【ガーランド】:気分をよくする
今日、ひとつ気がついたことがある。
自分の体のこと、希望の持てること。
今朝も、体は動かなかった。体を引きずって職場に向かったのはいつも通り。早退することも考えていて、実際にそうした。
確かに体は動かなかったけれど、気分は悪くなかった。
原因はなんだろうと探る。そうだ、昨日、夕方に起きた時に、家の中にあった湿布を自分の足の至る所に貼り付けたのだった。
ストレッチもうまくできないほど、足の張りがひどかった。それでもだましだまし過ごしてきた。いつも体を引きずるせいだろうと考えていた。
違うかもしれない。
もちろん、病気の硬直のせいは、あるかもしれないけれど、立ち仕事だし、相応の疲労は蓄積されているのじゃないのか。
体はうまく動かないけれど、それでも思考はクリアだ。考えることができるのなら、少しくらい体が動かなくたってへっちゃらだ。
早退した帰り道、ドラッグストアに寄る。なんだか効用の高そうな、ちょっとだけ高価な大判の湿布を購入する。
これで、気分が持ち直すならすこぶる安いんじゃない? それで異様な張りがほぐれたらマッサージに出かけてみるのもいいんじゃない?
抱える障害のせいで、ごく単純なことを見落としていたのかもしれない。こういう気づきは、とても嬉しい。神様に感謝の祈りを捧げる。
わたし、考えがクリアなら、きっとデザインの仕事もできるよ。
昨日の夜、こんなツイートをした。
この時は、もういくらか思考がクリアになっていたのじゃない?
それなら、とっても嬉しいんだ。
もちろん、正しい選択なのかは分からない。でも、体をほぐすことは悪いことではないし、むしろ積極的なケアが必要だったはずだ。
湯船に浸かることもしてみよう。お風呂に入ることさえ億劫な日は結構あるから、それはもしかしたら回復を遅らせていたのかもしれない。
気づきがあって、気分がいいよ。インクの子どもたちが喜んでいるのも分かる。ああ、嬉しいんだ。
ザジは、湿布の匂いを嫌って、わたしを遠巻きにしている。近寄れば足を尻尾で叩かれたりもした。
わたしはザジの顔を両手で挟み、訴える。
「ザジ、ごめんね。わたし、よくなりたいんだ」
ザジはわたしの鼻の頭を舐める。でも、すぐにいやいやをして、向こうに行ってしまう。
通じたかな?
しばらくの間、ザジと距離を置かれることになるかもしれないな。寂しいけれど、でもこの試みは成功させたい。成功の暁には、ちゅ〜る一年分とか必要かも。
しばらくメントール臭、撒き散らすけれど、もうそんなこと構ってられない。なりふり構わず、わたしは気分をよくすることに懸命になる。
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<セットリスト>
きのこ帝国 『猫とアレルギー』
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