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【Cursor入門8】面倒なデバッグもAIですぐ終わらせる!|動画紹介

皆さん、こんにちは!

AIを搭載したコードエディター「Cursor(カーソル)」の動画を紹介するシリーズの第8弾です。

ソフトウェア開発において、避けて通れないのがデバッグです。
どんなに優秀なプログラマーでも、コードにエラーはつきもの。
しかし、エラーの原因を特定し、修正するのは至難の業……と感じている方もいるかもしれません。

そこで今回は、AI搭載の強力なエディター「Cursor」を使って、誰でも簡単にデバッグができる方法をご紹介します!

今回の内容は、YouTubeの動画「【Cursor入門8】デバッガーでバグ修正をやってみよう!」でより詳しくご覧いただけます。
詳しい内容が気になった方は、動画本編をチェック🎬
シリーズをまとめて見たい方はこちらから✅

それでは行ってみましょう!


バグとデバッグ

まずは、「バグ」「デバッグ」について基本的な知識をおさらいしましょう。

  • バグ : プログラム中に存在する誤りや不具合のこと。例えば、期待通りの動作をしない、誤ったコードが書かれている、文法エラーやタイプミスがあるなどが挙げられます。

  • デバッグ : バグを取り除く作業のこと。具体的には、以下の手順で行います。

    1. 問題を再現する

    2. 原因を特定する

    3. 修正する

    4. 修正が正しく行われたことを確認する

デバッグ実践の準備

デバッグを実際にやってみるために、まずはプログラムを用意しましょう。
今回は、「ソーティング」という数字の並べ替えを行うプログラムを例に解説していきます。

まず、CursorのAIチャットにソーティングプログラムの作成をお願いしてみました。

AIにプログラムを書いてもらう

するとAIは、Pythonの関数を使ったプログラムを提案してくれました。
これは実務では効率的ですが、学習の段階では自分でプログラムを書くのがおすすめです。
バブルソートやクイックソートなどのアルゴリズムを理解するためにも、最初は自分でやってみましょう!

今回は、Pythonの関数を使ったものでデバッグをやってみたいと思います。

Pythonの関数を使ったプログラム

原因を特定するには

プログラムを実行すると、コードは上から下へ順番に実行されていきます。
そのため、どこでエラーが発生しているのかを特定するのが難しい場合があります。

上から下に流れていく

そこで、デバッガーの出番です!
デバッガーは、プログラムの実行を一時停止したり、変数の値を確認したりすることで、エラーの原因を特定するのに役立ちます。

デバッガーを設定して実行

それでは、実際にデバッガーを設定してデバッグをやってみましょう。

VS Codeには、デバッガーが標準で搭載されています。
CursorもVS Codeをベースにしているので、同じようにデバッガーを使うことができます。

デバッガーを使用するには、以下の手順に従います。

①左側のパネルにある「実行とデバッグ」アイコンをクリックします。

拡張機能のパネルから

②デバッグしたいファイルを開きます。

ファイルを選択

③「実行とデバッグ」ボタンをクリックします。

実行とデバッグ

④デバッグ環境を選択し、「デバッグの開始」ボタンをクリックします。

ターミナルでデバッグが始まる

プログラムが実行されると、デバッガーが起動します。
今回はエラーがないので最後まで流れました。

ブレークポイント

ブレークポイントとは、プログラムの実行を一時停止させたい箇所に設定するマーカーのことです。
実行する前に、左下の「ブレークポイント」のパネルから以下の設定をしておきましょう。

左下のパネルから / 真ん中にチェック

ブレークポイントを設定すると、プログラムの実行がその行に達したときに一時停止します。
変数の値を確認したり、コードをステップ実行したりすることで、エラーの原因を特定することができます!

ブレークポイントを活用したデバッグ

ブレークポイントを設定してプログラムを実行すると、変数やコードの状態を確認しながらデバッグを進めることができます。

設定・実行の手順は以下の通りです。

①左側のパネルから▶︎の再生ボタンをクリック

緑の▶︎ボタンをクリック

②表示される操作パネルでブレークポイントを設定

停止ボタンを押した箇所がブレークポイントになる
赤い丸で表示される

これだけで、ブレークポイントの設定と実行ができました。
実行した後は、ブレークポイントを一つずつ見ることができます。

ブレークポイントを詳しく見ることができる
  • 変数 : 変数ビューで、変数名とその値を確認できます。

  • マウスオーバー : 変数にマウスオーバーすると、その変数の値が表示されます。

  • ステップ実行 : ステップ実行ボタンを押すと、コードを1行ずつ実行できます。

わざとバグを作ってデバッグしてみよう

それでは、デバッグの手順を確認してみましょう。
まずは、わざとバグを作ってみます。

……が、CursorのAIアシストが優秀なので、バグを作ろうとするとすぐに修正してしまいます。
仕方がないので、「hoge(ほげ)」という存在しない変数を入れてわざとエラーを発生させてみました。
これで、デバッガーが「hoge」の箇所でプログラムの実行を停止するはずです。

「hoge」と入力

そしてデバッグを実行すると……
止まりました!

「hoge」で止まった

エラーメッセージが出て止まってくれました。
エラーの内容がよくわからなくても心配いりません。
AIに和訳して説明してもらいましょう!

AIに和訳してもらう
エラーの説明をしてくれた

AIの指示に従ってコードを修正します。
Cursorおなじみの機能、提案してくれたコードをワンクリックで実行してエラーを解消することができました!

[Accept]で修正を実行
ちゃんと修正されている

まとめ : デバッグも爆速で!

いかがでしたか?

今回は、Cursorを使ったデバッグ方法について解説しました。
デバッグもAIに任せられる時代になりましたね!

従来は、エラーコードを調べて、専門書やインターネットで解決策を探す必要がありましたが、Cursorを使うことでデバッグがより簡単に行えるようになりました。
初心者の方はデバッグのハードルを下げることができ、経験豊富な開発者にとってもCursorのデバッグ機能は強力なツールとなります。

動画では実践の内容をわかりやすく解説していますので、ぜひ動画で視聴して理解を深めてみてください。
🎬動画を見てみる 
📌YouTubeを覗いてみる

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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