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海外(イギリス)で、日系企業から外資系企業に転職した話 〜応募編〜

日本からイギリスの日系企業に現地就職した時と比べて、イギリスで外資系企業に転職した時の工数は、格段に多かったです。

なので今回は、応募 / 面接 / 採用編をそれぞれ分けて、記事にしていこうと思います。ますは、応募編です。

以下の記事でも書いたように、私は LinkedIn を使って転職先のポジションを見つけました。

そして LinkedIn の「求人」から直接応募 しました。

その際、用意したものは英文履歴書(CV や resume ともいう)のみ です。
前回の転職時 と同様、今回もカバーレターは付けませんでした。
(LinkedIn から応募しても、結局は企業のホームページに飛ばされて、そこで個人情報や経歴を入力し直したのですが、その際、「履歴書をアップロード」という項目はあるものの、カバーレターについては言及されていなかったので、大丈夫かなと解釈しました…。)

今回は、企業が直接公募しているポジションに応募 しました。
(日系企業に現地就職した際は、転職エージェントが企業に代わって求人を出していました。)

応募が完了すると、企業の HR(人事)からメールが来て、すぐにビデオコールすることになりました。

HR とのビデオコールでは、待遇や企業カルチャー、福利厚生の説明を受けました。この時点で私は、受かったらこの会社に行こうと決めました。(前々からよく知っていた会社というのもあります。)


ビデオコールは1時間ほどで、以下の事を聞かれました。

希望年収

希望年収については、日本では最終面接あたりで聞かれることが多いイメージですが、こちらでは最初に HR から確認されることが多いみたいなので、予め Glassdooor などで給料の口コミを見ておく と参考になると思います。

履歴書の内容の確認(Job Description に沿っているか)

私の履歴書と Job Description を照らし合わせて、弱い部分を指摘されました。それに対して、「こういう経験もあるよ」と口頭で言ったところ、HR から「じゃあ、その経験も履歴書に含めよう」と言われたので、履歴書に経験を書き足し、再度アップロードすることとなりました。

就労ビザの必要有無

就労ビザが必要なことを伝えると、あっさり「オッケー」と言ってくれました。

いつから働き始められるか

「いつからでも!」と伝えました。

現在働いている会社の退職通知期限(Notice Period)

これは退職予定日が、試用期間内(Probation Period)か本採用後か によって異なります。

イギリスでは、試用期間は入社日から6ヶ月間なことが多く、その間であれば、1週間前の通知で退職できます。
本採用後になると、だいたい退職日の1-3ヶ月前に通知することがルールとなります。(この辺りのルールは、オファーレターや企業内のドキュメントに記載されているはずです。)

退職通知期限を聞かれる背景としては、就労ビザの取得と勤務開始日の調整の難しさがあります。

前提として、新しい会社がスポンサーになった就労ビザを取得しないと、その会社で働き始めることはできません。しかし、ビザが下りるタイミングを計るのはなかなか難しいので、退職日を予想するのは一苦労です。
なので、ここら辺の調整は慎重に行っていく必要があります。


今回の採用プロセスでは一貫して、HR はとても協力的で、企業に直接応募するのも全然アリだな、という感想でした。

次回は、面接編について書いていきたいと思います。


テックウーマン より

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