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クラブミュージックでのデビュー
クラブミュージック、リリースまで
コナミに入社して間もない90年代初頭、テクノという新ジャンルが生まれ世界中で大きなうねりとなっていた。シーンを牽引していたレーベルの1つであるベルギー拠点のR&Sレコード。このフェラーリ跳ね馬マークがついてるレコードは全て買うようにしていたくらいにハマっていた。
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買い漁ったテクノ系のレコードにインスパイアされ、ゲーム音楽に「テクノ」の要素を取り入れるという使命を自ら架し「テクノ」と本名の「タケノウチ」を足して「テクノウチ」というHNでゲーム音楽を作って来た。
コナミを辞めSCEへ移籍した1996年。ゲームで音楽を鳴らす方法はチップ音源からCD-DA音源となり同時初音数や音源の容量などの制約から解き放たれた。ここでようやくシーケンサーを使いDTMするようになった。そういえばテクノって聴くばかりだったけれど自分で作ってみたらどうなるんだろう…。ゲームのために作るテクノっぽい要素を取り入れた「ゲーム音楽」、ではなく、クラブでDJが使うリスナー層がクラバーな本当の「テクノ」を作ってみよう。ということで試行錯誤しながら作りはじめました。
なんとかデモを仕上げたものの…当時はインターネットというものも普及しはじめた頃でどこにどうすればいいのかサッパリわからず。とりあえず大好きなR&Sレコードの裏に書いてある住所に国際郵便で送ってみることに…。数週間後、突然ファクシミリから跳ね馬マークが出て来た時は軽くパニックに(笑)
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I WANT TO RELEASE IT! (この曲をリリースしたい)とのことで大興奮したのを覚えています。 この後BRAND NEW DAYという曲を整えなおしてAfternoonという曲に仕上げました。+Morning、Evening、Nite、という3曲を作り、都会での1日をテーマにした「Brand New Day EP」として完成させました。
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そして遂に念願のR&Sからリリース出来る!!と思ったものの、サブレーベルのGENERATIONSというところからのリリースになっちゃいましたが。それでも専用のジャケットまでデザインしていただけて、翌年の1997年にリリースとなりました。
リスナーの感想コメント
以来、海外の方から沢山の嬉しい感想コメントを貰っています。
(以下、日本語に翻訳済)
https://www.discogs.com/ja/master/123048-Mr-YT-Brand-New-Day
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著名アーティストとの繋がり
このシングル収録曲【Afternoon】を、KERRI CHANDLERとJEREMY UNDERGROUNDがDJプレイしてくれてる映像も発見しました。
REI HARAKAMIさんも聴いてくれていたようです。
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リリース前のテストプレス盤は様々なDJに配布され、DERRICK MAYやLAURENT GARNIERなども絶賛してくれました。
またRON TRENTに会った時に本人から言われたのですが、彼も当時聴いてくれていたようです。
リマスター音源のリリース
1997年のリリースから20周年となる2017年に、Mr.YT名義のシングル3枚を集めリマスターされたアルバムもリリースされ新しいリスナー層に更に広まっていってるようで嬉しい限りです。