チャート式!? 現場で闘う問題解決力を鍛える IT問題集 基礎編

見習いエンジニアにとってITの現場は、いわば見知らぬ大洋をたったひとりで航海していくようなもの。そのさい、強い味方となるのは、問題を正確に切り分け、正しい正解へと導いてくれる海図(チャート)です。
問題にぶつかったときに、根本原因はどこにあるのか、その解決策をいかにして導き出すことができるかを学ぶことに主眼があります。
エラーメッセージが具体的ではなくても、ドキュメントにすべてが記載されていなくても、ピンポイントの解決策がネットに落ちていなくても、原理原則を抑えることで、得られた情報から推論し、最終的な解決策にたどり着ける。このノートが皆さんにとって、そんな羅針盤となることを願います。

レベル:ITパスポートレベル

・①問題
・②ポイント、原理原則、公式
・③解法(①に対して②を適用する具体的な手順や方法)

第1章
・第1項
・第2項
第2章
・第1項
・第2項

第1章 コンピューター

第1項 CPU

CPUに関する記述のうち,適切なものはどれか。

1. CPU内部に組み込まれているキャッシュメモリは,主記憶装置の容量を仮想的に拡張するために用いられる。
2. CPUの演算機能は制御機能の一部である。
3. CPUは,一度に処理するデ一夕量によって"16ビットCPU","32ビットCPU","64ビットCPU"などに分類されるが,ビット数の大小と処理能力は関係がない。
4. 同じ構造をもつCPUであれば,クロック周波数が高いものほど処理速度が速い。

ITパスポート H23年特別 問67

正解:4


第2項 メモリ

メモリに関する説明のうち,適切なものはどれか。

1. DRAMは,定期的に再書込みを行う必要があり,主に主記憶に使われる。
2. ROMは,アクセス速度が速いので,キャッシュメモリなどに使われる。
3. SRAMは,不揮発性メモリであり,USBメモリとして使われる。
4. フラッシュメモリは,製造時にプログラムやデータが書き込まれ,利用者が内容を変更することはできない。

ITパスポート平成30年春期 問76

正解:1

第3項 OS

PCのOSに関する記述のうち,適切なものはどれか。

1. OSが異なっていてもOSとアプリケーションプログラム間のインターフェイスは統一されているので,アプリケーションプログラムはOSの種別を意識せずに処理を行うことができる。
2. OSはアプリケーションプログラムに対して,CPUやメモリ,補助記憶装置などのコンピュータ資源を割り当てる。
3. OSはファイルの文字コードを自動変換する機能をもつので,アプリケーションプログラムは,ファイルにアクセスするときにファイル名や入出力データの文字コード種別の違いを意識しなくても処理できる。
4. アプリケーションプログラムが自由にOSの各種機能を利用できるようにするために,OSには,そのソースコードの公開が義務付けられている。

ITパスポート H22年春期 問56

正解:2

第4項 入出力デバイス

PCと周辺機器などを無線で接続するインタフェースの規格はどれか。

ア. Bluetooth
イ. IEEE1394
ウ. IrDA
エ. USB 2.0

ITパスポート平成23年秋期 問88

正解:ア

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