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異質の個性の人を配置せよ!! 『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み』


自己理解が人生の基盤

自分らしく生きる人の共通する「自分の特性を理解し、強みを生かし、弱みは仲間と補完している」という点。ほとんどの人は、「自分はこうありたい」と言う憧れから自分自身を偽り、自分の個性に合わないやり方や行動パターンを自らに強いているケースはよく見られる。

この本から学べること

・自分のことをよく理解する(自己理解)
・周りの人の個性を深く理解する(他者理解)
・人との付き合い方を学ぶ
・より良い意思決定をするポイントを会得する
・強みを活かすことで、誰もがエースになれる

診断結果

< キャラクター>
溝口大和
<特徴>
・リスク回避に長けている
・積み上げた経験値を生かし、徹底的に合理的に進める
・勝ち負けに敏感で「勝ちたい」不安を払拭するために網羅的に押さえる

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第一因子: 「保全性」

判断軸: 好きか嫌いか
キーワード: 慎重, コツコツ, 貢献, 皆できることは自分もできるようにする

 「拡散性」の高い人は憧れの存在、己の不甲斐なさを意識させられる存在になりやすい。しかし、宇宙兄弟では、保全性の高い主人公の成長を描いており、その点が多くの読者を惹きつけた。保全性なりの良さがある!

「すぐに決められない、念のため全部確認したい」と思う。 

知識やスキルを積み上げていくことを好む因子。 ルーティンを持つ事が得意だし合っている。経験値の蓄積はその人の自信になり、さらに高みを目指す原動力になります。目標に到達するまで時間や努力を要しても全く平気。 一歩踏み出す場面では慎重ですが、踏み出すと決めたなら、どこまでも粘り強く、やりたいことを成し遂げようとする。 小さな成功体験の積み重ねが大事。簡単なことから、一歩一歩階段を上るように 自信をつけて難易度を上げていく。「勝ちパターン」が生まれ、未来が見通せるようになった時、力強さが増す。

保全性ならではの戦い方

1. 周りの人の助けを借りること
普段から上司に自分のやりたいことを伝えておく。そうすれば、興味のあるプロジェクトに推薦してくれたり、進みたい方向に後押ししてくれたり、夢を叶えるきっかけを作ってくれるかもしれない。
2. チャンスが巡ってきたら、迷わず乗っかること
なぜなら、心に「やりたい」思いは秘められているから。ただ用意周到なだけ。
3. 情報を集めること
過去に積み上げた知識や情報で解決しようとします。いつか何かの問題が起きたときのために、できるだけ情報集めておきたいと言う心理が働く。例えば読書で、PMや会計の本から 先に勉強するように。「とりあえず前に進んでいる」気持ちになって安心できる。情報の体系化が得意で、だれも考えつかなかったアイディアを生み出せる。
4. 自分の専門領域で、徹底的に理論武装
仕事で即断即決、周りから行動派とみられる人で保全性の人はいる。「とても慎重で誰かに指摘されることが不安。だからどんな質問にも完璧に答えようとしているだけ。」手当たり次第参考書を読み、 周辺知識を広げよう。すなわち、自分の守備範囲を見極めることが大切。不安を感じたら徹底的に理論武装で追い込む。

優劣でなく、個性の違い

すぐ動く人と入念に計画する人あるのは、ただの個性の違いだけ。 対照的な「拡散性」のやり方を無理して真似る必要は全くない。 そういう人を羨ましがったり、後を追ったりする必要は無い。自分に合ったやり方を探そう。リーダーでなく、参謀役が似合うケースもある。

優れたリーダーは異質の個性の人を配置している

保全性と保全性の同質関係では、革命は生まれない。保全性と拡散性が交わることで保全性は、一皮剥けることができる。 拡散性の相手とひとたび理解できれば、お互いの強みを生かし、弱みを補完しあえるパートナーになり得る。

つまり、相手の因子が何なのかを考えることが大切。 もし、上司が拡散性であるならば、皮剥けるチャンスだと挑戦し、かつ自分の得意領域で上司をサポートするいわばフォロワーシップを発揮すれば良い。

目指すは「猛獣使い」

保全性が目指すべきリーダー像は、拡散性のメンバーを生かす猛獣使いである。「サーバント・リーダーシップ」で周りを利用する。リーダー自身は強くなくても良い。猛獣たちの良さを認め、周囲に翻訳する力によって、とんでもない相乗効果を生み出せる。

第二因子: 「弁別性」

判断軸: 相対的評価
キーワード: 現実的, ドライ

確率的で白か黒かをはっきりさせる。組織内で高いポジションにつく例が多く見られる。

「来るもの拒まず、去るもの追わず」

「弁別性」の優しさは一味違う。信頼に値すると判断した相手には、尊重する態度で接します。一方、交わるに値しないと判断した相手には、見向きもしません。 必死でついてこようとする人にはちゃんと支援する。しかし、その結果として、成長する人もいればしない人もいる。それはあくまで本人の自己責任である。

身近な友人にさえ、何考えてるかわからないとよく言われる。しかし誰よりも静かに熱心である。赤い炎ではなく、青い炎を持っている。

最後に

「異質の個性の人を配置することの大切さ」は、自分にない部分で強く共感しました。保全性の人といることが心地が良いけど、拡散性とうまいタッグが組むことができたら、弱みを補完しあえる最高の関係になれそう、、と試してみたくなったので、拡散性の人とのこれからの出会いを楽しみに意識したいと思います。




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