の葉の写真まで、全て同じ露出です。おいしいディテールがばっちり。同じ光の下、被写体の明るさがセンサーに納まっていく、そんな感覚がします。
光質はソフトながら、よく見ると順光、サイド光、逆光があって、それを活かすアングルを探しました。
次にhalf shadeの場所で。やや順光ながら、その場の明るさや木材の質感がよく出ています。
手前のfull shadeから奥のhalf shadeへ、逆光で。自然につながって撮れました。
右のhalf shadeから左のfull shadeへ、サイド光がいい感じです。自分がどの明るさの場所を撮るのか、判断する必要があります。
下も、その場では測光してませんが、half shadeの値に、トーンがいい具合に納まりました。サイドから光が入り、half shadeの値に丁度いい場所を見つけた。このカットに何かありますね。ハッとする何かが。光を読むって多分こういうことだ。。。
cloudy skyとhalf shadeの境界線では、悩ましいことに。half shadeを選択したものの、空が真っ白(汗)。でも、ハイキーの風景を何とか撮ってみたいので、よし。
まとめ
今回はセッションの最初に3つのバリエーションを決め、その場の光の強さを見て露出を当てていきました。後補正に耐える写真が撮れたと思います。ロケーション各所の相対的な明るさが記録されるので、統一感が出るのではと期待しています。仕上げた写真は別記事で上げたいと思います。
おまけ
セッションの最後に、雲の切れ目から太陽が出ました。快晴の1/000 f8です。ドーム半分に光を当ててます。
白い車から道路の影まで、いい感じに写りました!太陽が出ると、これで大体OKなのが分かりました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?