SWEET LOVE SHOWER2024 感想(備忘録)#2 ライブ・交通・食べ物編
#1の服装編から続き、ラブシャ2024のフェス自体の感想を。これも時系列・箇条書き形式で。
結論からいうと、過酷ではあるが超楽しかった。田植えではあったけど大人しく見てれば異常に泥が跳ねたりはしないし、風邪をひかない程度に防寒した上で一度「濡れ」に慣れてしまえば、雨も演出の一部として楽しめると思った。(自分が雨の中でもガンガンやる異常競技・サッカー出身だからという説もある)
交通手段・往路
事前準備(?)でいちばん考えたのが、行き帰りの交通手段をどうするかということだった。ラブシャに行くことにしたそもそもの大きな目的が「サカナクションを観ること」だったので、トリまで観ることは絶対条件。
自分・友人ともに免許は持っているが山道の運転は不安、宿泊も考えていたが結構宿が埋まっていたこともあり、移動手段はツアーバスに絞られつつあった。例年のタイテを見る限り、トリが19:30~20:30くらいだと考えると、21:00最終出発のツアーバスは若干危険かもね、、などと話す。
そんな感じでグダグダしていると、ツアーバスの新宿・東京発着が売り切れていた。急に大ピンチ。始発・終電ともに間に合いそうな松田駅発着を何とか見つけ、購入。(6月頭)
すると8月頭に新宿発着が再販というアナウンス。これを買うことができ、交通手段が確定した。あとはサカナクション後にバスに飛び乗れるか、という気合の問題に。
(台風の影響もあったのか)1日目のバスは新宿~会場まで7時間かかったとの情報が出回る。怖すぎ。バス自体は6:00~7:30順次出発ということだったので、なるべく早く、6:30くらいのバスを目指して新宿に向かった。
バス、めっちゃ快適かつ早い。山中湖畔についてからラブシャの客などで渋滞してそうだったが、10時には会場入りできた(自家用車で行くなら駐車場の位置とかちゃんと考えないといけなさそうだなと思った)。
ライブ
めっっっっっっっっっちゃ楽しかった!!!!!!!!!!!!!
基本的には場所取りなどもせず、後方でゆったり色々なアーティストを観るという行程。1アーティストあたりの時間が若干短いようにも思ったが、そのぶん色々観れる満足感があった。
最初はWurtS。確かディスフェス以来だったが、めっちゃかっこよかったし盛り上がってた。けどMCとかのふわふわ感は相変わらず。ギャップがいいね~~ まっすぐフェスセトリで、新曲も聴けて良かった。てかブルーピリオドの主題歌って出世しすぎなんちゃうの?!
Mt.Fujiステージはちょうどいいコンパクトさで、リハくらいにステージ着いたけど割とゆったり見れた。
WurtS終わりでメインステージのPEOPLE1へ。ちょうどリハしてた。このステージ間の移動路が細く、ほぼ1通りしかないのでかなり混雑する。着いた頃にはリハ終わりくらい(移動中フロップニクが聴こえてた)。ほぼ最後方でゆったり観ることにした。それでもメンバーはちゃんと見える。エッジワースのタオルを最後方から見るのは圧巻だったし、怪獣やDOGLANDの盛り上がりもすごかった。
1曲目のスクール(アレンジ?新訳?)が個人的には超楽しかった。ドラムが全然セットほっぽって、マイク持って煽ってきて、そんなんアリ?!となった。あと今他のフェスのセトリ見て思ったけど、なんかえらいセトリ攻めてたんか?(後日談:この後ワンマン行って世界観すごくて圧倒される)
続いてMt.Fujiステージのハンブレッターズへ。コロナ前のCDJぶりのハンブレだったけど、あまりにも大きくなっていて、ファンも増えていて感動、、、、フェスでしか見ないバンドはまじで親戚のおじさんみたいな距離感の感想になる。DAY DREAM BEATなんて絶対的なキラーチューンだったのにリハでやるようになるなんて、、、あと全員垢抜けてたけどちゃんと陰キャ感残っててよかった(マジで褒めてる)(でらしは元からちょっと垢抜けてたので除く)
最近ほとんど追えてなかったのでぶっちゃけ曲自体はあまり知らんのが多かったけど、でも楽しめた。ハンブレの曲って良い意味でめっちゃシンプルという印象で、構成で変に奇をてらっていないから初見でも楽しめるんだよな。ただ、もっと予習してればもっと乗れたなと軽く後悔。
