Twitter運用、相互フォロー運動について思うこと
こんばんは、フォロワー数超少ないてくのんです。
今、TwitterのDTM、創作界隈で所謂「相互フォロー運動」が起こっており、知らない方からフォローいただくことが突然増えました。今回は、相互フォローを呼び掛けてフォロワー数を増やすことについて、思うことを書いてみようと思います。
・相互フォロー運動について
以前ぼくの記事でも書きましたが、一般人のオリジナル曲というのは基本的に聴かれることはありません。
日本のアリとブラジルのアリが出会うくらいの確立でしか「誰かが自分の曲を見つけてくれる」ことは起こりえないんです。
なので、正攻法としては、どんな方法でもいいので、まず有名人になることが必要。そうなることでやっと「土俵に立てる」状態になります。そこで初めて曲の良し悪しの問題になるわけです。
現在ほとんどの人が土俵にすら上がれていない状況にあると思われます。上手い人も下手な人も、個々の発信力が弱すぎて認知されず、評価の対象にすらなっていないということです。
そこで、ぼくら集合してお互いに認知しあうことで、発信力の不足を補おうという考え方が提唱されます(ここまで大丈夫でしょうか)
・相互フォロー運動のメリット・デメリット
このやり方のメリットとしてまず考えられる事は、簡単に、手っ取り早くフォロワー数を稼げるということです。本来フォロワーを獲得するには、毎日コツコツと努力を続け、時間をかけて増やしてゆくものなのですが、こういった運動に乗っかるとあっという間にケタ違いの数字を稼ぐことができます。
デメリットとしては、エンゲージメント率が低下するということです。フォロワーのスポンジ化とでもいいましょうか。何千人とフォロワーがいるのに、実際曲を聴いてくれるのは10人未満で、感想をくれるのは1人いるかどうか、といったようなスカスカの状態を作ってしまうことになります。
ぼくも以前ボカロPをやっていたころ、こういった相互フォローを盛んに行い、フォロワー数を3000ほどまで増やしたことがあったのですが、曲を上げても初動で100再生も行かないとか大変お粗末なことになった経験があります。フォロワー100人台のころとほとんどなにも変わりませんでした。
エンゲージメント数が大事なのであり、フォロワー数は分かりやすい以外はあまり大切な数字ではありません。
・てくのんの考え
大事なのはフォロワー数ではなくエンゲージメント数。
ぼくら創作者たち個々の力ではどうしようもない状況になっているというのは日々ひしひしと感じます。
分散ではなく集合の体をとろう、という呼びかけ自体はそう間違っているとは思いません。ただ、ジャンルや表現の場の違いを超えて分かり合えるのかは分かりません。
音楽の上達より、先に有名になる方法を考えないといけない、という現状の構造は気持ち悪いと思うし、変えられるものなら変えたいと考えています。
以上になります、ここまで読んでいただきありがとうございました。