【デジタルよろず相談】 知らないなんてもったいない? 画像の文字をまるごと検索・コピペする方法 (実は標準機能でOK!)
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『テクノ学び舎』でパソコン・スマホの悩みを解決。
デジタル案内人が丁寧にお手伝いします♬
こんにちは♬
『テクノ学び舎』のデジタル案内人、蓮風(れんぷう)です。
初代ファミコン世代で、長年コンピューターを使い込んできました。
アニメ制作やシステム開発、データ分析、飲食店の売上予測まで、様々な分野でPCの力をフル活用してきた経験があります。
今は“パソコン・スマホのお悩みを解決するよろず相談役”として、皆さんの暮らしや仕事がもっと便利になるよう、丁寧にお手伝いしています。
そんな自分から見て、もったいないなあ、と想うところがつねづね。
みなさま、なんらかの意味でご自身の専門を持っていらっしゃる。
たとえば、あなたが人文系の研究者だとします(わざと極端な例です)。
そしてMacユーザーだとします(このあとの話は大概、Windowsでも可能な時代です)。長年かけて、大量の資料をスキャンしてあるとします。
大量の書籍や論文を、わざわざ。
しかも、もともと紙の。
あなたのハードディスクのうえは、そのスキャン資料が大量のファイルに化けています。でも、それを活用できてない。
キーワード検索できない。
えっ、ほんとにそうですか?
たとえば、いま、あなたのハードディスクの上に、文章の映り込んでいるjpeg画像があるとします。OS標準の画像アプリで開いてください。macOSだったら“Preview”アプリです。そしてその文章のうえでマウスを使って「選択」を試みてください。
コピペできるはずです。
そう!
コピペできるんです。
ほかのワープロ・ソフトとかの上に。
実は、いまどきのmacOSは標準で、もし、その画像のなかに文字が入っていれば「文字認識機能」でデジタル・テキスト化しています。自動で。
もちろん、認識精度にはいますこし問題があって。
特に手書きはかなり難しいですが。
でも、誤字脱字「余字」があっても『大体は』デジタルのテキストに化けてしまうんです。
ということは、大雑把にでも『キーワード検索が効く』のです。
たとえば、これはわたしの持っている本の紙面を写真に撮ったものです。
たまたま今回は“Adobe Scan”という便利なスマホ・アプリを使いました。
スマホのカメラと写真アプリ「だけ」でも充分です。
Adobe Scanは撮りためた写真をひとつの.pdfファイルに仕立ててくれます。文字認識(OCR)に掛けたうえで。
実は写真画像の解像度や、照明による適切な明るさが重要です。
処理されたテキストを貼りますね。
どうですか。
あきらかに誤字脱字余字はあります。
でも、かなりの英単語がきちんと文字認識されてます。
ここでもうひとつのOS標準機能のご紹介を。
Spotlight検索(macOS)です(Windowsならば「エクスプローラー」の検索です)。
Spotlight検索の呼び出し方はご自身でネット検索して調べてください。
ちょっとショートカット・キーを押して検索窓を呼び出すだけで、ご自身のPC上のファイル、その検索可能な種類すべてから、キーワード検索できます。
たとえば、先ほどの文字認識の文章から目立った“actor” と検索します。
そうすると検索結果にネット上の記事や画像、そしてご自身のハードディスクのうえの“actor”が入っているファイル「すべて」が列挙されるのです。
つまり、もう、PCでファイルを管理すると、自動的にOSがその中身をチェックしてキーワード検索できる時代なんです!
すくなくとも文章ファイルや画像ファイル(.pdf 形式)は。
単なる写真画像でも標準アプリで開くと、そのあとにはテキストがコピペできる状態に。
そういう時代なんですよ。
『大雑把に』であれば。
ですから、ある程度の誤字脱字余字を覚悟していても適切なキーワードを思いつけば、かなりの確率で該当する文章を見つけられるのです。
どうですか?
参考になりましたか?
まずはお手元の写真画像で試してみては。
ぜひとも、あなたの生活と仕事にお役立てください♬