その後、昼食。
昼食後、やや遅れて羊文学へ。なぜメインステージじゃないの?と思ってたけど、実際すごい人だった。ハンブレも人すごいと思ってたけど、本物はこうなるのか、、、
羊文学の流行、やや乗り遅れていた感があり曲も実はあんま知らんかった。アルバムは聴いたんだけど。ただ、売れる理由分かりすぎた。メンバーめっちゃ可愛いし、特にMCなんてゆるい感じなのに、歌になると声がかっこいいのなんの。演奏も太いし。そらハマるわ。
ただ、2人とも強火ファンではなかったので途中でodolへ移動。友人は好きだったらしいが自分は完全に初見。でもめっちゃ良かった。シンプルに曲も演奏も歌詞も好み。2曲(幽霊、生活)しか観れなかったけど、特に生活めっちゃハマってる。UKPなのね、、知らなかった、、一般客と一緒にピポワンメンバーが全員観てた。超乗ってた。
からのchevonへ移動。odolの終わりごろからリハのつっよい声が聴こえていたが、SUNRISE TENTへ移動すると入場規制ギリギリの大混雑。テントの外で何とか観れた。で、とにかく圧倒された。歌がやっばい。少し前に先輩から勧められて音源は聴いており、良いなーとは思っていたけど、まったくの別物。YouTubeにあるライブ映像とも違う、生でしか味わえないものなんだろうと思う。
多分演奏の音圧も結構あるし上手いのに、歌がそれをやすやすと上回ってくる。もはや人間の業とは思えない声。なんか、宗教。ほぼMCなしで曲をやり続け、そしてテントだからこそなのか歓声もめっちゃ響く。それがより一層、熱狂を演出しているように感じた。
そしてここで大雨が降り始め、テント内へ避難。友人は家主を観ようとしていたが、断念、、、
自分はバニラズが観たかった。が、この雨の中早めに行く元気も勇気もなかった。結局、始まる頃にテントを出発しステージへ。移動中に平成ペインが聴こえる。到着し、空いていた左後方で観る。
結論、超楽しかった。雨はもう知らん。既に濡れてたから。逆にテンションがおかしくなって、この日一番はしゃいでたのはこの時だったと思う。そして牧がすごかった。カウンターアクションの後、「お前らだけ濡れるわけにはいかないだろ!(おぼろげな記憶)」みたいに叫び、平安で客席へ。当然濡れると、上半身裸になってその後の曲へ。来来来は一気に好きな曲になった(クラップできた/周りの人はできてなかった(当たり前)(知っててもむずいのに))し、メドレーでSUMMER BREEZEとアメイジングレース聴けたのも嬉しかった。全然SUMMER BREEZEって感じの天気ではなかったが。
ただまあ、雨はすごかったし寒くはあったので再びテント下へ避難。礼賛とか気になっていたが諦め、早めの夕食を食べながらスピッツを待つ。ZAZEN BOYSの歌とMCが聞こえてきたが、その後にステージ見たら全然田んぼ通り越して池だった。ここでやってたん???
スピッツ。この頃には若干雨が弱まってきた。相変わらずギリギリにステージ後方に到着するとちょうど空も飛べるはずのイントロが始まる。フェススピッツ、当然初見、セトリが全く予想できなかった(予習をしていない)が、次から次へと楽しかった。スピッツ、何やってももう正解。全部名曲なんだもん。優勝。
歌うますぎ。演奏もうますぎ。ベース動きすぎ。全部知ってんだけど、改めて観ると「本物だ…!」となる。優しいあの子はなんか泣きそうになってしまった。怪獣の花唄は5秒くらいマジで理解できてなかった。怪獣の花唄もだし、野生のポルカもだし、草野さんの綺麗な声にメンバー全員が重ねる低い声のコーラスが性癖過ぎてたまらん~~~~~
ここでクロークへ。サカナクションをしっかり観るための勝負。すべての荷物を引き取り、メインステージへ。この日初の場所取り。
当然ながら超満員のメインステージ。台風。当日の早朝、一郎さんによる鬱の揺り戻しを訴えるインスタの投稿。ギリギリまで予断を許さない天候。全ての障壁を乗り越えて、ついにサカナクションが始まる!
今の天気にぴったりな雷のSE。からのAme (B)。もうこの時点で勝利は確定!この1日は全てサカナクションのための演出だった!
