海外(イギリス)で、日系企業から外資系企業に転職した話 〜採用編〜
最終面接の約1週間後、企業の HR から直接電話があり、口頭の採用通知(Verbal Offer、非公式な仮通知)を受けました。
面接の流れは、こちらの記事 でご紹介しています。
この Verbal Offer の際、年収や役職(Associate, Senior, Principal など)が提示され、必要な場合は交渉します。
外資系企業の場合、受け入れられるかは別として、年収交渉はトライして損はないと思います。特に 他の企業から内定をもらっている(または、もらえそうな)場合などは、引き合いに出すと、年収を上げてもらえる可能性が高まります。
私も年収の交渉を試みたのですが、何しろ初めての英語での Verbal Offer で、年収を上げてもらうに値する理由を言えなかったのと、他に受けている企業もなかったので、年収交渉は失敗しました。
しかし、年収自体はそれなりに上がり、福利厚生も充実していたので、満足しています。
Verbal Offer で合意に達すると、後日 Offer Letter(正式な採用契約書、拘束力あり)が発行されます。
Offer Letter にサインをして提出すると、企業との雇用契約が成立します。
私の場合、Verbal Offer と正式な Offer Letter の間に、バックグラウンドチェックが入りました。
バックグラウンドチェックとは、外資系企業であれば日本でも一般的に行われるもので、簡単に言えば、履歴書に嘘がないかを第3機関がチェックするもの です。
この際、今まで勤めてきた企業の在籍証明書(給与明細書など、いくつか代用できる書類がある)や、最終学歴の卒業証明書 が必要になります。
最終学歴の卒業証明書については、企業からも別で直接要求されたので、予め 英語版 を用意しておくことをお勧めします。(私はこれを用意するのに、思った以上に時間がかかってしまいました…。)
バックグラウンドチェックが終わって、Offer Letter にサインして提出すると、次はビザ手続きに移ります。
就労ビザは基本的に会社にスポンサーになってもらうので、転職する場合は、転職先の会社で新たに発行してもらう必要があります。
転職先の会社がスポンサーになった就労ビザを取得しないと、その会社で働き始めることはできないので要注意 です。
ビザ手続きは、前回の時 と同様、企業が委託している事務所が行ってくれました。
しかし今回は思ったより時間がかかり…。
オンラインでのビザ申請が完了すると、ビザセンターに出向いて写真や指紋をとる必要があるのですが、このビザセンターの予約が混み合っていてできないのです。結局、約2-3週間後の予約しか取れず、その他の調整に苦労しました。
以上で、「海外(イギリス)で、日系企業から外資系企業に転職した話」シリーズを完結します!
テックウーマン より
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