ダメな人間だし、これまでもこれからも、きっと間違いを犯す。 『ランチ酒』
一番伝えたいこと
人の手を借りている人、その手になっている人にはよく沁みる。娘の明かりを見守る祥子のように、そんな祥子を見守る亀山と幸江の世に、そして祥子が見守る今夜の客のように、気づかないうちに人はどこかで見守られている。だから周りの人を大切にしよう。ありきたりだけど、見る度思い改めたい。
食事と人は結びつく。
例えば僕だったら、Mと食べた角煮、マック。Kさんと食べた焼肉。Oと食べたピザまん。Tと食べた豆腐カツ。全部すげえ美味しかったし、どんな席か覚えている。
自分に寛大に、今ここにある幸せに。
ダメな人間だし、これまでもこれからも、きっと間違いを犯す。だけど、今日はまあまあうまくいった。それで良いのではないだろうか。これからも問題は出てくるはず。けれど、その時考えればいい。