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WeWork出身者が語る:コミュニティファーストで作る億を生み出すビジネス設計

今回ご紹介するのは、6つの異なるビジネスを運営し、年商16億円を達成しているGreg Eisenbergの成功ストーリーです。特筆すべきは、これらすべてを0円で立ち上げたという点です。VCから資金調達を受けた大企業での経験を活かし、独自のビジネスモデル「ACPファネル」を確立。現在では年間8億円の利益を生み出す持株会社Late CheckoutのCEOとして、効率的なビジネス運営を実現しています。彼が提唱する「マルチプレナー」という新しい起業家像と、その成功の秘訣に迫ります。

悲劇から生まれた起業家精神

Greg Eisenbergの起業家としての道のりは、カナダのモントリオールで始まりました。幼い頃からインターネットに魅了され、10代の頃からブログやオンラインコミュニティを運営して小額の収入を得ていました。

17歳の時、高校の化学の授業中に起きた銃乱射事件で19人が撃たれるという悲劇を経験。教室のドアが施錠され、銃声が響き渡る中で、Gregは人生の短さを痛感し、大きな目標に向かって進むことを決意します。

WeWorkでの経験が教えてくれたこと

その後、大学生向けのDiscordのようなプラットフォーム「Islands」を立ち上げ、WeWorkに売却。WeWorkの製品戦略責任者、そして製品部門の責任者として活躍します。当時WeWorkは企業価値7兆5,200億円を誇る企業でしたが、突如として資金繰りに行き詰まります。

「企業価値が4兆円、3兆2,000億円、2兆4,000億円、1兆6,000億円と急落していく中で、WeWorkは資金調達もできない状況でした」とGregは当時を振り返っています。この経験から、収益性の低いVC型ビジネスの危険性を学び、次は初日から利益を生み出せるビジネスモデルの構築を決意します。

ACPファネル:成功への青写真

Gregが15年かけて開発し、今まで非公開だった「ACPファネル」は、彼の成功の核となる方法論です。

  • A(Audience):ソーシャルメディアでオーディエンスを構築。Gregは、1万フォロワーから始めることができると語っています。

  • C(Community):メールやSMSでの直接的なコミュニケーションが可能なコミュニティを構築。Gregは実際にウィリアムズバーグの地下でオレンジワインディスコパーティーを開催し、そこで最初のクライアントと出会いました。

  • P(Product):コミュニティのニーズに基づいた製品開発を行います。

この方法論を用いて立ち上げたLCAは、初年度に2億4,000万円の売上を達成。2年目には8億円以上の売上を記録しています。

マルチプレナーシップの威力

Gregは複数の成功したビジネスを運営しています:

  1. LCA(イノベーションエージェンシー)

  2. You Probably Need a Robot(AIコミュニティ)

  3. Design Scientist(デザインエージェンシー)

  4. Boring Holdings(別の持株会社)

  5. Boring Marketing

  6. Multipreneurship.com(マルチプレナーコミュニティ)

特筆すべきは、Dispatchというデザイン事業では、ACPファネルを活用して72時間でブランドとチームを立ち上げ、初年度に約7,200万円の利益を達成したことです。また、Boring Marketerは、SEOとAIを組み合わせたSaaSツールとして、2年目で3億2,000万円から4億8,000万円の利益を見込んでいます。

急速な事業拡大とその手法

Gregの人材採用方法には2つの特徴があります:

  1. コミュニティからの採用:各分野の専門家(Nerds in Residence)を、自社のコミュニティから見つけ出します。

  2. コールドDM:興味深い人材を見つけた場合、直接連絡を取ります。特に現在就職している人材を重視しています。

ビジネスアイデアの発見には、RedditListとgummysearch.comを活用し、成長している分野や未解決の問題を特定します。

理想的な1日の過ごし方

マルチプレナーとしてのGregの1日は、朝6時に始まります。フレンチプレスコーヒーを飲みながら日の出を眺め、その日の2-3個の重要なタスクを計画。午後には45分のワークアウトを行い、仕事後は意識的にスマートフォンから離れて過ごすことで、メンタルのリセットを図っています。

インサイト

Gregは、マルチプレナーになる前に、まずはソロプレナーとして最低月商1,600万円の利益を上げることを推奨しています。その後、オペレーターを見つけて事業を任せ、次の事業展開を考えることが重要だと説明しています。

特に重要なのは、「他人の人生を生きるな」というメッセージです。Gregは12-13年間、毎日朝7時から深夜2時まで、週7日働くような生活を送っていました。しかし、それは他人の成功モデルを追いかけていたに過ぎません。真の成功は、自分自身の真実を見つけ、それを追求することから始まるのです。

もっと詳しく知りたいという方は、ぜひソースの動画もチェックしてみてください!

https://www.youtube.com/watch?v=akM6P97_0B8

「英語だからわからないけどこの人のストーリーを知りたい」などありましたら、ぜひコメントください!

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