その後のセトリもまっすぐ定番曲。ファンからしたら色々思うのかもしれないけど全然嬉しい。アイデンティティ→ルーキーは分かってても興奮するし、レーザーや銀テープの演出も美しかったし、何より「雨の中山中湖に集まった猛者たちよ!」という煽りで全てが報われた気がした。
アンコールのチェリーcover、そして夜の踊り子。この日の、このアンコールのための歌詞ですか?雨味方につけすぎ。テンション上がったのか撮影も許可され、巨大なクラブと化すステージ。半端ない余韻を残しながら、この日の目的はあっという間に終わっていった。
飲食
「行きのバスで食べるお菓子を持って行こう!」というインターネットの情報を鵜呑みにし、2人ともバス内でお菓子を食べた。さながら遠足。
のはずなのに、着いたら軽くお腹空いてた。不思議。場内は食べ物の持ち込み禁止ということになっているので、お菓子はクロークに預けて場内へ。さすがにそんなすぐ食べることはしなかったけど、暑かったからマウントレーニアのフロート?とか美味しそうだったな
ハンブレ終わり、12:40くらいに昼食を食べる。ちょうど屋台の行列もピークくらいだったんじゃないか。ただ店も多いし、一部を除けばアホみたいには並ばずに買えると思う。自分はプルドポークオーバーザライスとビール。電波も悪くないので電子マネーも快適。暑いのでビールが美味いねえ~もう一杯飲みそうになったわ。いいちこの屋台とかもあって魅力的だった。プルドポークオーバーザライスは味が濃くてビールがめっちゃ進んで良かった。
この時間は暑かったので温かいうどんだの豚汁だのほうとうだのは比較的避けがちだったと思う。代わりに冷たいうどん・そばやかき氷、ジュース、冷たいスイーツ系は人気だった。かき氷とか食べたいね、などと会話していたがいったんスルーした。その後雨が降り、冷える。もう戻れない。かき氷は食べたいうちに食べるべきである。
バニラズ~スピッツの1時間ちょっと、17時頃にもテントで休憩を挟んだ。この後のスケジュールを考えると今がラストチャンス、ということで早めの夕食を取ることに。この時間はクソ雨で寒かったので、ほぼ全員温かい食べ物を食べていた。うどん、ラーメン、カレー、豚汁。至る所からラーメンの匂いがして誘惑がすごかったが、野方ホープだったので我慢した。なんで山梨県まで来て野方ホープ食わなあかんねん。
カレー食った。カレーの上に巨大な豚肉の肉塊が乗ったカレー。昼に見た時は全女子が豚肉3割くらい残していたが、その時から食べたいなと思っていた。割と列も短く、すぐ注文できる。雨が不安だが、ラップをかぶせてくれるので持ち運びも大丈夫だった。
フェスで食べるカレーってやっぱ美味い。カレー自体も美味いし、肉塊もめっちゃ柔らかい。黙々と食べ進めていたが、周りがあまりにも寒いのか、徐々に冷めてくる。すると脂の部分が重くなってくる。これがお残しの原因か…しっかり感触はしたが、美味しさ8割の中に、「頑張り」が2割くらいあった。ちなみに友達は他のカレー食べてたけど、めっちゃ辛かったらしい。このカレーは全然辛くない。
このカレーのボリュームがしっかりあったので、その後夜まで空腹は大丈夫だった。
交通手段・復路
そして帰り。帰りの心配は大きく2つ。
サカナクション後にバスに乗れるか
新宿の終電には間に合うのか
まずバス問題について。万全を期すためクロークの荷物はサカナクション前に取り出し、リュック等の荷物を持ってサカナクションのステージへ(もちろん後方で、邪魔にならないようには気を付ける)。サカナクション終了後は出口へ急ぐ、が人と水たまりがすごいので走ったりは当然できない。混雑をかき分けたりとかもなく、お行儀よく人の流れに沿って退場する。すると駐車場へ着く。
終演からバス待ちの列まで大体10~15分くらいだろうか。出口からあんまり離れて見てゆっくりとかしていない限りおおよそ大丈夫な時間設定になってるんじゃないかな、という感想。ただしクロークを取ってなかったらかなり焦ると思う。
そしてバスに乗ってからだが、ツアーバスを買う時の新宿駅到着目安は22:30~24:00頃とのこと。新宿の終電が大体24時ということを考えたら、MAXの遅さで終電がギリということになる。結果的には超余裕だった。23時新宿着。寝てたから分かんないけど、すごく空いてたんだと思う。台風のせいで空いてた(or混んでた?)のか、あるいは平常運転なのか。分からないけど、まあ大丈夫だった。
なお、バス内で濡れた靴下等を着替える。2人掛けだとタオルで拭いたり履き替えるたりにはちょっと狭い。ただ、時間かけてしっかり履き替えられるのはありがたい。快適な状態で寝ることができました。
そういえば、グッズの類は何も買ってない。まったく見てないのでどれだけ並んでたのかとかも知らない。
まとめ/おわり
ということで、自分への備忘録としてラブシャの感想をつらつら書いてみたが、将来の自分に伝えたるとしたらこの辺りになるだろうか。
初めてのフェスはしっかりネットの記事とかX(旧twitter)とかで調べて、やりすぎなくらいに準備しろ!準備しすぎってことはないし、しっかり準備すればどんなフェスでも基本楽しめる!
身一つなら、雨がめっちゃ降ったとしても基本何とかなる!運営がGOサイン出したなら信じてみて良いと思う!その代わりちゃんと準備はしろ!
スポーツウェア、超便利。
ただし、翌日はめっちゃ疲れる。何ならフェス中も疲れてる時間あった。今後は年齢に合わせた楽しみ方を身に着けていこう。大学生のうちにもっとフェス行きたかったとかはあるけど、それはもう仕方ない。だからこそ、まだ比較的若いうちに行けるフェスや行きたいフェスは行くようにしよう。
以上