漫画「これは経費で落ちません！」の感想。
私は最近、仕事に興味がある。だが、起業どころか、アルバイトもしたことがない子供だ。
世間知らずというやつだろう。
お金がどうやって世の中を回っているのか、お金は会社の中をどう動くのか、もっと知りたいと思いこの本を購入した。
もともとは、少女漫画コーナーで新しい本が読みたいと探すものの好みのものが見当たらないと悩んでいたところ、少女漫画とは毛色の違う題名の漫画が置いてあったので興味本位で買ってみた、というのか購入の経緯だ。
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感想は「経理を知るためなら原作を買え」「原作を先に読んだ方が楽しめそう」だ。
この漫画は、漫画で経理を理解するというより胸キュン系少女漫画に近づけて作ってあるので学びは得られなかった。これは少女漫画だ。
また、登場人物に私の嫌いな人が多すぎた。（これは完全に個人的な意見）お金に緩く時間を過ぎてからレシートを持ってくる人（反省の色が全く見えない）や、ゴシップ大好きで恋愛に命をかけているような公私混同している人、デート代を経費で落とそうとしている人、わざと人を貶めて自分を上に持っていく人、人のスマホを勝手に覗く人、もうイライラのオンパレードだった。
原作ではこんなイライラするような人たちは出てこないだろうが、絶対に関わりたくない人がわんさか出てきて、最後まで読んだもののげんなりしてしまった。
原作を読んでいないのでなんとも言えないから、この漫画は原作を読んでからの方が楽しめそうだ。
とにかく、この漫画は経理を学ぶためではなく、オフィスでの恋愛を描く漫画になっているので胸キュンが欲しいかたに読んでいただきたい。
とはいえ原作が存在するアレンジ漫画なので、恋愛でときめきたい人には通常の少女漫画を勧めるのだが「少女漫画が苦手だけどトキメキが欲しい」という方にはこの漫画を読んでみるのもいいかもしれない。少女漫画と比べると1巻はストーリーに甘さがほとんどないので読みやすいと思う。刺さる人には刺さりそうだ。
ここまで色々書いてきたが、百聞は一見にしかず、感じ方は人それぞれ。気になった方は一度読んでみてはどうだろうか。