令和4年度の技術士第二次試験の申込み
こんにちは。
みなさん、技術士って知ってます?一般的にはマイナーな資格なのですが、文部科学省が認定するエンジニアの国家資格です。
取得した人は「科学技術に関する高度な知識、応用能力および高い技術者倫理を備えていること」が認められたことになります。取得して企業内で働く方もいれば、独立してコンサルタントとなる方もいらっしゃいます。この資格を持っていると、建設業界の入札で有利になるなどもあります。分野は幅広く、機械、建築、航空・宇宙、電気電子、応用理学、生物、森林・・・など21部門もあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%80%E8%A1%93%E5%A3%AB
そんな技術士の第2次試験試験は年1回だけ開催されます。まず筆記試験を合格し、その後口頭試験があります。7月に筆記試験を受けて、合格発表は11月、口頭試験は12~1月と長丁場の試験です。
今年度の技術士第2次試験の実施大綱が公開されました。申込期間は令和4年4月4日(月)から4月18日(月)です。
受験申込書の配布(日本技術士会のホームページからダウンロード)は4月1日(金)から開始されます。この受験申込書の書き方が合格のポイントであることをご存知でしょうか?申込書には「業務内容の詳細」の記載が求められます。これは口頭試験の合否を決める非常に重要な項目です。
僕は技術士の受験指導をしているのですが、せっかく筆記で受かったのに、口頭試験で落ちてしまった方も何人も見ております。筆記も含めて不合格になって相談に来た方の筆記試験の回答や申込書を拝見するのですが、不合格になった大きな理由は業務内容が精査されておらず、技術士として求められていることが描けていなかったからというのが多いです。
「業務内容の詳細の書き方」は、筆記試験での回答の仕方に共通するところがあり、この書き方を学ぶことで筆記試験も必然的に点数があがります。
僕はこれまでに「業務内容の詳細」の添削指導をしてきましたので、以下に取り組むべき3つのポイントを書きたいと思います。受験される方は、十分に時間をかけて推敲しましょう。
1.経歴の整理と、記載する業務内容の決定
ご自分の経歴を整理して、経歴の中からひとつ「業務内容の詳細」に書く業務を選ぶ必要があります。選ぶべき業務内容にもコツがあります。絶対守っていただきたいのが、「すでに仕事として完了している業務で振り返りができること」です。
2.文章の構成
選んだ業務において、クライアント(お客様)に対して制約条件の中で、複数の案の中からどのような考えのもと、最適案を提案したか?そしてどんな成果をあげることができたか?を明示にできるかが大切なポイントになります。
3.文章の推敲
業務内容の詳細文は十分に推敲されることをお奨めいたします。文章を推敲する場合、複数の人にぜひ見てもらうことは必要です。自分の主観だけで文章を書いてしまうと、他人が読むと理解できない箇所は必ずと言っていいほどあります。同じ意味の言葉を違う表現で書いたりしないことは基本中の基本です。Xと書いたらXと書きましょう。たまにX’になっていたりする方がいるので、XだったらXに揃えましょうねという指摘をします。
上記の3つについては、ほんの一部です。下記のリンク先で書き方のノウハウや添削サービスを行っています。ぜひご利用ください。お力になります。