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NPO総会という節目を終えて。

本日、NPO法人森ノオトの第10回通常総会を終えました。これでようやく2023年度のスタートラインを切れたような気がします。この数ヶ月、電卓片手にパソコンの画面を見ることばかりしていたような気がしており、この先はとにかく外に出て人と会う、語る、ともに働くことに力を入れようと思います。

NPO法人運営は、もともと経済的な合理性や効率性とは対極のことに取り組んでいるだけあり、山あり谷あり、ラクではないけれど、今日は心底、「ああ、楽しくて幸せな10年だったなあ」と思っていました(もちろん、そうじゃない年だってあった)。今日総会に参加してくださった会員さんからは「毎年組織力がUPするのを感じる」「着実に成長している」と言われて、外から見ると確かにその通りなんだろうと思います。理事の愛子さんが「これまでリーダーが一生懸命考えて自分が走る立場だったけれど、それを乗り越えて今はその周りにいるサポートスタッフが自分で考えて動けるようになっている。内部での価値の言語化と共有が内部で強化されて、ようやく外部に発信できる土台が整った」という趣旨の話をしてくれました。10年かかってようやく、ここまで来たんだなあ、という感じです。

いろんなタイプのNPOがあると思いますが、森ノオトの強みは「組織力」「事務局力」なんだと思います。今いるコアスタッフは8〜10年選手で、それぞれに葛藤がありながらも同じメンバーでともに走ってこられた。心から信頼する仲間たちです。その周りにしっかりと新たなメンバーも育ってきている。発表した各リーダーが「毎年変わり映えのない顔ぶれですみません」なんて嘯いたけれど、それって本当にすごいこと。

2019年に意思決定のやり方を変えて、みんなで話し合ってみんなで決めるという組織のカルチャーが根付いたことで、ぶれない強さが生まれてきたんだと思います(←私にはできなかったことで、みんなのおかげ)。時間はかかるし、効率的ではないかもしれないけど、互いにグッと堪えて踏ん張ってきたからこそ、今年は揺るぎない信頼関係の中で、本当に思ったことを率直に話せて、会議時間も短縮されて、「走れる」体力がついてきたんだなあ。
不変のメンバーで進化してきたものが、次のサイクルに入るのを感じています。ゆるやかな入れ替わりと循環をしながら、次に見たい景色を具体的に描けるようになりました。

今ではスタッフ18人、寄付者220人という大所帯になり、「次の10年」に向けて仲間を広げていきます。大胆に、謙虚に、歩んでいきたい。
これまで支えてくださった皆さん、これから仲間になる皆さん、どうぞよろしくお願いします。森ノオトに関わる門はいつでもオープンです。ぜひ扉を叩いて、遊びにきてください。

★しつこいですが、法人設立10周年バースデードネーションをやっています!森ノオトとの関わりしろの一つとして、ぜひ応援ください★



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