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はじめての体外受精記録#9(判定日~)

やっぱり時間が空いてしまいました。。。

D25 判定日

この日、 HCG 266.1 で人生で初めての陽性判定をいただきました。

はっきりとした自覚症状はなかったですが、強いて言うなら高温期の体温がいつもより高い気がして熱っぽかったのと(測ってはなかったけど)、おりものの量がかなり増えていたことくらいでした。トイレのたびにおりものシートを替えなきゃいけないくらい。でもこれもウトロゲスタンとかの影響かなと思って期待はしないで、悲しい思いしかしたことないのでフライング検査もしないで我慢していました。

当日は、血液検査をして結果が出るまでしばらく待ちました。平日だったので待合室で仕事をちょこちょこしていましたが、そのうち集中できなくなってやめました。

こんなことを書いたら怒られるかもしれませんが、私の人生は割と「なんとかなってきた」人生で運もそこまで悪い方ではない、という自覚がありました(人生なめてる・・・)。でもこの不妊治療だけはやっぱり自信が無くて、体外受精に進んだことは私の中で大きな大きな階段をやっと一段上った感覚でしたが、たくさんの方の事例も見させていただいていたので、たった1回でうまくいくはずがないと、そんなことを思いながら名前を呼ばれるのを待っていました。

名前を呼ばれ扉を開いて椅子に座る前に、先生からあっけなく「妊娠してますよ」と。もう何が何だか信じられなくて、ほっとしたようなでもまだ不安なようなふわふわした気持ちで思わず顔をうずめてしまいました。その後は淡々と事務的にいろいろな資料をもらって、今後のことも説明してもらいました。ホルモン補充のお薬ももちろん追加でもらいました。病院行く前に旦那さんに、帰ってから直接報告が良いか分かった時点ですぐにLINEで報告が良いか聞いたら、すぐに知りたいってことだったので診察室を出てすぐに報告しました。家に帰って改めて顔を合わせると、なんだか照れくさくて二人とも声に出して笑ってしまいました。でもこの日の午後は仕事の会議があったので、余韻をかみしめる間もなく急ぎどん兵衛をかき込んで仕事をしました。

それからは仕事をしながらもどこか上の空で暇さえあれば検索検索の日々。自覚症状がそこまで強くなかったので不安で胎嚢や心拍が確認できるまでは浮かれてはいけないと思いながらも、我慢できなくて互いの親とたまたま遊びに来ることになってた兄弟に報告。みんな本当に本当に喜んでくれました。無駄に妊娠検査薬も試して、人生で初めての2本線も見ることができました。

4w6d 胎嚢確認

陽性判定が出てからの診察は、体重と血圧測定がマストになりました。いつも採血してもらう部屋があるのですが、そこに呼ばれてもないのに患者さんが入っていかれるのをこれまでも見ていたので、みんなこれをやってたのかと合点。そこからしばらく待ち、やっと採血に呼ばれてそこからさらに待ち、過去最長のトータル3時間待ち・・・。採決の結果、HCGは振り切れるほど高く判定不能、問題ありません、順調ですよと太鼓判いただきました。

続いてエコー。自分の目で見るまではやっぱりまだまだ信じられなかったですが、確かにそこには小さな袋が見えました。あーよかった。ここにいるんだなーと。まだ全然何にも感じられないですが。

今日は珍しく(病院には入れないけど)近くまでついてきてくれていた旦那と合流し、プロポーズされたカップルがゼクシィを買うように、いっちょ前に浮かれて「はじめての妊娠出産」を買って帰りました。

まだまだ安心はできないし自覚もないので何とも言えないですが、ここまで約5年。「なんとかなる」精神で最初はダラダラとゆるーいタイミング治療でしたが、しばらくのお休みを経て転院・ステップアップしてからのAIH6回→体外受精は過ぎてみればあっという間でした。テレワークだったからこそできたことだし、もっともっと辛い治療を続けている方もたくさんいますが、我ながらよく頑張ったなと。ずぼらで何も続かない私でしたがちょっとだけ、褒めてあげようかなと。そしてお腹の中に芽生えた命をしっかり離さないようにつかんでいたいと思います。

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